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JATAの道プロジェクト総括(2月24日、25日:宮城県名取市)実施報告

社会貢献活動として「みちのく潮風トレイル」をメインとした本企画は昨年度の第7回目実施(東松島地区)が最終回となりました。
本年度は、1日目にこれまで7年間のプロジェクト総括として宮城県名取市トレイルセンターを訪問、夕刻には総括として講演会を実施しました。 2日目には東北復興支援の観点から「東日本大震災原子力災害伝承館」を見学し、経済産業省・福島復興推進グループによる福島第一原子力発電所の廃炉の現状と語り部による福島県の復興の現状をご講演いただいた後、夜ノ森駅エリアを散策し、被災地の現状を視察しました。


 「JATAの道 プロジェクト」は、環境省が復興のシンボルとして、三陸復興国立公園内で整備している東北太平洋沿岸地域のロングトレイル「みちのく潮風トレイル」を活用しながら、観光による交流を活発にし、地域経済の振興を図ることを目的に、JATA会員会社が主体的に実地踏査等に取組む活動です。

  実 施 日 2022年2月24日(木)〜25日(金)
  実施場所 宮城県名取市、福島県双葉町・浪江町
「みちのく潮風トレイル」名取市を中心とした宮城県太平洋沿岸地域
  活動内容 会員会社による「みちのく潮風トレイル」を活用した商品造成の講演、地元関係者による「みちのく潮風トレイル」の紹介・被災地の現状の講演、体験ウォーキング、観光素材の視察
  参 加 者 51名(JATA役員・会員会社社員、環境省、観光庁、地元関係者など)
  協     力 環境省、経済産業省、観光庁、NPO法人みちのくトレイルクラブ、名取市をはじめ地元関係者
  参     考 福島12市町村を巡る宿泊バスツアーモデルコースハンドブックPDF (復興庁資料)

スケジュール

月  日 時  間 行  程
2月24日(木) 11:30 サッポロビール 仙台ビール園(昼食)
12:35 かわまちてらす閖上視察、体験トレイルウォーキング
13:30 名取トレイルセンター
15:30 ホテルニュー水戸屋着
16:20 シンポジウム・環境省・地元自治体からのプレゼンテーション
19:00 夕食会(48名参加)
2月25日(金) 09:00 ホテルニュー水戸屋発
11:00 東日本大震災原子力災害伝承館見学
12:20 国道6号線沿い大熊町夫沢付近より
車窓から福島第一原発トリチウム処理水タンクを遠望
12:30 富岡町・ホテル蓬人館(昼食)
13:10 経済産業省・大臣官房 福島復興推進グループ講演、富岡町 語り部の講和
13:50 夜ノ森駅エリアを中心とした富岡町被災地区の視察
14:50 道の駅なみえ 視察

2月24日(木)[1日目]

サッポロビール  仙台ビール園

かわまちてらす閖上視察〜名取トレイルセンター 体験トレイルウォーキング

かわまちてらす閖上は名取川の川辺に建ち、川辺の風景や太平洋を望む開放的な環境に位置している。生まれ変わった閖上のまちを照らし、川辺の憩いのテラスとなるよう願いが込められた、閖上の新しい商業施設。
また、本ルートは名取、仙台地区において、東日本大震災で最も多くの被害を出した地区である。
当日は名取市長の山田司郎様にご案内いただき、名取市震災復興伝承館を含め視察した。

✪ 参加者の声

  • 気候がよいときに仙台空港から半日かけて歩いたらまた違った印象になったと思う。近くの学校と連携することで教育旅行のコンテンツにできる可能性を感じた。
  • 景色が単調のため、船に乗る、グルメ、ガイドの案内を受けるなど歩くだけでないことが必要。
  • トレイル初心者の方にリピートしてもらうような施策やプチイベント(地元の方のにぎやかし)の施策が欲しい。
  • 団体向けに販売する場合、一般受け商品ではないので、ターゲットを絞り込む必要がある。
  • 登山などのツアーと同様に安全管理、天候に応じた準備とスキルを持ったガイドが必要である。
  • 公共交通機関だと行きにくい。

名取トレイルセンター

名取トレイルセンターは、みちのく潮風トレイルを歩く上で必要な情報や、「ロングトレイル」と「歩く文化」を発信する施設。また、トレイルを歩くハイカーや地域住民、観光で来館された方々がくつろぎ、交流できる空間を提供している。センター内では、トレイル沿線の情報を展示した巨大パネルを見ることができる。

