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「わかやま二大聖地と美人湯を巡る旅」実地踏査報告書

(一社)日本旅行業協会
国内・訪日旅行推進部

和歌山県商工観光労働部観光局観光振興課の協力により、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星に認定された、「高野山」と「熊野古道」の二大聖地を廻り、女性に嬉しい観光素材(食・癒し・学び・美)がいっぱいの和歌山県でのプログラムを体験し、旅行商品の造成、販売に結びつけることを目的に実地踏査を実施しました。

参加者

No. 氏名 企業・団体名 部署名・役職名
1 小西幸江 (株)ジャパングレーライン 国際部次長
2 成沢道江 (株)トラベルギャラリー 東日本法人営業部リーダー
3 須崎佳那子 (株)トラベルギャラリー 旅の本棚事業部
4 小林崇子 名鉄観光サービス(株) 国内旅行部係長
5 中村美沙 トップツアー(株) 国内旅行部主任
6 加藤美幸 中日企業(株)中日ツアーズ 企画スタッフ
7 八田沙織 (株)日本旅行 赤い風船西日本事業部
8 薙野朋子 (有)イベロジャパン インバウンド課
9 池田真季 クラブツーリズム(株) 第2国内旅行センターチーフ
10 西川晶子 (株)ジャルパック 国内商品企画部西日本グループ
11 デュバル・セバスチャン ユーレックス プロジェクトマネージャー
12 蓮池克幸 (株)南海国際旅行 国内仕入企画グループ副グループ長
13 名倉俊雄 近畿日本ツーリスト(株) 関西メイト企画部業務課長
14 小宮好智 (一社)日本旅行業協会 国内・訪日推進部担当副部長

実施日程:2012年10月25日(木)〜10月26日(金)

項目 内容 備考
日時 平成24年10月25日(木)〜26日(金)  
場所 「わかやま二大聖地」現地踏査1泊2日  
参加者 14名様  
1日目
09:30
JR新大阪駅バス駐車場集合
12:15
総持院 着
昼食(精進料理)
13:30
高野山 着
阿字観体験
(心を安らかに、自分と向き合うひとときを過ごしていただきます。)
奥の院散策
(杉並木や戦国武将の供養搭が並ぶ参道を通り、御廟までご案内します。)
16:30
高野山 発
17:30
龍神温泉 旅館下御殿 【泊】
18:30
夕食及び意見交換会
20:30
宿舎 発
21:00
龍神ドーム 着
星空(天の川)鑑賞
(都会の光が入り込まない龍神ならではの満天の星空を鑑賞していただきます。)
21:50
宿舎 着
宿泊
龍神温泉
「旅館 下御殿」
2日目
06:45
朝食
07:30
宿舎 発
09:30
本宮行政局 着
健康チェック(血圧測定・体調問診・ストレス測定)
10:00
発心門王子 到着
熊野古道健康ウォーキング
〜発心門王子〜熊野本宮大社(6.9キロ)〜
中辺路ルートのメインコースを熊野セラピスト&語り部とウォーク。歩くペースや疲れを残さないストレッチや森でのリラクゼーションを取り入れた癒しのウォークプログラム。世界遺産らしい熊野古道や心和む里山に出会えます。
昼食・・・地元食材を使った体にやさしいヘルシー弁当
14:00
熊野本宮大社参拝
14:30
クアハウス熊野本宮「湯バイバル・モア」
温泉浴&セルフアロママッサージ体験
ウォーキング後の入浴やマッサージはリラクゼーション効果があがります。
16:00
本宮出発
17:40
JR白浜駅
18:00
南紀白浜空港
18:30
JAL1386便
19:40
羽田空港
※ウォーク出発前
ストレス測定

※温泉&マッサージ

踏査報告

(1)高野山 総持院 昼食(精進料理)


