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旅行動向調査

第32回JATA旅行市場動向調査〜海外(2010年3月期)

2010年3月24日

海外DI、国内DIともに復調傾向。
「2010年3月期 旅行市場動向調査」

 (社)日本旅行業協会(JATA)では、旅行市場の動向を捉えるため、会員各社に定期的にアンケートを実施し、旅行の種類、方面、顧客層別に業況判断を指数化して四半期ごとにまとめている。
(調査の概要については末尾に記載)
 2010年2月中旬から2月下旬にかけて実施した「旅行市場動向調査」によると、海外DIは3期連続、国内DIは6期ぶりに上昇し、3ヵ月後も引き続き上昇が見込まれる。

海外旅行全般の業況について

全ての方面で復調傾向の中、アジアの好調が目立つ。
3ヵ月後もオセアニアを除き上昇、シニア層の高い回復も見込まれる。

現況:全ての方面で上向きに転じたが、特にアジアが好調

  • 「前年の同時期の申込み状況と比較して、人員・売上高ともに上回っている」(総合旅行会社)
  • 「上海万博がらみの団体が好調 」(海外旅行ホールセラー)
  • 「ヨーロッパの伸びが良い。昨年「新型インフル」で旅行を控えていた、あるいは短距離の旅行で我慢していた消費者が戻ってきた感がある。」(リテーラー1)
  • 海外旅行全般は3ヵ月前(10〜12月)より16ポイント上昇し−50であった。

3ヵ月後(4-6月)の見通し:上昇が続く中、好調のシニア層や中国への期待が高い

  • 「参加される高齢層(60代以上)が以前より増えてきている」(総合旅行会社)
  • 「低迷していた中国ポーションが、上海万博に絡み、復活の兆しがある。」 (リテーラー2)
  • GWを含む3ヵ月後(4〜6月)は−32と18ポイント上昇が見込まれる。

総合

アジア方面が引き続き好調。特に、上海万博が開催される中国では今後大きな上昇が見込まれる。
昨年は新型インフルの影響により需要が激減したが、シニア層によるヨーロッパ需要の期待も大きく、海外旅行市場は需要増が続く見込み。

(単位:DI)

  2年前
(1-3月)
1年半前
(7-9月)
1年3ヵ月前
(10-12月)
1年前
(1-3月)
9ヵ月前
(4-6月)
6ヵ月前
(7-9月)
3ヵ月前
(10-12月)
現況
(1-3月)
3ヵ月後
(4-6月)
海外旅行全般 -33 -62 -64 -72 -80 -72 -66 -50 -32
-62(

※は2009年12月期調査見通し数値

  1年半前
(7-9月)
1年3ヵ月前
(10-12月)
1年前
(1-3月)
9ヵ月前
(4-6月)
6ヵ月前
(7-9月)
3ヵ月前
(10-12月)
現況
(1-3月)
3ヵ月後
(4-6月)
総合旅行会社 -81 -81 -66 -76 -60 -46 -33 -12
海外旅行
ホールセラー
-82 -87 -85 -84 -72 -83 -68 -45
海外旅行系旅行会社 -64 -64 -82 -100 -73 -89 -63 0
リテーラー1 -73 -80 -81 -77 -86 -64 -64 -45
リテーラー2 -60 -53 -62 -74 -71 -67 -50 -35
インハウス -36 -54 -84 -95 -72 -65 -36 -30

海外旅行の需要動向(顧客層別)

卒業旅行シーズンを迎えた学生をはじめ、全ての顧客層で改善。
3ヵ月後はシニアは21ポイント、ファミリーは15ポイント上昇が見込まれる。

  • 3ヵ月前(10〜12月)に比べ卒業旅行シーズンを迎えた学生は12ポイント改善した。
    他の顧客層では、OL、インセンティブ、商用・視察が7ポイント上昇した。
    前年同時期と比較すると、ハネムーンは2ポイント下回るが、シニアは15ポイント高く、OL、商用・視察は10ポイント、ファミリーは9ポイント、インセンティブは8ポイント高い。
  • GWを含む3ヵ月後(4〜6月)は、シニアは21ポイント、ファミリーは15ポイント、ハネムーン、インセンティブは11ポイントの上昇が見込まれる。

(単位:DI)

