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旅行動向調査

第33回JATA旅行市場動向調査〜海外(2010年6月期)

2010年6月30日

海外DI、国内DIともに回復が続く。
「2010年6月期 旅行市場動向調査」

(社)日本旅行業協会(JATA)では、旅行市場の動向を捉えるため、会員各社に定期的にアンケートを実施し、旅行の種類、方面、顧客層別に業況判断を指数化して四半期ごとにまとめている。
(調査の概要については末尾に記載)
2010年5月中旬から6月上旬にかけて実施した「旅行市場動向調査」によると、海外DIは4期連続、国内DIは2期連続で上昇し、海外国内ともに3ヵ月後(7〜9月)も引き続き上昇が見込まれる。

海外旅行全般の業況について

現況は商用・視察、中国を筆頭に全ての顧客層・方面で上昇。
3ヵ月後も全ての方面で上昇の見込み。

現況:全ての顧客層・方面で上昇、特に中国が好調

  • 「インフルエンザの影響を受けた昨年と比較すると大きく伸びている。」(総合旅行会社)
  • 「中国の需要が大きく回復する傾向にある。上海万博の効果が現れている。」(総合旅行会社)
  • 「企業関係からの出張、総会、懇親旅行などが昨年に比べ少しずつ増加している。」(海外旅行系旅行会社)
  • 海外旅行全般は3ヵ月前(1〜3月)より20ポイント上昇し−30であった。

3ヵ月後(7-9月)の見通し:上昇が続く中、夏休みを迎えるファミリー、学生、OL層が牽引

  • 「夏場のファミリー需要が回復しつつある。」(海外旅行ホールセラー)
  • 「アメリカ/カナダ方面が戻り始めている様子。近隣アジアに集中していた旅行需要がようやく全方面にわたって上向きに転じた感がある。」(海外旅行ホールセラー)
  • 夏休みを含む3ヵ月後(7〜9月)は6ポイント上昇し、-24。

総合

上海万博開催中の中国への旅行需要の増大が目立っている。
現況ではビジネス渡航の伸びが最も大きかったが、夏休みを含む3ヵ月後(7〜9月)の見通しは、個人・家族旅行を中心に需要増が続く見込み。

(単位:DI)

  2年前
(4-6月)
1年半前
(10-12月)
1年3ヵ月前
(1-3月)
1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
海外旅行全般 -53 -64 -72 -80 -72 -66 -50 -30 -24
-32(

※は2010年3月期調査見通し数値

  1年半前
(10-12月)
1年3ヵ月前
(1-3月)
1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
総合旅行会社 -81 -66 -76 -60 -46 -33 -14 -26
海外旅行
ホールセラー
-87 -85 -84 -72 -83 -68 -53 -30
海外旅行系旅行会社 -64 -82 -100 -73 -89 -63 -25 -38
リテーラー1 -80 -81 -77 -86 -64 -64 -17 -11
リテーラー2 -53 -62 -74 -71 -67 -50 -37 -27
インハウス -54 -84 -95 -72 -65 -36 -28 -13

海外旅行の需要動向(顧客層別)

現況は、学生(3ポイント)を除き全ての顧客層で10ポイント以上良化。
3ヵ月後はファミリーで17ポイント、学生で13ポイントの上昇が見込まれる。

  • 現況は3ヵ月前(1〜3月)に比べ、学生(3ポイント)を除き全ての顧客層で10ポイント以上良化。
  • 3ヵ月後(7〜9月)は、ファミリーで17ポイント、学生で13ポイント、OLで10ポイントの上昇が見込まれる。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
ハネムーン -68 -59 -57 -54 -43 -43
ファミリー -77 -60 -66 -65 -47 -30
OL -73 -63 -66 -59 -49 -39
学生 -82 -73 -75 -63 -60 -47
シニア(※) -62 -42 -33 -31 -15 -16
インセンティブ(※※) -88 -81 -78 -71 -54 -51
商用・視察 -86 -80 -70 -63 -36 -38

※「シニア」:60歳以上の顧客
※※「インセンティブ」:企業・団体等が従業員への報奨として提供する旅行

海外旅行の需要動向(方面別)

現況は、全ての方面で良化。特に中国で34ポイントと大きく良化した。
3ヵ月後も中国がプラスに転じるのをはじめ、全ての方面で上昇が見込まれる。

  • 現況は、3ヵ月前(1〜3月)と比べ、上海万博開催中の中国が34ポイントと最も大きく良化し、アメリカ・カナダが25ポイント、ハワイが14ポイント、ヨーロッパが11ポイント、ミクロネシアが10ポイントなど良化している。
  • 3ヵ月後(7〜9月)も引き続き上昇が見込まれ、中国は6ポイント上昇してDIがプラスに転じる見込み。

(単位:DI)

  1年前
(4-6月)
9ヵ月前
(7-9月)
6ヵ月前
(10-12月)
3ヵ月前
(1-3月)
現況
(4-6月)
3ヵ月後
(7-9月)
ハワイ -71 -60 -61 -50 -36 -29
アメリカ・カナダ -84 -80 -75 -69 -44 -36
ヨーロッパ -67 -53 -50 -39 -28 -18
オセアニア -79 -84 -78 -65 -61 -55
ミクロネシア -68 -54 -60 -53 -43 -38
中国 -68 -59 -43 -35 -1 5
アジア -58 -45 -41 -23 -15 -9

旅行市場動向調査について

(社)日本旅行業協会(JATA)では、E-mail会員各社へ調査モニターへの登録を依頼し、登録のあった640社を対象として、四半期ごとに「旅行市場動向調査」を実施し、その結果を発表しております。
「旅行市場動向調査」は、現況・先行き(3ヵ月後)についてのアンケートを実施し、旅行市場の動向を把握することを目的としております。
調査では各質問事項に対し「良い」「普通」「悪い」「取り扱っていない」で評価を求め、回答数から「取り扱っていない」(無回答を含む)への回答を除いたものを母数として各回答のシェアを算出し、「良い」を選んだ割合(%)から「悪い」を選んだ割合(%)を引いて、「DI」(=Diffusion Index ディフュージョン・インデックス)という景気動向指数に加工して発表しています。
DI値の範囲は、全て良い(100)から、全て悪い(−100)の間の評価となります。

調査概要

調査地域
:全国
調査対象
:JATA会員各社の経営者など
調査方法
:インターネット調査
調査期間
:2010年5月18日(火)〜6月1日(火)
設定数
:640社
回収数
:309社
回収率
:48.3%

業態別区分について

「旅行市場動向調査」では、各業況を業態別に分析しています。
各業態の定義と今回調査での回答件数は下記の表の通りとなっています。

業態名 定義 件数
総合旅行会社 全国にネットワークを持ち、全分野に商品を持つ大規模な旅行会社 37
海外旅行ホールセラー 海外旅行を専業とするホールセラー会社 23
海外旅行系旅行会社 旅行業の取扱額が50億円以上で、うち海外旅行の取扱額が80%以上の旅行会社 16
国内旅行ホールセラー 国内旅行を専業とするホールセラー会社 10
リテーラー1 上記以外で旅行業の取扱額が30億円以上の旅行会社 36
リテーラー2 上記以外で旅行業の取扱額が30億円未満の旅行会社 138
インハウス 親会社の業務渡航などを中心に行っている旅行会社 49

この資料に関するお問い合わせ

JATA広報室:
TEL (03)3592-1244(直)

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