  • 野菜や山菜をたっぷり使い、様々な調理法を駆使して提供される精進料理。

  • ご住職に総持院の略縁起と料理をご説明いただきました。

(2)高野山 大伽藍


  • さすがにミシュラン三ツ星認定の高野山。
    欧米系のお客様が目立ちます。

  • 2015年開創1200年を迎えます。

(3)高野山 総本山 金剛峯寺


  • 金剛峯寺の表門。

  • 昔は火事が多かった高野山。主殿の屋根には、火事の際に使えわれた昔の防災設備が見られます。

  • 蟠龍庭。石庭としては我国最大の庭。
    雲海の中で雌雄一対の龍が、奥殿を守っているように表現されています。

  • 阿字観体験。自分と大日如来(宇宙)とが一体となる密教の瞑想法を体験いただけます。
    ●お問合せ/総本山金剛峯寺教学課
    Tel 0736-56-2011

(4)高野山 奥の院


  • 奥の院 中の橋。

  • 姿見の井戸。
    お堂の注連縄の替わりの紙垂。高野山ならではの「切り紙」を飾ります。

  • 豊臣家墓所。20万基を越える墓碑が並び大師信仰の厚さを伺わせます。

  • 織田信長供養搭。

(5)龍神温泉


  • 日本三美人の湯のモニュメント。紙重曹泉で透き通ったお湯はつるつるの美しいお肌をつくることから「日本三美人の湯」のひとつとして知られています。

  • http://www.shimogoten.com別ウインドウ
    「旅館 下御殿」での夕食。
    地産地消の食材を使った会席膳。

(6)世界遺産 熊野古道健康ウォーキング

発心門王子〜熊野本宮大社 世界遺産 熊野古道中辺路を 距離6.9km 所要約4時間のウォーキング。
語り部や健康インストラクターとともに実際に歩くことで、自然に五感を高め、体への負担を抑制しつつ、
心身の機能を高めます。健康や文化レクチャーを自然な形でプログラムしたウォーキングです。


  • インストラクターの法螺貝を合図にスタート。

  • コースには500m毎に指標が立っています。

  • 道筋ではこんな人形が出迎えてくれます。

  • アサマリンドウが可憐に咲いていました。

山里の景色を見ながらのウォーキング。蘇生の森で心身ともにリラックスできます。


  • 森のベッドで思いっきりリラックス。

  • 見上げれば・・・こんな景色、見たことない!

  • お昼は熊野の食材を取り入れた手作りのヘルシーなお弁当。

  • 伏拝王子で山並みを眺めてストレッチ。

  • 途中、熊野川を見下ろして。

  • 遠くに大斎原の大鳥居が望めます。


途中で集合写真。参加者みんなすっかり癒されて満面の笑顔です!!

