現在地:JATAホーム > JATAについて > JATAの動き > 「JATA経営フォーラム2010」開催報告

2010年2月16日開催

JATA経営フォーラム2010開催報告

2010年3月8日

平成22年2月16日(火)13:00より、東京・ロイヤルパークホテルにて「時流の変化を味方につけよう!自らのCHANGEでCHANCEを掴め!!」をテーマにJATA経営フォーラム2010が開催され、会員会社の経営幹部、管理職の方々、旅行関連関係者、プレスの方々合わせて270名の参加となりました。

主催者挨拶での「経営フォーラムを、反転攻勢の大きな第一歩というようにしたい」と金井 耿JATA会長の言葉に続き、来賓として登壇された溝畑宏観光庁長官は「観光によって大きく日本の景気経済を浮揚させるため、一緒になって戦っていただけるものと思っております」と参加した関係者を鼓舞、激励されました。

4つのスタディセッションとパネルディスカッションでは市場活性化、旅行需要促進のためのテーマやファクターを模索する登壇者、参加者の熱意が感じられました。


  • JATA経営フォーラム2010オープニング

  • 特別講演

  • パネルディスカッションの様子

13:00-13:20 主催者挨拶、来賓挨拶


金井 耿JATA会長

主催者挨拶 金井 耿JATA会長 (概要)

景気の動向は依然気になりますが、今年は内外にわたってたくさんの大型イベントがあり、成田国際空港の発着枠の拡大、羽田空港の本格的な国際化というように旅行マーケットにとってかなり強い追い風が期待できると思っています。

我々としても民の立場から観光庁と協同して観光立国推進基本計画の目標達成に向けて、国内と合わせインバウンド、アウトバウンド双方向の交流の拡大を図り、今年度を是非とも反転攻勢の年というように位置づけたいと考えます。

業界全体がなかなか出口の見えない厳しい状況の中にありますが、厳しければ厳しいほど明るいものを見つけ出す努力をしなければならない。その明るい方向に一歩でも確実に踏み出していくことが今、本当に大切なことだと思います。お客さまの旅行意欲を的確に捉えて、品質や価格を含めた旅行内容、流通プロセスの改革、CSの向上によって旅行の実現に結びつけていくことができれば、我々のビジネスは今なお、十分に発展の可能性を持っていることを示しているのだと思います。その実現のために我々自身が大きく変わっていくことが必要不可欠だと思います。そのような視点からも今日の経営フォーラムを、反転攻勢の大きな第一歩というようにしたいと切望しております。


溝畑 宏観光庁長官

来賓挨拶 溝畑 宏観光庁長官 (概要)

我々が行わなければならない仕事は、制度的な問題と国民の気分の問題。明るく旅して、出会い、感動し、興奮し、成長する。そして、昔の「坂の上の雲」のように世界を旅して大いに学び、人と出会う。こういう熱い空気をどのように作っていくか、これが我々の使命と思っております。

1つ目は、インバウンドは少子高齢化の中で内需を拡大していく上で、訪日外国人を増やしていく。それと並行して、アウトバウンドを増やす。観光庁を中心として関係省庁、地方自治体、民間の皆さん、NPO、個人の皆さんを巻き込んで、観光をビジネスとして浮揚させていくか、そのスキーム作りと突破力が我々の求めていることだと思っております。医療観光やスポーツ観光など様々な分野で観光のコンテンツを広げていくことを今、関係省庁と民間のみなさん一緒になって、開拓しております。開拓したものを観光ビジネスとして大きく拡大する、その時にぜひ、皆さまにお力添えいただきたい。これが2点目です。3点目は、休暇の分散化の問題。有給休暇の取得が年間50%も届いていない状況に加え、ゴールデンウィークに集中する旅行需要をどのように平準化していくかが課題です。4つ目は、精神的、教育的、高齢化、介護養護等を含め、旅が価値あることだということを徹底的に普及させていくこと。

観光によって大きく日本の景気経済を浮揚させるため、一緒になって戦っていただけるものと思っております。

13:20-14:50  特別講演


加来 耕三氏

加来 耕三氏(歴史家)
テーマ「歴史に学び、未来を読む」

加来氏は「どうすれば、歴史を長期的に仕事に生かすことができるが、大きなテーマ」と語り、立ち止まって考えることの重要性を強調しました。「未来の答えは必ず過去にある」という視点から、そこから勝つための戦略をまず立てることが必要と訴えました。

加来氏は、日本人に人気の歴史上の人物ベスト3の織田信長、坂本龍馬、諸葛孔明を例に、日本人は飛躍を遂げて大人物になったことに英雄の条件を見出しているが、そうした劇的な史実やなく、いずれの人物も英雄になる必然的な過程があったと解説しました。

加来氏は「過去を調べれば現在が分かり、未来の答えが見える。数年後の日本の姿はアメリカ現代史、その先の日本の変わるべき姿はイギリス現代史の中にある」とし、過去のケーススタディから学ぶことを提唱しました。

加来氏は、この歴史学的発想を現代のビジネスに活用し、新しい利益を生み出すには、「右手の法則、左手の原理」(物事の本質は表の右手よりも裏の左手にある。そして左右のバランスが大切)、「未発の発芽」(前兆に気づく)の2つの視点を決断する上で思い出してほしいと提案しました。

その上で、加来氏は、歴史学的な発想とともに、最も合理的な数字を経営に活かすこと。そして、すべての答えは過去にあるという観点から、混迷する現代であるからこそ、創業の理念に立ち返ることが重要だとし、そこに未来への予兆があると指摘しました。

15:05-15:55 スタディセッション


スタディセッションA

スタディセッションB

16:10-18:00 パネルディスカッション


パネルディスカッションE

パネルディスカッションG

18:10-19:30 意見交換会

旅行業経営委員会小嶋委員長の挨拶から意見交換会が始まりました。

「昨年来、私どもの業界は厳しい、大変辛い年でしたが、ここ最近のマーケットを見ると大分、好転してきたところもあります。特に法人営業、法人需要が戻ってきたという実感があります。金井会長がご挨拶で"反転攻勢"と言われたように、今年は明るい材料もたくさんあり、業界結束して頑張っていきたい」と、小嶋委員長。

乾杯の音頭をとった東 経営フォーラム部会長は「皆さまに本当に心から感謝を申し上げ、御礼とさせていただきたいと思います」と、登壇者、スタッフの労をねぎらいました。


  • 旅行業経営委員会
    東経営フォーラム部会長

  • 旅行業経営委員会
    小嶋委員長

  • なごやかに歓談

このページの先頭へ戻る