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JATAニュースリリース

JATA旅行市場動向調査海外・国内(2012年12月期)

2012年12月21日

好調が続いた海外旅行DIは減少後、緩やかに持ち直しへ。
国内旅行は前回見通しを維持。
海外:5期連続の上昇後、DIはマイナスに転じ、その後緩やかに回復。
国内:団体の減少傾向があるものの、海外旅行からの需要がシフトし、前回見通しを維持。

海外旅行全般の業況について

現況は、1年3ヶ月ぶりに下落。
3ヵ月後は、不透明感があるものの、緩やかな回復へ向かう見込み。

現況(10月〜12月):ハワイはDIプラスを維持。オセアニアは緩やかだが回復を継続。

  • 韓国、中国の伸びが低迷している。現状はハワイ、ヨーロッパなどのロング方面は順調に推移しているが、先行きに不透明感がある。(総合旅行会社)
  • 今年の正月休みカレンダーの並びがいい。(海外旅行ホールセラー)
  • 東日本大震災後1年半が過ぎ、職場旅行や海外出張等震災前の状況に戻ってきているが、中国、韓国方面が厳しい現状。(リテーラー2)
  • 海外旅行全般は3ヵ月前(7〜9月)より37ポイント減少し、-30。

3ヵ月後(1〜3月)の見通し:全体として緩やかな回復を見込む。

  • 現段階では、中国、韓国の影響があるが、韓国に関しては戻りつつある。卒業旅行シーズンも近く、市場が動くと考えられるため(総合旅行会社)
  • 間際化が顕著な為まだはっきりしない。(海外旅行ホールセラー)
  • 国内外の景気の動向が不透明で旅行業へのインパクトが読めないため。(リテーラー1)
  • 3ヵ月後(1〜3月)は3ポイント改善し、-27。

総合

全般に下落を見込んでいたものの、中国、韓国の大幅減を受け、前回見通しを24ポイント下回って-30へ。現況は全般に低下傾向だったが、ミクロネシア、オセアニアのみ上昇した。
3ヶ月後は底を打って緩やかに回復に転じる見込み。

(単位:DI)

  2年前
(10-12月)
1年半前
(4-6月)
1年3ヵ月前
(7-9月)
1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
海外旅行全般 -16 -64 -20 -11 -9 4 7 -30 -27
-6(

※は2012年9月期調査見通し数値

  1年半前
(4-6月)
1年3ヵ月前
(7-9月)
1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
総合旅行会社 -72 10 16 11 10 25 -43 -19
海外旅行
ホールセラー
-78 -41 -8 0 -12 -6 -44 -40
海外旅行系
旅行会社
-45 7 -23 -34 11 5 -20 -7
リテーラー1 -81 8 11 0 47 13 -26 -23
リテーラー2 -65 -33 -25 -13 -7 0 -29 -27
インハウス -43 -19 -6 -10 16 19 -23 -31

海外旅行の需要動向(方面別)

現況はオセアニア、ミクロネシアの二方面が連続して改善も、
その他方面は下落して、ハワイのみプラスを維持。
3ヵ月後は全般的に緩やかに改善を見込む。

  • 現況は3ヵ月前(7〜9月)に比べ、韓国の78ポイント減を筆頭に、中国が75ポイント減、アジアが42ポイント減、ヨーロッパが18ポイント減、ハワイが10ポイント減、アメリカ・カナダが5ポイント減と6方面で減少。ハワイのみプラスを維持。一方増加はオセアニア、ミクロネシアの2ポイント増の2方面にとどまる。
  • 3ヵ月後(1〜3月)は、唯一プラスを維持しているハワイで1ポイント減。ヨーロッパで現状維持のほかは、6方面で増加。韓国が14ポイント増、オセアニア、中国が6ポイント増、アジアが4ポイント増、アメリカ・カナダが3ポイント増、ミクロネシアが2ポイント増。

(単位:DI)

  1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
ハワイ -8 -1 0 13 3 2
アメリカ・カナダ -34 -41 -23 -19 -24 -21
ヨーロッパ -16 -21 2 5 -13 -13
オセアニア -54 -46 -48 -40 -38 -32
ミクロネシア -32 -22 -30 -22 -20 -18
中国 -26 -25 -9 -12 -87 -81
アジア 12 20 22 23 -19 -15
(うち 韓国) 26 22 22 12 -66 -52

海外旅行の需要動向(顧客層別)