  1年前
(1-3月)
9ヵ月前
(4-6月)
6ヵ月前
(7-9月)
3ヵ月前
(10-12月)
現況
(1-3月)
3ヵ月後
(4-6月)
ハネムーン -52 -68 -59 -57 -54 -43
ファミリー -74 -77 -60 -66 -65 -50
OL -69 -73 -63 -66 -59 -51
学生 -63 -82 -73 -75 -63 -65
シニア(※) -46 -62 -42 -33 -31 -10
インセンティブ(※※) -79 -88 -81 -78 -71 -60
商用・視察 -73 -86 -80 -70 -63 -54

※「シニア」:60歳以上の顧客
※※「インセンティブ」:企業・団体等が従業員への報奨として提供する旅行

海外旅行の需要動向(方面別)

全ての方面で改善。特にアジアで18ポイントと大きく改善した。
3ヵ月後は中国で大きな上昇が見込まれ、アメリカ・カナダ、ヨーロッパもこれに続く見通し。

  • 3ヵ月前(10〜12月)と比較すると、アジアが18ポイントと最も大きく改善した。
    以下オセアニアは13ポイント、ハワイ、ヨーロッパは11ポイント、中国は8ポイント、ミクロネシアは7ポイント、アメリカ・カナダは6ポイントと全ての方面で改善した。
    前年同時期と比較すると、全ての方面で前年を上回った。特に中国は47ポイントと大きく上昇、次いでヨーロッパは31ポイント、アジアは16ポイント、ハワイは13ポイント、アメリカ・カナダ、ミクロネシアはそれぞれ10ポイント、8ポイント上昇した。
  • 3ヵ月後(4〜6月)も引き続き好調で、中国18ポイント、アメリカ・カナダ17ポイントをはじめとして上昇が見込まれる。

(単位:DI)

  1年前
(1-3月)
9ヵ月前
(4-6月)
6ヵ月前
(7-9月)
3ヵ月前
(10-12月)
現況
(1-3月)
3ヵ月後
(4-6月)
ハワイ -63 -71 -60 -61 -50 -43
アメリカ・カナダ -79 -84 -80 -75 -69 -52
ヨーロッパ -70 -67 -53 -50 -39 -30
オセアニア -76 -79 -84 -78 -65 -67
ミクロネシア -61 -68 -54 -60 -53 -48
中国 -82 -68 -59 -43 -35 -17
アジア -39 -58 -45 -41 -23 -19

旅行市場動向調査について

(社)日本旅行業協会(JATA)では、E-mail会員各社へ調査モニターへの登録を依頼し、登録のあった608社を対象として、四半期ごとに「旅行市場動向調査」を実施し、その結果を発表しております。
「旅行市場動向調査」は、現況・先行き(3ヵ月後)についてのアンケートを実施し、旅行市場の動向を把握することを目的としております。
調査では各質問事項に対し「良い」「普通」「悪い」「取り扱っていない」で評価を求め、回答数から「取り扱っていない」(無回答を含む)への回答を除いたものを母数として各回答のシェアを算出し、「良い」を選んだ割合(%)から「悪い」を選んだ割合(%)を引いて、「DJ」(=Diffusion Index ディフュージョン・インデックス)という景気動向指数に加工して発表しています。
DI値の範囲は、全て良い(100)から、全て悪い(−100)の間の評価となります。

調査概要

調査地域
:全国
調査対象
:JATA会員各社の経営者など
調査方法
:インターネット調査
調査期間
:2010年2月10日(水)〜2月24日(水)
設定数
:608社
回収数
:211社
回収率
:34.7%

業態別区分について

「旅行市場動向調査」では、各業況を業態別に分析しています。
各業態の定義と今回調査での回答件数は下記の表の通りとなっています。

業態名 定義 件数
総合旅行会社 全国にネットワークを持ち、全分野に商品を持つ大規模な旅行会社 26
海外旅行ホールセラー 海外旅行を専業とするホールセラー会社 22
海外旅行系旅行会社 旅行業の取扱額が50億円以上で、うち海外旅行の取扱額が80%以上の旅行会社 9
国内旅行ホールセラー 国内旅行を専業とするホールセラー会社 8
リテーラー1 上記以外で旅行業の取扱額が30億円以上の旅行会社 27
リテーラー2 上記以外で旅行業の取扱額が30億円未満の旅行会社 76
インハウス 親会社の業務渡航などを中心に行っている旅行会社 43

この資料に関するお問い合わせ

JATA広報室:
TEL (03)3592-1244(直)

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