初心者でも歩きやすいコースですが、トレッキングシューズ又はウォーキングシューズは必須です。


  • ゴールは熊野本宮大社でご参拝。

  • ウォーキング終了後、クアハウス熊野本宮で温泉浴とアロママッサージで疲れを癒します。

参加者の声

  • 今回の研修では初めて聞いた「阿字観体験」や歩いたことのなかった熊野古道などがあったので、とても緊張して参加しましたが、どれも丁寧でわかりやすい説明・ガイドさんについていただいたので、とても楽しむことが出来ました。健康ウォーキングやクアハウス、美人の湯、精進料理など弊社で重点参加形態にしております女性グループに人気のありそうな素材が多かったので、パンフレットへの掲載や組み込み型商品への取り込みなどを考えております。ただ、やはり個人型のお客様ではアクセスが少なく、ご利用いただけにくいところが多かったので、ご案内の仕方やコース組みで注意をしたいと思います。ただ施設を廻るだけでなく実際に体験のできる研修はとても勉強になりました。ありがとうございました。
  • 個人的には高野山で根本大塔や大門などの歴史的建造物やお客様が立寄る売店、また「総持院」が一番良い施設のようだったので、通常の宿泊施設(福智院など)も見てみたかったです。高野山へ行くには、片道電車を利用しても良いのかもしれません。車だと移動距離が長く山道ということと方向が分からずにバスに乗っていたら着くというよりも、あがっていく感じも電車で味わった方が良いのかなと。特に「天空」は旅行会社の人でも乗ってみたい人が多いと思います。
  • 今回は全行程を貸切バスにて移動したため、アクセスの不便さは感じませんでした。ただ、関西地区以外のお客様には移動に時間を要するため、2泊3日の行程でもゆっくりと過ごしていただくのが難しいと思われます。特に熊野は観光範囲も広く、熊野古道歩行等メインを絞り込んだ造成が必要と思われます。初めて体験させていただいた高野山での「阿字観」や奥の院での「みろく石」、熊野古道「発心門王子〜熊野本宮大社」ルート歩行など、新しい素材・知識を得られ、今後の商品造成、お客様への案内方に活用させていただきたいと思います。平成26年秋にはJR6社によるディスティネーションキャンペーンが和歌山県で実施の予定ですし、平成27年には高野山は開創1200年を迎えます。弊社としましても早期に南紀方面の商品拡充に向けて取組んで参りたいと思います。
  • 今回のFAMツアー参加は、行程上に熊野古道があったからです。実際、熊野古道を歩けた点もよかったけれど、バスガイドさんや県の方、お宿など地元の方の話が聞けた点が、非常に良かったです。行程は、朝の集合がゆっくりだった為、少しタイトな部分もありましたが、「テーマ・内容」ともにそのまま商品として販売できるような内容で、非常に満足しております。ツアー中に色々お教えいただいた情報を商品造成に生かし、是非、次回は添乗でお客様と訪ねたいと思います。この度はありがとうございました。
  • 初めての和歌山県でしたが、ご案内下さった皆様のおかげで、高野山も熊野古道も私自身、非常に楽しむことが出来ました。また、今回のテーマである「ココロとカラダがきれいになる」というキャッチフレーズも、女性が大好きなテーマですので、今後の企画の参考になりました。しばらく国内旅行をしていなかったのですが、「やっぱり日本っていいな」と思わせてくれた旅となりました。帰りの熊野古道から白浜駅へ行く途中、山が上のほうから崩れて木々を倒して土砂が流れ込んでいるところがあり、昨年の台風の被害の大きさが伺えました。一日も早い復興を祈念致します。和歌山県には沢山の素晴らしい観光地があり、世界遺産があります。高野山も熊野古道も個人で行くにはなかなか不便な場所にあるため、ツアーを造成して沢山の人に見ていただきたいと思いました。ありがとうございました。
  • 1泊2日で非常に盛りだくさんで色々な体験が出来ありがとうございました。またガイドの豊田さんがベテランで色々、和歌山の魅力を教えていただき非常に勉強になりました。心残りは下御殿横の源泉かけ流しの元湯に入りたかった。
  • 月末にかかっていた為、月の中旬に日程を設定していただけると非常に助かります。しかし、10月での開催は観光に最適であり、来春からの販売に向け時間があるので、秋の開催で良かったです。また、商品造成の点でかかせない、使用機関の料金や宿部屋数などの情報一覧が欲しかったです。2日間という短い時間でしたが、非常に実りのある貴重な体験ができました。この機会を無駄にしないよう、企画に生かして和歌山県への送客に貢献したいと思います。
