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第4回イベント(10月27日〜28日 ; 岩手県下閉伊郡、久慈市)実施報告

日本旅行業協会では2017年10月27日と28日の2日間にわたり岩手県下閉伊郡、久慈市で東北復興支援活動「JATAの道 プロジェクト」✽ の4回目となる活動を実施しました。

✽ 「JATAの道 プロジェクト」は、環境省が復興のシンボルとして、三陸復興国立公園内で整備している東北太平洋沿岸地域のロングトレイル「みちのく潮風トレイル」を活用しながら、観光による交流を活発にし、地域経済の振興を図ることを目的に、JATA会員会社が主体的に実地踏査等に取組む活動です。

実施日: 2017年(H29)10月27日(金)〜28日(土)
実施場所: 岩手県下閉伊郡岩泉町・田野畑村・普代村、久慈市
(「みちのく潮風トレイル」普代村南部〜田野畑村ルートを中心とした岩手県太平洋沿岸地域)
活動内容: 「みちのく潮風トレイル」体験ウォーキング、岩手県太平洋沿岸地域の視察、地元観光関係者とJATA会員会社との意見交換会
参加者: 77名(JATA役員・会員会社社員、プレス関係者など)
協力: 環境省、岩手県、田野畑村をはじめ地元関係者

スケジュール

月日 時間 行程
10月27日(金)   東京〜仙台〜盛岡
12:30 龍泉新洞科学館 見学
13:30 北山崎断崖クルーズ 乗船・視察
15:00 弁天崎 体験トレイルウォーキング
<「みちのく潮風トレイル」(普代村南部〜田野畑村ルート)を歩く>
16:30 三陸DMOセンター、久慈広域観光協議会より
岩手県太平洋沿岸観光のプレゼンテーション
18:30 地元観光関係者とJATA参加者との意見交換会(111名参加)
10月28日(土) 07:50 ホテル発
08:05 ハイペ海岸(津波石)見学
08:40 机浜番屋群での体験プログラム
(サッパ船アドベンチャーズ 乗船・視察、もしくは塩づくり体験視察)
10:30 北山浜〜北山崎 体験トレイルウォーキング
<「みちのく潮風トレイル」(普代村南部〜田野畑村ルート)を歩く>
12:50 国民宿舎くろさき荘着
14:00 三陸鉄道(普代駅〜久慈駅)乗車・視察
15:10 道の駅 くじやませ土風館 視察
  二戸〜仙台〜東京

10月27日〔1日目〕

龍泉新洞科学館

当日の天候は良かったものの、5日ほど前の台風の影響で龍泉洞内の水位があがり閉洞していたため、川を挟んで龍泉洞の向かいにある龍泉新洞科学館を見学。
洞窟そのままを科学館とした当館では、鍾乳洞の成り立ちや、洞内から発見された多数の土器や石器などの貴重な資料が展示されています。
今回のように、雨水が洞内の天井から雫として落ちるまでには時間差があり、当日の天気と関係なく洞内に雫が多い場合や閉洞されている場合もあり、留意する必要があります。

北山崎断崖クルーズ

200m級の断崖が続く三陸海岸の景勝を洋上から間近に眺められる遊覧船。1周約50分の就航中に、船上で販売されているうみねこパンで、ウミネコの餌付けもでき、体験型としての観光要素も兼ね備えます。(旅客定員:92名)

みちのく潮風トレイル” 弁天崎ウォーク(普代村南部〜田野畑村ルート)

海に突き出た弁天崎灯台を目指す約60分のコースを、地元ガイドのご案内のもと6班(約12名/班)に分かれて、実際に歩きました。
多少アップダウンのあるコースではありますが、森と海の両方を満喫でき、最後に弁天崎灯台から海を見下ろす絶景を楽しむことができます。
自然歩道のため、ガイドの方の存在が不可欠であり、人によって難易度に差が出るコースである、といった感想が参加者より寄せられました。

岩手県太平洋沿岸観光のプレゼンテーション

セミナー形式で、岩手県の太平洋沿岸観光の現状と取組みについて講演を行いました。
公益財団法人さんりく基金/三陸DMOセンターの観光プロデューサー 北田耕嗣氏からは、岩手県全体の震災後の現状や岩手県がもつ魅力をお話いただきました。
久慈広域観光協議会の貫牛(かんぎゅう)利一氏からは、「出し惜しみをしている場合ではなく、徹底的にサービスをすべき」という、三陸を舞台にしたドラマの出演者のセリフを引き合いに出し、地域が一丸となって取組む姿勢が紹介されました。


三陸DMOセンターの観光プロデューサー 北田耕嗣氏

意見交換会(ホテル羅賀荘)

石原弘田野畑村長をはじめ、岩手県や田野畑村などの各自治体、地元観光関係者ならびに環境省の総勢34名と参加者が、トレイルを通じた観光による復興支援や三陸の観光資源の魅力発掘・発信などに関して意見交換を行いました。

