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JATAニュースリリース

JATA旅行市場動向調査海外・国内(2012年6月期)

2012年6月27日

海外旅行DI、5年9ヶ月ぶりに総合プラスに。
国内旅行も前回見通しを上回り、震災前を超える水準に。
海外:4四半期連続の上昇、4方面でDIプラスに。
国内:東京がDIプラスに転じて牽引、東北も震災前の水準に近づく。

海外旅行全般の業況について

現況は4四半期連続で上昇し、5年9ヶ月ぶりにプラスに(+4)。
前期調査見通し(−7)を11ポイント上回り、確実な手応え。
3ヵ月後は現況の維持を見込む。

現況:長距離全般指数は依然マイナスも上昇傾向、近距離のアジア方面も好調を維持、中国にも上昇傾向。

(コメント)

  • 昨年の震災影響による旅行自粛ムードからの解放感がある。(リテーラー2)
  • 昨年の震災、放射能漏れと事件が続きましたが今年は平穏に3月も終わり昨年海外旅行を控えた方々が動き始めたきらいがある。円高は続いており海外旅行には追い風だが相変わらず燃油高の問題が今ひとつのブレーキになっている。(リテーラー2)
  • BTM(業務系渡航)は、海外ビジネスに引っ張られて好調。一般顧客向けパッケージ旅行も悪くはない(インハウス)
  • 海外旅行全般は3ヵ月前(1〜3月)より13ポイント改善し、+4。

3ヵ月後(7〜9月)の見通し:現況のプラスを維持。波乱要因はユーロ危機と燃油高騰。

(コメント)

  • 円高や燃油サーチャージ、新規参入航空など今後の見通しは不透明であるが、その波は影響するものの全体的に大きな変化ないと判断する。(総合旅行会社)
  • 例年に比べ7月〜9月のファミリー層の海外旅行申込みが早く、出足も早い。(リテーラー2)
  • 外的環境(円高ドル安、ユーロ安)に大きな変化が見られないだろうとの予測、2〜3ヶ月後に出発されるお客様の動向に、大きな変化が見られないこと。(インハウス)
  • 3ヵ月後(7〜9月)は1ポイント改善し、+5。

総合

震災から一年以上が経過し、影響はほぼなくなったが、タイの水害からの復興や円高による企業の海外進出などによるプラスの影響を指摘する声も。円高も一定のレベルで安定しており、近距離方面は好調が維持され、燃油高騰の影響が懸念される長距離方面についても、大きく改善がみられた。3ヵ月後については現況から大きな変化はないものの、ヨーロッパを中心に長距離方面のさらなる伸びには慎重な見方。

(単位:DI)

  2年前
(4-6月)
1年半前
(10-12月)
1年3ヵ月前
(1-3月)
1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
海外旅行全般 -30 -16 -15 -64 -20 -11 -9 4 5
-7(

※は2012年3月期調査見通し数値

  1年半前
(10-12月)
1年3ヵ月前
(1-3月)
1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
総合旅行会社 14 -6 -72 10 16 11 10 7
海外旅行
ホールセラー
0 -4 -78 -41 -8 0 -12 7
海外旅行系
旅行会社
-7 0 -45 7 -23 -34 11 16
リテーラー1 8 -23 -81 8 11 0 47 16
リテーラー2 -39 -26 -65 -33 -25 -13 -7 -2
インハウス 2 2 -43 -19 -6 -10 16 12

海外旅行の需要動向(方面別)

現況はヨーロッパが23ポイント上昇して+2へ、アメリカ・カナダ、中国も大幅に上昇。
ミクロネシアが8ポイント減少し、南半球のオセアニアは微減。
3ヵ月後は、概ね現況維持もヨーロッパと韓国に懸念。

  • 現況は3ヵ月前(1〜3月)に比べ、ヨーロッパが23ポイント増、アメリカ・カナダが18ポイント増、中国も16ポイント増と二桁上昇が3方面。好調なアジアがさらに2ポイント上昇して横ばいだった韓国とDI値+22で並び、ハワイも1ポイント上昇。下落はミクロネシア(8ポイント減)とオセアニア(2ポイント減)のみ。
  • 3ヵ月後(7〜9月)は、現況が大幅に上昇したヨーロッパ(3ポイント減)とアメリカ・カナダ(1ポイント減)、好調な韓国(2ポイント減)で下降。夏を迎え、ミクロネシア(8ポイント増)やハワイ(4ポイント増)で上昇を見込むほか、オセアニア(3ポイント増)、アジア(2ポイント増)、中国(2ポイント増)でも僅かに上昇の見通し。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
ハワイ -46 -7 -8 -1 0 4
アメリカ・カナダ -62 -38 -34 -41 -23 -22
ヨーロッパ -42 -12 -16 -21 2 -1
オセアニア -69 -60 -54 -46 -48 -45
ミクロネシア -65 -32 -32 -22 -30 -22
中国 -55 -39 -26 -25 -9 -7
アジア -38 10 12 20 22 24
(うち 韓国) -32 12 26 22 22 20

