ニューデスティネーション


アドリア海に浮かぶコルチュラ島
© Juraj Kopač / クロアチア政府観光局

コルチュラ(Korčula)

  • 分野:ニューディスティネーション
  • 国名:クロアチア
  • 期間:通年

企画概要

アドリア海に浮かぶコルチュラ島は、マルコ・ポーロ生誕の地としても知られる島である。
この島には古くからの伝統が息づき、旧市街はさながら美しい建造物が溢れる博物館のような島である。そこで、人気のドゥブロヴニクからも日帰りで足が伸ばせるこの島を、新たなデスティネーションとして注目したい。

企画内容詳細

マルコ・ポーロの島、コルチュラ

クロアチアでも特に日本人に人気があるのが、ドゥブロヴニクやスプリトゥのあるダルマチア地方。この2つの都市のちょうど中間に位置しているのが、周囲が城壁で囲まれた古い港町コルチュラ島だ。
東西に約50キロメートル、アドリア海に突き出した半島に建てられた旧市街はドゥブロヴニクと街の作りが似ているが、いつも多くの観光客でにぎわうドゥブロヴニクに比べ、はるかに静かでのんびりしている。

旧市街への入口、レヴェリンタワー
© KORCULA TOURIST BOARD

このコルチュラという島の名前は、海神ポセイドンによってこの島に住まわされた「コルキラ」という美しい髪の妖精に由来。島の約60%を覆う鬱蒼とした地中海性の樹林と潅木群が「黒」を連想させたことから、古代ギリシャ人はこの島を「黒いコルキラ」(Korkyra Melaina)と呼んでいた。
また、島の西端にあるヴェラ・スピラにある最古の地層は、コルチュラが島になる前の紀元前2万年から1万年前のもので、考古学調査の結果、この洞窟には旧石器時代から青銅器時代中期までその洞窟にずっと人が住んでいたことが確認されている。コルチュラ島のずっと南方に浮かぶパラグルジャ島の岩石で作られた道具も、その洞窟で発掘された。

そうした歴史のあるコルチュラ島は、『東方見聞録』で有名なマルコ・ポーロの生誕地と考えられている。
城壁に囲まれた旧市街には、そうした時代を思い起こさせる聖マルコ大聖堂やベネツィア共和国の総督府(現在の市庁舎)など、ヴェネツィアの影響が色濃く反映した建造物も多く見られる。
島に残された「マルコ・ポーロの家の塔」もその一つ。この塔には、マルコ・ポーロが偉大な旅行者であり、探検家であることを思い起こさせる書籍や興味深い品々が展示されている。コルチュラでデ・ポーロの一族は、現在も旧家の一つに数えられている。

1298年にコルチュラ島の沖で起きたヴェネツィア共和国とジェノヴァ共和国との海戦(コルチュラの戦い)では、マルコ・ポーロはガレー船を率いてジェノヴァ軍と戦ったが敗戦し、何千という仲間と共に投獄された。
その獄中で、マルコ・ポーロがピサ出身のロマンス作家、ルスティケロ・ダ・ピサに口述した中国への壮大な旅の回顧録が『東方見聞録』(イル・ミリオーネ)である。冒険・旅行文学の最高傑作の誕生は、こうして生まれた。

コルチュラを起点とした旅(FIT向け)

1周歩いても20分程度という、非常に小さなコルチュラの旧市街。だが、街は美しい建造物で溢れ、さながら小さな博物館といった具合だ。 グループではホテルの確保が難しいこともあり、コルチュラへはドゥブロヴニクからの日帰りや、スプリトゥなどへの移動の途中の立ち寄り観光が一般となっているが、FITであれば島に数泊し、この土地ならではの魅力を存分に盛り込んだ旅の企画をお薦めしたい。

コルチュラと言って忘れてはならないのが、「モレシュカ」と呼ばれる黒の王によって捕えられた“bula”王女のための、白の王と黒の王の軍隊の戦い。騎士社会の伝統が重んじられているコルチュカでは、一年の特定の時期に繰り広げられるこの剣士の群舞(闘いの寸劇)が呼び物となっている。
これは民俗学のパフォーマンス以上のものであり、コルチュラのアイデンティティーや自由のためのコルチュラ闘争のシンボルにもなっている。

騎士の祭典、モレシュカ
© KORCULA TOURIST BOARD

「モレシュカ」はコルチュラで15世紀から行われているが、その起源はスペインにあると考えられている。
美しい剣舞はバグパイプと太鼓のリズムに乗って展開。剣を打ち合わす時に、飛び散る火花が見えてきそうな迫力である。すべての踊りは7月の第1水曜日にを見ることができるが、聖セオドアの日(7月29日)や、観光シーズンであれば国内外から集まる観光客のため頻繁に上演されている。

島での食事のメニューは、アドリア海の新鮮なシーフードがメイン。味付けはイタリア料理に近く、日本人にも馴染みやすいのがその特徴だ。
また、カトリックを信仰するクロアチアの沿岸部では、クリスマスイブに鱈とマッシュしたジャガイモで作ったパテを食す。この料理は12月に街中のレストランで味わうことができので、こうした郷土色が感じられる伝統料理を食事メニューに取り入れてみるのも良いだろう。
クリスマスイブ以外にも、クロアチアでは宗教的な理由からこうした魚料理を金曜日に食べる習慣がある。
生ではないが、クロアチアでは日本にも輸入されているマグロ料理も味わうこともできる。