✪ 参加者の声

  • トレイル未経験者、初心者へ向けの広報活動が必要だと思う。
  • 施設は素晴らしいので、震災と絡めて説明できる人や仙台空港を含めた周辺施設を含めたルート造成が必要。
  • トレイルセンターとしての商品造成であれば、現在整備中の芝生が出来たら、キャンプandイベントでの商品造成はしてみたい。
  • 資料や映像が揃っており、ここを起点にトレイルの準備や確認も出来ると感じた。
  • 区間ごとの難易度レベル、宿泊事情、トイレ事情など、初心者向けにもツアー造成が可能な情報の整備を求めたい。また、さまざまな種類の地図やガイドがサイズもバラバラに展開されているため統一した方がいい。
  • 潮風トレイルの地図に、3.11伝承ロードに記載されている伝承施設がプロットされているとより分かりやすい。

ホテルニュー水戸屋

シンポジウム

原副会長のご挨拶に続き、東北運輸局・鈴木邦夫観光部長、NPO法人みちのくトレイルクラブ・加藤正芳理事のご挨拶より始まった。
シンポジウムではトレッキングの魅力、「みちのく潮風トレイル」の魅力と旅行会社への期待を語っていただき、会員会社3社による「みちのく潮風トレイル」を活用した商品造成についてご講演いただいた。

【ご講演】

  • みちのく潮風トレイル」について
    環境省 東北地方環境事務所  所長 中山 隆治 氏
  • みちのく潮風トレイルの魅力」について
    NPO法人みちのくトレイルクラブ  事務局長・常務理事 相澤 久美 氏
  • 「みちのく潮風トレイル」企画商品のご紹介
    クラブツーリズム株式会社  テーマ旅行部 スポーツ旅行センター
    ハイキングチーム 伊藤 翔一 氏
  • みちのく潮風トレイル」今後の企画商品造成について
    株式会社読売旅行  商品企画本部 テーマ旅行企画グループ
    部次長兼グループ長 松下 雅信 氏
  • 「みちのく潮風トレイル」 教育旅行の視点から
    株式会社日本旅行東北  取締役営業部部長 坂井 琢也 氏

【まとめ】

  • 宮城大学  教授 小沢 晴司 氏

夕食会

新型コロナウイルス感染症拡大対策を施すため、例年とは異なり食事会を開催しました。

2月25日(金)〔2日目〕

東日本大震災原子力災害伝承館

2020年9月20日にオープン。世界初の甚大な複合災害の記録と教訓を将来にわたり伝え、世界との共有を目指して設立。福島に心を寄せる人々や団体と連携し、地域コミュニティや文化・伝統の再生、復興を担う人材の育成等による「復興の加速化への寄与」を目的としている。

✪ 参加者の声

  • 最初のビデオプレゼンをもっと充実していたらよかった。
  • 周辺の町から感じることができる「知られざる復興の遠い道のり」を肌で感じることができる施設である。館内のところどころでご案内はあるものの、ツアーで案内する場合は、ペースメークも含め案内同行が望ましい。資料の見方や見方も掴みづらいところがあった。
  • 避難勧告が出ている地区が近いので、学生に向けた提案は現段階では困難かと思う。安全に施設を見学できるか安全性を示す指標が明確に分かれば、ツアーに組み込みたい施設だと感じた。
  • あの日何があったのかは、現地を訪れないと理解はできないと思います。大熊・双葉・富岡など現在はまだ無人の街並みの雰囲気も併せてアピールできれば良いと思います。
  • エリア東京の防災体験ゾーン『TOKYO直下72hTOUR』のような疑似体験の学習ができる仕掛けがあると、修学旅行や社会科見学にも有効。
  • 東日本大震災未体験の海外からの視察や訪日誘致には地震体験車も必要。映画Fukushima50の30分程度のダイジェスト版を上映→展示見学→疑似体験ゾーン→防災グッズショップという導線があるとよい。

国道6号線沿い大熊町夫沢付近より車窓から福島第一原発トリチウム処理水タンクを遠望。

経済産業省・大臣官房 福島復興推進グループ 講演、富岡町語り部の講和

【担当者名】より「福島第一原発の廃炉の現状」と題して、福島第一原子力発電所の現状と周辺への影響をご講演いただき、NPO法人富岡町3・11を語る会【担当者名】より富岡町の現状を口演いただきました。

夜ノ森駅エリアを中心とした富岡町被災地区の視察

夜ノ森駅は福島第一原発事故により周辺が帰還困難区域内に指定され立ち入れない状況になり、旧駅舎は除染のため平成31年1月に解体。そして橋上駅舎に改築され、令和2年3月14日の営業再開と同時に使用開始された。

道の駅なみえ

以  上

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