現況は、夏を終えてファミリーを筆頭に二桁の減少、
ハネムーンのみ2ポイント増で安定感。
3ヵ月後は、学生が17ポイント増加で期待感を示す。

  • 現況は3ヵ月前(7〜9月)に比べ、ハネムーンが2ポイント増加した以外は、ファミリーが32ポイント減、商用・視察が30ポイント減、インセンティブが24ポイント減、シニアが23ポイント減、OLが19ポイント減、学生が16ポイント減と2桁減少した。
  • 3ヵ月後(1〜3月)は、ハネムーン(3ポイント減)、商用・視察(現状維持)を除き、ファミリー(1ポイント増)、OL(3ポイント増)、シニア(4ポイント増)、インセンティブ(5ポイント増)がそれぞれ微増、とりわけ学生の17ポイント増が目を引く。

(単位:DI)

  1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
ハネムーン -24 -29 -24 -30 -28 -31
ファミリー -30 -29 -20 -1 -33 -32
OL -34 -30 -26 -24 -43 -40
学生 -57 -27 -38 -37 -53 -36
シニア(※) -8 -7 9 8 -15 -11
インセンティブ(※※) -40 -38 -23 -22 -46 -41
商用・視察 -18 -26 2 -4 -34 -34

※「シニア」:60歳以上の顧客
※※「インセンティブ」:企業・団体等が従業員への報奨として提供する旅行

国内旅行全般の業況について

現況は前回見通しと変化はないものの微減。
東京、関東、京阪神、近畿など二大都市圏と豪雨の影響から回復がみられた九州で改善。
3ヵ月後の見通しは弱含み。

現況(10月〜12月):大都市圏と豪雨の影響から回復した九州で改善がみられた。

  • 中国や韓国といった近場の海外旅行客が国内にシフトしている。(総合旅行会社)
  • 関東エリアを中心にスカイツリー効果がまだ顕著(総合旅行会社)
  • 相変わらずディズニーとスカイツリーに引っ張られている状況で、宿泊客が伸び悩んでいる状況が続いている。(リテーラー1)
  • 国内旅行全般は3ヵ月前(7〜9月)より3ポイント下落し、-7。

3ヵ月後(1〜3月)の見通し:総じて弱含むものの、東京はプラスを維持する見込み。

  • 東京方面を中心に販売が好調で、1〜3月もアジアから国内へのシフトが見込める。(総合旅行会社)
  • 例年早い出足の北海道スキー等の新規受注が低迷している。(リテーラー2)
  • 1月〜3月については、例年通り、動きが遅いため。(リテーラー2)
  • 3ヵ月後(1〜3月)は11ポイント下落し、-18。

総合

東京のDIは6四半期連続での上昇で(+18)へ。良いと回答した会社からは、中国、韓国の海外旅行からのシフトを指摘する声も。3ヵ月後は、静岡、愛知・岐阜・三重、奄美・沖縄を除いて減少。

(単位:DI)

  2年前
(10-12月)
1年半前
(4-6月)
1年3ヵ月前
(7-9月)
1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
国内旅行全般 -19 -73 -37 -14 -24 -2 -4 -7 -18
-7(

※は2012年9月期調査見通し数値

  1年半前
(4-6月)
1年3ヵ月前
(7-9月)
1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
総合旅行会社 -89 -35 10 -16 10 7 9 -6
国内旅行
ホールセラー
-85 -11 -12 -11 9 -38 -22 0
リテーラー1 -85 -45 -19 -27 0 14 -35 -35
リテーラー2 -76 -41 -19 -34 -10 -15 -7 -27
インハウス -49 -28 -10 -13 0 12 -2 -10

国内旅行の需要動向(方面別)

現況は東京が続伸してプラスを維持。
東高西低の傾向は継続、二大都市圏が強含み。
3ヵ月後は総じて微減。

  • 現況は3ヵ月前(7〜9月)に比べ、増加は関東、豪雨からの回復途上の九州(4ポイント増)のほか東京、京阪神、近畿(3ポイント増)の5方面。減少は、北海道(23ポイント減)を筆頭に、奄美・沖縄(9ポイント減)、北陸(8ポイント減)、愛知・岐阜・三重(6ポイント減)など8方面。
  • 3ヵ月後(1〜3月)は、増加は愛知・岐阜・三重(3ポイント増)、静岡(2ポイント増)、奄美・沖縄(1ポイント)の3方面。減少は、東北(13ポイント減)を筆頭に京阪神(11ポイント減)、東京(9ポイント減)、関東、近畿(7ポイント減)など10方面。北海道は増減なし。

(単位:DI)

