ニューデスティネーション

ショプロン
ショプロンの中央広場
© ハンガリー政府観光局

ショプロン(Sopron)

  • 分野:ニューディスティネーション
  • 国名:ハンガリー
  • 期間:通年、あるいは4〜11月

企画概要

数千年にわたり様々な民族が対立・交流・和解した中世の街に滞在し、民族・文化の交流を知りつつ、自由なタイムトラベルを楽しむ。
また、ハイドンやリストなどのゆかりの地であるこの地域では、音楽つながりのツアーも企画可能。

企画内容詳細

中世が息づく国境の街、ショプロン

西ハンガリーに位置するショプロンは、オーストリアとの国境にほど近い小さな町。古代ローマ時代にはパンノニア属州のローマ街道の都市とし、また琥珀街道の中継地点として栄えた。
オスマントルコの占領を受けなかったことから、今でも旧市街には中世の面影が色濃く残り、火の見の塔や山羊教会といった見どころが多く集まっている。中でも注目すべきは、世界文化遺産に登録されたフェルトゥー湖とその周辺。古代から現代にいたるまで、様々な民族とその文化の交流が行われてきたことが、その大きな理由である。

パンノンハルマ
世界遺産の大修道院があるパンノンハルマ
© ハンガリー政府観光局

特に1989年8月に近郊のフェルトゥーラーコシュで起きた汎ヨーロッパピクニック計画は、その後の東西冷戦の終結への端緒となった事で、ヨーロッパ史におけるエポックメーキングとなっている。数千年にわたり様々な民族が対立・交流・和解したこの街では、民族や文化の交流を知りつつ、自由なタイムトラベルを楽しむことができる。

また、アルプス山麓地方の亜高山性という穏やかな気候に育まれたショプロンは、ハンガリー国内にある22のワイン産地の一つとして、高品質のワインが生産されている。
汎ヨーロッパピクニックで人々が歩いた丘陵地帯にはブドウ畑が広がり、主にケークフランコシュというハンガリーを代表するブドウ品種が栽培されている。
知る人ぞ知るハンガリーの名ワインを、本場のワインセラーを巡りながら味わってみるのも、ワイン好きのお客様に喜ばれることだろう。

ショプロンを起点にした西ドナウ川以西地方の旅

スロヴェニアとオーストリアとの国境に近く、山や谷に恵まれたこの地域(西トランスダニュービア)は、ハンガリーで最も多くの歴史的文化財が集まるポテンシャルの高いエリア。ハンガリーの文化遺産を守ってきたパンノンハルマ大修道院は、フェルトゥー湖と共に世界遺産に登録されている。
オーストリア・アルプスに続く山麓地方の亜高山性気候で、水上ツアーやサイクリングなどのできる行楽地や、良質のワインに恵まれていることから通年観光客の足が絶えない。

ショプロンの南東89キロに位置するジュールは、王国建国後まもなく司教座が置かれた重要な街。世界遺産に登録されたパンノンハルマ大修道院は、このジュールから南に20キロの場所にある。現役の大修道院では大聖堂内部や古文書館はもちろん、布教の際にハンガリー中にその生産技術を伝えたワイナリーや、ラベンダー(6〜7月)を始め薬用のハーブ類の生産現場も見ておきたい。特に民主化後復活したワイナリーでの試飲などは、好アトラクションとなっている。

エステルハージ宮殿
エステルハージ宮殿
© ハンガリー政府観光局

その他、ハンガリーの「小さな隠れた宝石箱」と称されるクーセグや、ハイドンが宮廷音楽家として仕えた大貴族エステルハージ伯爵の宮殿があるフェルトゥード、エステルハージ家の宮殿やハイドン記念館、ハイドンの名を冠した教会があるオーストリアのアイゼンシュタットも、ショプロン周辺にある欠かせない見どころである。


リストとショプロン

ピアノの魔術師と呼ばれるリスト・フェレンツ(ドイツ語名はフランツ・リスト)は、ショプロンにほど近い現オーストリア領のライディングで生まれた。9歳の時に始めてショプロン市民の前で演奏。これがリストの音楽家としての原点となったわけだが、その後もヨーロッパ全土を渡り歩きながらもショプロンで公演を行い、さらにブダペストの音楽院を設立するなど、生涯に渡りハンガリー音楽の発展に貢献した。

ショプロン周辺で開催されているショプロン・フェスティバル・ウィークやリスト祭、ハイドン祭(アイゼンシュタット)といった音楽祭はもちろん、ハイドンやリストゆかりの場所を組み込んだ音楽つながりのツアーも企画可能である。また、ショプロン近郊のレートクムジャイには、5ッ星城館ホテル「シドーニア」がある。お客様にこうした城館ホテルに滞在頂き、ひと味もふた味も異なる優雅な西ハンガリーの旅をお楽しみ頂けるようご提案することもできる。