  • 今回の実地踏査では、2日間という短い間でしたが高野山と世界遺産の熊野古道、美人の湯と盛りだくさんの研修でした。和歌山にはまだ他にもいい所はあるかと思いますが、今回はメインを見せていただいたような気がします。和歌山の方々、そして地元の方々には大変お世話になりまして。御礼申し上げます。海外、特に欧米豪をメインとしています弊社では、旅行好きの富裕層の方々に興味を持っていただけるような素材を探しております。それは決して豪華なもの贅沢なものということではなく、日本の良さ、素朴さなど本当にその地元の方々とのふれあいといったものを望まれるということです。訪問箇所などのガイディングは必要かと思いますが、その他は例えネガティブに通じなくても構わないと思います。後は、和歌山県がアピールできる他の旅行素材があればトータルで繋げられるかと思います。
  • 非常に勉強になりました。距離感や訪問時間の目安、疲労度など自分で体験してみてこそわかることが沢山ありました。伏拝王子〜熊野本宮大社の部分をツアーに組み込む予定ですが、下りの道が中心とはいえ、やはり木の根っこや石の道なので一般的な観光という心づもりでは怪我に繋がる可能性もあるので、きちんとした情報を事前に伝えることが重要だとわかりました。ウォーキングシューズなどの服装、水分補給、準備体操は必須です。来日前にお客様が準備できるように現地エージェントにしっかりした情報を与えておく必要があることがはっきりしたのでとても良かったです。今回初めて熊野古道を訪問して、こんなに素晴らしい土地をひとりでも多くの外国人旅行客に訪れて欲しいという気持ちになりました。このような機会を与えて下さいましてありがとうございました。
  • 高野山は町石道のシリーズを企画予定であったので雰囲気を見学することができた。コースを企画する際にどのような付加価値をつけて、見せていくかという点が参考になった。語り部同行の案内や地元食材を使った弁当、少人数でできる現地の体験など見学した内容を活用できればと思う。研修を通じて和歌山をバスで走り、台風の爪あとを目にしたがそれを踏まえても安全にツアー造りをすることができるということを実感できた。当社の企画型のツアーの利点を生かして和歌山のコースが造成できればと思う。
  • この度は実地踏査に参加させていただきありがとうございました。どちらかというと、女性をターゲットにした内容で、女性の参加者も多い中、ほとんど普段は歩いたことのなかった私は、2日間でパンパンに筋肉痛になりました。それでもやはり世界遺産を歩くというのは魅力的で、なんとかして個人のお客様が不便なく、熊野古道を歩いてもらえる方法がないものかと参加したわけですが、できればバス会社やタクシー会社などがやっているツアーなども道中ご紹介いただけると、販売の幅が広がった気がします。私達も普段の出張では現地視察できる数には限りがあり、こういった目的を持った実地踏査をしていただけると、より明確に商品造成ができると思います。今後もこういった実地踏査には積極的に参加させていただきたいと思っております。ありがとうございました。
  • 関東近郊で和歌山県の場所を聞くと、多くの人が「?」という印象を持っているようです。ただ和歌山と言えば?という質問には、「熊野古道」という返答がありますので、イメージとしては出来上がっているのですね。ただ、高野山が和歌山にあることや、パンダが日本一沢山いることや、マグロが有名だったり、他の観光商材の認知度はまだ低いようです。原因としては、やはり交通の便でしょうか。簡単に行ける場所じゃないというイメージが先行しており、実際に行った事のあるお客様が少ないのもひとつだと思います。そういったイメージを返上できる位に、魅力的にお客様へ紹介していく事が、必要な事でもあると感じました。何か良いアプローチがないか模索中です。

最後に

今回は「ココロとカラダ、キレイになる〜わかやま二大聖地と美人湯を巡る旅〜」のタイトル通り、女性に嬉しい観光素材が沢山ある和歌山県の魅力を各社の商品企画担当者(国内旅行・訪日旅行)が堪能できたことに価値のある踏査となりました。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン三ツ星認定の二大聖地「高野山」「熊野古道」と県内有数の観光ポイントと日本三美人の湯の「龍神温泉」を実際に視察し、今後の2013年伊勢神宮での「第62回伊勢神宮式年遷宮」、2014年の「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録10周年、和歌山ディスティネーションキャンペーン、2015年度の高野山開創1200年、紀の国わかやま国体とビックイベントが続く、和歌山県の商品造成及び販売拡大に向けて、大いに役立ったことと確信のもてる研修でした。

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