海外旅行の需要動向(顧客層別)

現況は商用・視察が28ポイント増、シニアも16ポイント増でともにDIがプラスに転じたほか、
前回顕著に上昇した学生を除く全ての顧客層で上昇。
3ヵ月後は学生、OL、ファミリーで上昇、シニアのDIはプラスを維持。

  • 現況は3ヵ月前(1〜3月)に比べ、商用・視察が28ポイント増と大きく上昇して、シニアとともにDIがプラスに転じたほか、11ポイント減少した学生を除いて全ての顧客層で上昇が見られた。
  • 3ヵ月後(7〜9月)は、夏季を迎え、ファミリーの12ポイント増を筆頭に学生、OLの動きに期待が高まるほかは、商用・視察、インセンティブ、シニア、ハネムーンなどで僅かに下降を見込む。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
ハネムーン -45 -25 -24 -29 -24 -25
ファミリー -70 -24 -30 -29 -20 -8
OL -62 -29 -34 -30 -26 -21
学生 -74 -49 -57 -27 -38 -30
シニア(※) -54 -11 -8 -7 9 7
インセンティブ(※※) -79 -58 -40 -38 -23 -26
商用・視察 -57 -29 -18 -26 2 -1

※「シニア」:60歳以上の顧客
※※「インセンティブ」:企業・団体等が従業員への報奨として提供する旅行

国内旅行全般の業況について

現況は前回見通し(−16)を大きく上回り、22ポイント増加して上昇(−2)。
DIは2008年9月以来のマイナス一桁へ。
3ヵ月後も現状を維持。

現況:東京と団体が牽引し、前回見通しを大幅に超過して上昇。東北も震災前の水準に近づく。

(コメント)

  • 社員旅行などインセンティブが回復の模様。(インハウス)
  • 今年の気候も良かったのかゴールデンウイーク前後の桜前線、動きが目立った。(海外旅行系旅行会社)
  • 春休み、GWともに、例年に比べファミリー旅行の受注が多かった。夏の旅行についても同様の傾向で多くの受注をいただいている。(インハウス)
  • 国内旅行全般は3ヵ月前(1〜3月)より22ポイント上昇し、−2。

3ヵ月後(7〜9月)の見通し:現況の大幅上昇の反動もみられるるものの、夏季を迎え東日本や沖縄に期待。

(コメント)

  • 震災による影響も一段落して、今後は復活していくと思います。(リテーラー2)
  • スカイツリー効果で夏季旅行が拡大。ただし、西日本からの入り込みが不透明。(総合旅行会社)
  • 沖縄、北海道方面のロング商品の申し込み出足が早まっている。(リテーラー2)
  • 3ヵ月後(7〜9月)は1ポイント上昇し、−1。

総合

期待されていた東京スカイツリー開業など新しい観光名所のオープンが現実のものとなり、東日本を中心にDIが大きく上昇、顧客層別ではシニアのDIが大きくプラス(+14)となり、団体にも動きがみられた。3ヵ月後は、北海道や沖縄、ファミリーの動きに期待が高まる一方、九州など西日本の一部で減少を見込むが、総じて現況が維持される見込み。LCC就航への期待と不安、関越道バス事故の影響を懸念する声も聞かれた。

(単位:DI)

  2年前
(4-6月)
1年半前
(10-12月)
1年3ヵ月前
(1-3月)
1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
国内旅行全般 -28 -19 -32 -73 -37 -14 -24 -2 -1
-16(

※は2012年3月期調査見通し数値

  1年半前
(10-12月)
1年3ヵ月前
(1-3月)
1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
総合旅行会社 -14 -18 -89 -35 10 -16 10 18
国内旅行
ホールセラー
-34 -36 -85 -11 -12 -11 9 0
リテーラー1 -41 -52 -85 -45 -19 -27 0 -6
リテーラー2 -18 -46 -76 -41 -19 -34 -10 -10
インハウス -9 -9 -49 -28 -10 -13 0 2

国内旅行の需要動向(方面別)

