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P12 【シリーズ:添乗員のための旅行医学 Vol.50】


 機内の救急箱には解熱鎮痛薬、酔い止め、胃腸鎮痛鎮痙薬、下痢止め、点鼻薬、消毒薬、湿布、痒み止め(塗り薬)、熱冷却シート、応急ばんそうこう」など市販されているものを常備しています。搭乗者が軽い体調不良を起こした場合、この中から必要なものをご自身で選択して使用します。


 新人訓練時に17時間、航空医学や機内における傷病対応を学びます。低気圧、低酸素という機内の特別な環境下で起こりうる症状などが主な内容。AEDや人工呼吸などの蘇生術も習得します。さらに年1回2時間の訓練を全員が受け、実際に起きた病気のケースなど、より実践的な内容を学びます。
 ただし客室乗務員が行えるのは初期対応まで。医療従事者ではないため、直接医療に携わることはできません。


 機内の救急箱には解熱鎮痛薬、酔い止め、胃腸鎮痛鎮痙薬、下痢止め、点鼻薬、消毒薬、湿布、痒み止め(塗り薬)、熱冷却シート、応急ばんそうこう」など市販されているものを常備しています。搭乗者が軽い体調不良を起こした場合、この中から必要なものをご自身で選択して使用します。


 医師の助けを必要とする場合は、機内でドクターコールを行います。これまでの統計では、医師、歯科医師、看護師、救急救命士、など医療従事者が9割のケースで搭乗。生理食塩液、気管内挿管セット、外科セット、異物吸引セットなど、航空局の通達に従って揃えているドクターズ・キットを使って治療に当たります。
 さらに地上の医師と24時間体制で連絡が取れる体制を整えているため、必要に応じて専門医の指示を仰ぎます。生死を分ける重篤なケースでは、目的地以外の空港に進路変更することもあります。

 気圧の変化により、耳だけでなく顔や歯が痛むことがあります。副鼻腔(顔表面近くの空洞)の空気や、治療中の歯の空気が膨張・収縮するためです。また胃腸内の空気の膨張により、腹痛を訴える人もいます。便秘や、炭酸飲料の飲み過ぎが症状を誘発するため注意しましょう。ゆったりした服装で搭乗することも大切です。



*アルコールの飲み過ぎで具合を悪くするケースが多いため、注意喚起が効果的。地上のビール1缶(350ml)は、機上では2.5〜3本分に相当すると言われています。
*持病の薬は手荷物に。うっかり、スーツケースに入れて預けてしまうことがないように。
*持病のある人は、病名や現在の症状、常用している薬品名を英語と日本語で記したものを手元に持っていること。


*万が一、ツアー参加者が機内で医師を必要とした場合、気づいたことや知っている情報は、後からではなくすぐに伝えましょう。たとえば旅行中の様子や、持病について。


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