その他、現地旅行社ではグループ向けに、オリーブオイル作り体験(10月/1グループ:10〜30名)やクロアチアで最も有名かつ高級赤ワインの産地であるペリェシャッツ半島でのワインツーリズム(通年)、ラベンダー畑で有名なホゥヴァルでのラベンダーオイルの抽出体験(5〜6月/最少催行人数は要問い合わせ)といった各種ワークショップなどのアレンジも行っている。但し、内容によりその年の手配状況が異なるため、事前の確認が必要となる。

ドゥブロヴニクからペリェシャッツ半島を経由してコルチュラへ移動する場合は車の利用が便利だが、移動にフェリーを利用するのも大きなポイントとなる。フェリーの設備はしっかりしており、レストランやバーなども完備。車ごと乗船できるフェリーであれば、揺れの心配もほとんどない。テラスでのコーヒータイムや日光浴など、ミニ・クルーズ気分でお客さまに紺碧のアドリア海や太陽をお楽しみ頂くのも良いだろう。

ポイント

マルコ・ポーロ生誕の地
伝統芸能の「モレシュカ」
ワインツーリズムや各種ワークショップと組み合わせることも可能
新鮮な牡蠣と石貝が獲れることで有名なストンへもアクセス良
ドブロヴニクやスプリトゥからの日帰りも設定可能
企画可能な期間 通年
アクセス

提供:Korcula.NET

ドブロヴニクやスプリトゥ、ホゥヴァル、オレビックなどから船でアクセスも可

主なルートの移動距離/所要時間(移動手段)
コルチュラ=ドブロヴニク間:約2時間30分(車)
コルチュラ=ストン間:約2時間(車)
コルチュラ=スプリトゥ間:約2時間30分(フェリー)
ワイナリー Poljoprivredna zadruga POŠIP(Čara)
担当:Luka Marelić
Tel:(+385) 20 833 146
E-mail:posip.cara@du.t-com.hr
http://www.vinarija-posip-cara.hr

Vinarija "ŠAIN-MARELIĆ"(Čara)
担当:Juraj Šain
Tel:(+385) 91 561 7657
テイスティングはリクエストベース

Vinarija "KRAJANČIĆ"(Čara)
担当:Luka Krajančić
Tel:(+385) 98 427 873
E-mail:intrada@du.t-com.hr
テイスティングはリクエストベース

Poljoprivredna zadruga "NERICA"(Čara)
PZ Nerica Jakša Krajančić
Tel:(+385) 915 349 880
モデルコース
クロアチア周遊(8泊10日)


1日目 成田/名古屋/関空
ザグレブ
欧州航空会社により ザグレブへ
到着後 ホテルへ

(ザグレブ泊)

2日目 ザグレブ
プリトゥヴィツェ
シベニク

スプリトゥ

世界遺産プリトゥヴィツェ国立公園
世界遺産シベニク
(間に合わない場合は翌日)

(スプリトゥ泊)

3日目 スプリトゥ
(シベニク)
世界遺産スプリトゥ
クルカ自然公園(世界遺産シベニク)

(スプリトゥ泊)

4日目 スプリトゥ
ホゥヴァル島




スプリトゥ
ホゥヴァル島
 ネスコ世界遺産スタリ
 グラドゥ、ユネスコ無形文化財
 ヨーロッパ最古公民劇場
フェリー:Split 8:30 - Stari grad 10:30 / Stari grad 17:30 - Split 19:30

(スプリトゥ泊)

5日目 スプリトゥ
ヴィス島


スプリトゥ
ヴィス島(青い洞窟、緑の洞窟、考古学美術館、ワイナリー、グルメ)
フェリー:Split 9:00 - Vis 11:20 /
Vis 18:00 - Split 20:20

(スプリトゥ泊)

6日目 スプリトゥ
ラストヴォ島
ラストヴォ島(自然公園、星の観察) 
フェリー:Split 10:15 - Ubli 15:45 

(ラストヴォ島泊)

7日目 ラストヴォ島
コルチュラ島
ドゥブロブニク
コルチュラ島(マルコポーロの故郷)
Ubli 11:00 - Vela luka (Korčula) 13:00

(ドゥブロヴニク泊)

8日目 ドゥブロブニク 世界遺産ドゥブロヴニク 観光

(ドゥブロヴニク泊)

9日目 ドゥブロブニク
欧州都市
空路、欧州都市経由
帰国の途へ

(機内泊)

10日目 成田/名古屋/関空 到着

注意事項
ホテルの確保が非常に難しい
3ッ星以下のホテルは建物が古く冷暖房が完備されていないため、真夏の利用は避けた方が望ましい
関連・参考サイト http://www.raileurope.jp (レイルヨーロッパ・ジャパン)
http://www.visitkorcula.eu (コルチュラ市観光局)
現地コンタクト コルチュラ市観光局
E-mail: tzg-korcule@du.t-com.hr
問い合わせ先 クロアチア政府観光局
コックス・アンド・キングス・ジャパン
G2 Travel Japan
クオニイ グループ トラベル エキスパート
ミキ・ツーリスト
トラベルコーポレーション・ジャパン
ツムラーレ コーポレーション
更新日 2013年9月13日