  1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
北海道 -25 -37 -17 -1 -24 -24
東北 -62 -58 -38 -22 -25 -38
東京〈含横浜・浦安〉 -24 -8 9 15 18 9
関東 -38 -27 -18 -10 -6 -13
甲信越 -34 -29 -30 -20 -23 -29
静岡〈含伊豆〉 -31 -30 -26 -27 -31 -29
愛知・岐阜・三重 -28 -30 -28 -26 -32 -29
北陸 -34 -41 -33 -25 -33 -37
京阪神 1 -12 -1 -11 -8 -19
近畿 -13 -21 -12 -22 -19 -26
山陽・四国 -19 -21 -20 -23 -28 -31
山陰 -26 -40 -33 -33 -33 -38
九州 3 -4 -1 -16 -12 -14
奄美・沖縄 -6 -10 -7 -1 -10 -9

国内旅行の需要動向(団体旅行)

  • 現況は3ヵ月前(7〜9月)に比べ、サークル・親睦(2ポイント増)で増加。招待・報奨(8ポイント減)、職場、教育(4ポイント減)で減少。
  • 3ヵ月後(1〜3月)は、現況で伸びたサークル・親睦(10ポイント減)を筆頭に全ての領域で低下。職場(9ポイント減)、招待・報奨、教育(5ポイント減)。

(単位:DI)

  1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
招待・報奨 -50 -50 -30 -22 -30 -35
職場 -45 -48 -29 -22 -26 -35
サークル・親睦 -28 -37 -15 -16 -14 -24
教育 -18 -31 -11 -13 -17 -22

国内旅行の需要動向(個人観光旅行)

  • 現況は3ヵ月前(7〜9月)に比べ、シニアはプラスを維持したものの、夏季の主役だったファミリー(28ポイント減)をはじめ、シニア(7ポイント減)、OL(6ポイント減)も減少。
  • 3ヵ月後(1〜3月)は、大きな変化はなない見込み。シニアはプラスを維持する。ファミリー(2ポイント増)、シニア(3ポイント減)、OL(1ポイント減)。

(単位:DI)

  1年前
(10-12月)
9ヵ月前
(1-3月)
6ヵ月前
(4-6月)
3ヵ月前
(7-9月)
現況
(10-12月)
3ヵ月後
(1-3月)
OL -39 -35 -25 -23 -29 -30
ファミリー -27 -27 -14 0 -28 -26
シニア(※) 0 -1 14 13 6 3

※「シニア」:60歳以上の顧客

旅行市場動向調査について

一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)では、E-mail会員各社へ調査モニターへの登録を依頼し、登録のあった602社を対象として、四半期ごとに「旅行市場動向調査」を実施し、その結果を発表しております。

「旅行市場動向調査」は、現況・先行き(3ヵ月後)についてのアンケートを実施し、旅行市場の動向を把握することを目的としております。
調査では各質問事項に対し「良い」「普通」「悪い」「取り扱っていない」で評価を求め、回答数から「取り扱っていない」(無回答を含む)への回答を除いたものを母数として各回答のシェアを算出し、「良い」を選んだ割合(%)から「悪い」を選んだ割合(%)を引いて、「DI」(=Diffusion Index ディフュージョン・インデックス)という景気動向指数に加工して発表しています。
DI値の範囲は、全て良い(100)から、全て悪い(-100)の間の評価となります。

調査概要

調査地域
:全国
調査対象
:JATA会員各社の経営者など
調査方法
:インターネット調査
調査期間
:2012年11月2日(金)〜11月20日(火)
設定数
:602社
回収数
:313社
回収率
:52.0%

業態別区分について

「旅行市場動向調査」では、各業況を業態別に分析しています。
各業態の定義と今回調査での回答件数は下記の表の通りとなっています。

業態名 定義 件数
総合旅行会社 全国にネットワークを持ち、全分野に商品を持つ大規模な旅行会社 39
海外旅行ホールセラー 海外旅行を専業とするホールセラー会社 23
海外旅行系旅行会社 旅行業の取扱額が50億円以上で、うち海外旅行の取扱額が80%以上の旅行会社 16
国内旅行ホールセラー 国内旅行を専業とするホールセラー会社 10
リテーラー1 上記以外で旅行業の取扱額が30億円以上の旅行会社 29
リテーラー2 上記以外で旅行業の取扱額が30億円未満の旅行会社 143
インハウス 親会社の業務渡航などを中心に行っている旅行会社 53

この資料に関するお問い合わせ

JATA企画・広報グループ
  • TEL (03)3592-1244

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