現況は甲信越(1ポイント減)を除き、全方面で上昇。
東京は、DIがプラスに転じる。
3ヵ月後は総じて上昇を見込むものの、九州などで下降を見込む。

  • 現況は3ヵ月前(1〜3月)に比べ、北海道(20ポイント増)、東北(20ポイント増)、東京(17ポイント増)、京阪神(11ポイント増)などと2桁上昇した地域も多く、東日本を中心に大幅に上昇した。甲信越のみ微減(1ポイント減)
  • 3ヵ月後(7〜9月)は、北海道(14ポイント増)、奄美・沖縄(6ポイント増)、東北(5ポイント増)、甲信越(5ポイント増)、東京(5ポイント増)など東日本を中心に夏季の継続的な上昇を見込む。九州(8ポイント減)、近畿(3ポイント減)、京阪神(2ポイント減)など西日本で下降を見込むが、総じて現状維持ないしは微増の見通し。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
北海道 -59 -14 -25 -37 -17 -3
東北 -91 -74 -62 -58 -38 -33
東京〈含横浜・浦安〉 -71 -51 -24 -8 9 14
関東 -75 -56 -38 -27 -18 -15
甲信越 -65 -35 -34 -29 -30 -25
静岡〈含伊豆〉 -66 -46 -31 -30 -26 -25
愛知・岐阜・三重 -52 -34 -28 -30 -28 -30
北陸 -54 -37 -34 -41 -33 -33
京阪神 -38 -14 1 -12 -1 -3
近畿 -40 -14 -13 -21 -12 -15
山陽・四国 -45 -22 -19 -21 -20 -21
山陰 -52 -29 -26 -40 -33 -30
九州 -32 -2 3 -4 -1 -9
奄美・沖縄 -32 1 -6 -10 -7 -1

国内旅行の需要動向(団体旅行)

  • 現況は3ヵ月前(1〜3月)に比べ、DIは依然マイナスのままだが、全ての団体で19ポイント以上の上昇があった。サークル・懇親(22ポイント増)、招待・報奨(20ポイント増)、教育(20ポイント増)、職場(19ポイント増)。
  • 3ヵ月後(7〜9月)は、夏季にはいり、教育を中心に全ての団体旅行で若干の下降見通し。教育(10ポイント減)、職場(4ポイント減)、サークル・懇親(2ポイント減)、招待・報奨(1ポイント減)。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
招待・報奨 -86 -69 -50 -50 -30 -31
職場 -81 -61 -45 -48 -29 -33
サークル・親睦 -66 -44 -28 -37 -15 -17
教育 -47 -34 -18 -31 -11 -21

国内旅行の需要動向(個人観光旅行)

  • 現況は3ヵ月前(1〜3月)に比べ、全ての層で10ポイント以上の大幅上昇。シニア(15ポイント増)はDIがプラスに。ファミリーが13ポイント増、OLも10ポイント増。
  • 3ヵ月後(7〜9月)は、ファミリー(8ポイント増)に期待が集まり、OLは2ポイントの微増、シニアは5ポイントの減少を見込むもののDIはブラスを維持。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
OL -64 -41 -39 -35 -25 -23
ファミリー -70 -21 -27 -27 -14 -6
シニア(※) -57 -12 0 -1 14 9

※「シニア」:60歳以上の顧客

旅行市場動向調査について

一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)では、E-mail会員各社へ調査モニターへの登録を依頼し、登録のあった624社を対象として、四半期ごとに「旅行市場動向調査」を実施し、その結果を発表しております。

「旅行市場動向調査」は、現況・先行き(3ヵ月後)についてのアンケートを実施し、旅行市場の動向を把握することを目的としております。
調査では各質問事項に対し「良い」「普通」「悪い」「取り扱っていない」で評価を求め、回答数から「取り扱っていない」(無回答を含む)への回答を除いたものを母数として各回答のシェアを算出し、「良い」を選んだ割合(%)から「悪い」を選んだ割合(%)を引いて、「DI」(=Diffusion Index ディフュージョン・インデックス)という景気動向指数に加工して発表しています。
DI値の範囲は、全て良い(100)から、全て悪い(−100)の間の評価となります。

調査概要

調査地域
:全国
調査対象
:JATA会員各社の経営者など
調査方法
:インターネット調査
調査期間
:2012年5月15日(火)〜5月30日(水)
設定数
:624社
回収数
:321社
回収率
:51.4%

業態別区分について

「旅行市場動向調査」では、各業況を業態別に分析しています。
各業態の定義と今回調査での回答件数は下記の表の通りとなっています。

業態名 定義 件数
総合旅行会社 全国にネットワークを持ち、全分野に商品を持つ大規模な旅行会社 32
海外旅行ホールセラー 海外旅行を専業とするホールセラー会社 27
海外旅行系旅行会社 旅行業の取扱額が50億円以上で、うち海外旅行の取扱額が80%以上の旅行会社 18
国内旅行ホールセラー 国内旅行を専業とするホールセラー会社 11
リテーラー1 上記以外で旅行業の取扱額が30億円以上の旅行会社 20
リテーラー2 上記以外で旅行業の取扱額が30億円未満の旅行会社 153
インハウス 親会社の業務渡航などを中心に行っている旅行会社 60

この資料に関するお問い合わせ

JATA広報グループ
  • TEL (03)3592-1244

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