  • ホテル羅賀荘
    http://www.ragaso.jp/別ウインドウ
  • 主催者挨拶
    団長・国内旅行推進委員会 委員長 坂巻 伸昭JATA副会長
    震災を風化させてはならない「忘れない。伝える。人を送る」。継続するには地域と一体となることが不可欠であり、共に盛り上げていくことを約束すると、決意をあらたにしました。

  • 来賓挨拶
    田野畑村 石原 弘村長 外からの視点により、自分たちが気付かない地域の魅力を気付かせてもらい、我々はそれを磨いていくことが大事である、と観光産業に 期待を示されました。
  • 観光客向け用に、ストック(杖)を地元6市町村へ寄贈しました
    田野畑村の石原村長(右)坂巻JATA副会長(左)

10月28日〔2日目〕

ハイペ海岸(津波石)

  • 1億年以上前の地層や化石を間近で見学できるスポット。また、岸に打ち上げられた巨大な岩石は、蒸気機関車(80〜100トン)ほどの重さでありながら、震災の津波で約15m動いたとされ、津波の威力を感じさせる震災学習の要素も持ち合わせます。

机浜番屋群での体験プログラム

作業場や漁具置き場などの漁師の活動拠点である番屋が広がる机浜番屋群は、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選ばれた場所であり、津波により全てが流されてしまいましたが、平成26年12月に再建されました。
参加者は、机浜番屋群を拠点にした2つのプログラムから各自選択し、それぞれ体験しました。

  • ・サッパ船アドベンチャーズ
    地元の漁師の方が操縦する小型漁船に乗り、水しぶきを体感しながら、岸壁の近くまで見学でき、漁師の気分が味わえます。条件が揃えば日本版の青の洞窟を見学することもでき、観光船にはない臨場感のあるユニークな観光素材です。

  • ・塩づくり体験
    地元の方のレクチャーを受けながら、机浜をはじめとした三陸海岸一帯でかつて行われていた塩づくりを番屋で体験。海水を煮出し、なべ底にたまった塩を救い上げるなど塩作りの製法を一通り体験できるプログラムです。

“みちのく潮風トレイル” 北山崎〜北山浜(普代村南部〜田野畑村ルート)

参加者は、トレイルを実際に歩くコースと、浜辺を散策し展望台を見学するコースに分かれて踏査しました。

  • ・「トレイルウォーキング」コース
    北山崎展望台のメインの第一展望台からスタートし、眼下に海を望みながら森林浴ができる三陸ならではのコースです。整備された道ではありますが、階段が多くあり、約120分のウォーキング内容に、やや体力が必要であると、といった感想が参加者より寄せられました。


展望台から眺める海岸線

  • ・「散策」コース
    アワビやホヤなど海産物が打ち寄せられる浜辺をガイドの方の案内を受けながら見学しました。集めたコンブを背負う漁師にも遭遇し、景色のみならず地元の生活をうかがえ、印象深い内容であるという声が寄せられました。
    北山崎展望台は、第一から第三まであり、第一展望台は、駐車場から徒歩5分ほどの近くにあり、気軽に太平洋のダイナミックな景色を楽しむことができます。第二展望台は、第一展望台から350段ほどの階段を下ったところにあり、少々体力を必要としますが、大小さまざまな海蝕洞窟が眺望できる場所です。

NPO法人体験村・たのはたネットワーク
(1日目の体験ウォーキング〜2日目の机浜番屋群の各プログラム、体験ウォーキングのコーディネーター)

三陸鉄道


ドラマのシーンにも使われた久慈駅

  • 震災で被害を受け2014年4月に全線復旧をした三陸鉄道の定期列車に、北リアス線普代駅から久慈駅間に乗車。今回、80名が乗車するため1両増結していただいたが、インバウンドのお客さまも多く乗車されており、車内は満席となりました。
    車内ではオリジナル商品をカゴに入れ、乗務員が車内販売をされていたり、絶景ポイント箇所では、徐行運転や停車するなどして車窓からの景色を楽しめるようにと、様々な工夫がされています。三陸を舞台にしたドラマのシーンに使われた駅やスポットの解説など観光を意識した運転士による沿線ガイドなどもあり、観光列車としての利用価値があるとの感想が寄せられました。また、貸切列車も利用でき、人数やツアーの内容によっては、車両の貸での対応が望ましいケースもあるという意見もあがりました。

道の駅 くじやませ土風館 の視察

物産館「土の館」、観光交流センター「風の館」に分かれ、久慈のお土産品が販売、お祭りの山車が展示されています。
地元客、観光客双方が立ち寄れる場所となっており、到着時にゆるキャラ(恐竜)の出迎えなどもあり、ローカル色の雰囲気をもつ道の駅です。

参加者の声

以上

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