ポイント

ショプロンを主宿泊地とし、半日あるいは1日エクスカーションが可能
ハイドンやリストなどと絡めた音楽つながりのツアーも企画できる
城館ホテルにも滞在可
企画可能な期間 通年、あるいは4〜11月
アクセス

ハンガリー・オーストリア鉄道マップ
提供:レイルヨーロッパ・ジャパン
クリックすると拡大版が見られます


ユーレイル オーストリア - ハンガリー パス
パスの有効期間2ヶ月のうち最大10日間まで、オーストリアとハンガリーで使えるユーレイルパス。オーストリア、ハンガリーの国鉄(またはそれに相当する鉄道)網に乗り放題となる(但し、座席/寝台指定、高速、夜行、シーニックの各列車は別途指定券が必要)。鉄道で両国を巡る旅は料金的にお得なだけでなく、「旅の楽しさが倍増する」と多くの旅行者から嬉しい声が寄せられている人気のパスでもある。

主要ルートの移動時間(目安)
ウィーンマイドリンク駅=ショプロン間:REX(直通)で約1時間15分
ブダペスト東駅=ショプロン間:IC/ECなどを利用し2時間32分〜3時間12分

お勧めのホテル

シドーニア
Castle Hotel Szidonia
住所:H-9451 Rojtokmuzsaj, Rojtoki St. 37
Tel:(+36) 99 544 810 Fax:(+36) 99 380 013
http://szidonia.hu
レートクムジャイにある5ッ星城館ホテル。優雅な時間を過ごすことができる。ウェディングでの利用も可能。

エクスカーション

西ハンガリー地図
提供:ハンガリー政府観光局

ジュール(ショプロンから89キロ)
王国建国後まもなく司教座の置かれた重要な街。中世から現代にかけても三河川の合流点に発展した舟運通商都市で、近年は歩行者用道路の整備などが進められている。

パンノンハルマ大修道院(ショプロンから103キロ、ジュールから22キロ)
ジュールの南20キロの場所にあるユネスコ世界文化遺産。ハンガリー王国がキリスト教王国として、その布教の出発点となった重要なポイントである。

クーセグ(ショプロンから45キロ)
ハンガリーの「小さな隠れた宝石箱」と称さるほど、美しい街並みが保存されている。

フェルトゥード(ショプロンから28キロ)
ハンガリー三大宮殿に一つ、大貴族エステルハージ伯爵の宮殿がある。ハイドンが宮廷音楽家として仕え、この宮殿で作曲や演奏をしていた。

アイゼンシュタット(ショプロンから22キロ)
エステルハージ家の居所としての宮殿やハイドン記念館、彼の名を冠したハイドン教会がある。オーストリア領。

※ その他のショプロンからの移動距離:ウィーン(76キロ)、汎ヨーロッパピクニック記念公園(10キロ)、ウィーン空港(74キロ)

音楽関連イベント

ショプロン周辺で開催される代表的な音楽関連イベントは以下の通り。

ショプロン・フェスティバル・ウィーク
Sopron Festival Weeks
開催地:ショプロン
Tel:(+36) 99 517500
E-mail:info@prokultura.hu
http://www.prokultura.hu
2013年は6月21〜7月15日開催

リスト祭
Liszt Festival
開催地:ショプロン
Tel:(+36) 99 517517
E-mail:jegyiroda@prokultura.hu
http://www.prokultura.hu
2013年は3月14日〜3月17日開催

ハイドン祭
Haydn Festival
開催地:アイゼンシュタット
Tel:(+43) 2682 61866
E-mail:office@haydnfestival.at
http://www.haydnfestival.at
2013年は9月5〜22日開催

世界遺産

2013年5月現在、ハンガリーにあるユネスコ世界遺産は以下の通り。

文化遺産 ブダペスト、ドナウ川河岸とブダ城地区及びアンドラーシ通り 1987年登録
2002年追加
文化遺産 ホッロークー古村落 1987年登録
自然遺産 アッグテレクとスロバキア・カルストの洞窟群 1995年登録
2000年追加
文化遺産 パンノンハルマのベネディクト会修道院と周辺の自然環境 1996年登録
文化遺産 ホルトバージ国立公園 1999年登録
文化遺産 ペーチ (ソピアネ)の初期キリスト教徒の墓地 2000年登録
文化遺産 フェルトゥ−・ノイジードラーセの文化的景観 2001年登録
文化遺産 トカイ ワイン地域の文化的景観 2002年登録
出典:ハンガリー政府観光局

モデルコース
"ドナウの真珠"ブダペストとハンガリー周遊 10日間

                             
1日目 午前〜午後:日本発、ヨーロッパ内乗継ぎ
:ウィーン着後、ハンガリーのショプロンへ(約80キロ) 

(ショプロン泊)

2日目 ショプロン=(約40キロ)フェルトゥード=ショプロン
午前:ショプロン観光/町のシンボルである火の見塔などの歴史建築物が並ぶ◎中央広場や●旧シナゴーク(ユダヤ教寺院)を巡る
午後:エステルハージ宮殿観光/エステルハージ家の栄華を偲ばせる、ハイドンゆかりの壮麗なバロックの宮殿を見学
◆夕食はハンガリー名物グャーシュとともに 

(ショプロン泊)

3日目 ショプロン=パンノンハルマ=ヘレンド〜バラトン湖畔(計約210キロ)
午前: 世界遺産パンノンハルマの修道院見学/1,000年以上の歴史を誇るベネディクト会の●大修道院を見学
午後:磁器の村ヘレンド観光 ヴィクトリア女王も愛したといわれる●ヘレンド焼の博物館を見学後、中欧最大のバラトン湖へ

(バラトン(湖畔)泊)

4日目 バラトン湖畔=ペーチ(約170キロ)
午前:国内最初の大学が創立された歴史ある町ペーチへ
午後:ペーチ観光/ローマ帝国時代に主要都市として栄え、キリスト教の中心地のうちのひとつであったペーチでは●大聖堂や●ジョルナイ博物館、世界遺産◎初期キリスト教墓地遺跡を訪れる

(ペーチ泊)

5日目 ペーチ=カロチャ=エゲル(計約410キロ)
午前:カロチャ観光/パプリカと刺繍で有名な小さな町カロチャではパプリカの歴史を展示する●パプリカ博物館を訪れる
午後:バロックとワインの街として知られエゲルへ 
◆夕食は「雄牛の血」とも呼ばれる名産ワインのテイスティングとともに 

(エゲル泊)

6日目 エゲル=(約100キロ)ホルトバージ=エゲル
午前世界遺産ホルトバージ国立公園へ。プスタと呼ばれる大平原での華麗な馬術ショーを見学
午後:エゲル観光/旧市街を見下ろすように建つ●エゲル城、40メートルもの高さがある●ミナレットを見学   

(エゲル泊)

7日目 エゲル=ホッロークー=ゲデレー=ブダペスト(約185キロ)
午前世界遺産ホッロークー村訪問/昔ながらの独特な文化を守り続けているホッロークー村の民家を訪ね、温かな地元の人々との触れ合いを楽しむ
午後: ゲデレー宮殿観光 ハンガリーをこよなく愛したオーストリア・ハンガリー二重帝国の皇妃エリザベートの夏の宮殿ゲデレー宮殿を見学後、ブダペストへ移動 
◆ハンガリー民族舞踊の夕べ/夕食とともにハンガリアン・ダンスを堪能する

(ブダペスト泊)

8日目 終日: 世界遺産ブダペスト観光
ブダペストの象徴のひとつ◎くさり橋、ブダ地区ではフランツ・ヨーゼフとエリザベートのハンガリー国王としての戴冠式が行われた●マーチャーシュ教会、◎漁夫の砦、ゲッレールトの丘を訪れる
ペスト地区では壮麗な●国会議事堂、ハンガリー建国1000周年を記念して建てられた●聖イシュトヴァーン大聖堂、◎英雄広場、“市民の台所”◎中央市場を巡る
◆国立オペラ座にてオペラ鑑賞

(ブダペスト泊)

9日目 ブダペスト発、帰国の途に。ヨーロッパ内乗継ぎ

(機中泊)

10日目 日本着

関連・参考サイト

http://www.raileurope.jp (レイルヨーロッパ・ジャパン)
http://www.sopron.hu(ショプロン)
http://www.gyor.hu(ジェール)
http://www.koszeg.hu(クーセグ)
http://www.fertod.hu(フェルトゥード)
http://www.eisenstadt.gv.at(アイゼンシュタット)
http://bences.hu(パンノンハルマ)
http://www.rojtokmuzsaj.hu(レートクムジャイ)
http://www.hungarytabi.jp/stepbystep/sbswduna.html(西ドナウ川以西)

現地コンタクト

ショプロン・ツーリストインフォメーション(Tourinform Sopron)
E-mail:sopron@tourinform.hu (英語)

問い合わせ先

ハンガリー政府観光局
コックス・アンド・キングス・ジャパン
G2 Travel Japan
クオニイ グループ トラベル エキスパート
ミキ・ツーリスト
トラベルコーポレーション・ジャパン
ツムラーレ コーポレーション

更新日 2013年5月17日