ニューデスティネーション

エトナ山
新たに世界遺産に登録された
ヨーロッパ最大の活火山、エトナ山
© Team EUROPE

エトナ山(Etna)

  • 分野:ニューディスティネーション
  • 国名:イタリア
  • 期間:通年

企画概要

2013年に世界遺産に登録されたヨーロッパ最大の活火山エトナに着目し、エトナ山とその周囲に点在する観光地に焦点を当てる。 エトナを周遊するパッケージツアー造成はもちろん、従来のツアーのアクセントとしてもエトナ山周辺の観光素材を利用。また「世界遺産好き」な日本人ツーリストに対し、今回のエトナ山の世界遺産登録を訴求のための好機と捉える。

企画内容詳細

シルヴェストリの穴(クレーター)

シチリアの新たな世界遺産、エトナ山

シチリア島の東部にあるエトナ山は、ヨーロッパ最大の活火山。現在も活発な火山活動を続けており、時に大きな噴火を起こすこともあるが、それが観光素材としての希少性を高め、多くの欧米人観光客を惹きつけている。
肥えた火山性土壌を有する麓にはブドウ畑や果樹園が広がっており、ワインの産地やアグリツーリズムの拠点としても近年注目を集めている。

また、このエトナ山は過去2700年に及ぶ噴火の記録、世界でも類まれな火山活動、ギリシャ神話にも登場する火山であることや、科学的重要性や文化的教育的価値が認められ、2013年6月21日に行われた第37回ユネスコの世界遺産委員会において、正式にユネスコの世界自然遺産に登録された。つまり、日本の富士山と同期の世界遺産ということになる。
これによりシチリアは、イタリアで唯一2つの自然遺産(エオリエ諸島、エトナ山)を有する州となり、総数においてもロンバルディアやトスカーナと並ぶ、イタリア最多の世界遺産がある州となった。

豊富な観光素材が集まるエトナ山周辺

そうしたシチリア島で世界遺産が集中しているのが、エトナ山のあるシチリア東部である。
このエトナ山周辺には、カターニアやタオルミーナなどすでに日本でもお馴染みとなった町があるが、それ以外にも日本人ツーリストが訪れることの少ない町や村が多数点在しており、それらをツアーのコースに加えることで、日程にオリジナリティーを加味することができる。

ヨーロッパに3つしかない峡谷の1つ
アルカンターラ峡谷

中でもダイナミックなシチリア島の景観が楽しめるのが、タオルミーナ近郊にあるアルカンターラ峡谷。
エトナ山北側の低い火口から海に流れだした溶岩流が、川の浸食と地殻変動で形成されたできた高さ約50メートル、長さ約400メートルの峡谷で、ヨーロッパに3つしかない峡谷の1つに数えられている。ここではガイド付きのキャニオンツアーも手配が可能となっている。
もちろん、エトナ山そのものの魅力に触れるのであれば、1日登山は外せない。但し、山頂付近への行程は、高山になってくるため希望者のみの対応とするのが望ましい。

また、中世にサラセン人の手によって建設された建物が現存するアドラーノ、映画『ゴッドファーザー』のロケ地となったフォルツァ・ダグロ、散策に適した風光明媚な村カステルモーラ、近くにイタリアの原風景が広がるランダッツォ、アラゴン王国やスペイン王家などめまぐるしく為政者っが変わったカスティリオーネ・ディ・シシリア、ノルマン時代の城塞が海上に噴火した溶岩の上に築かれた町アーチ・カステッロ、ギリシャ神話にも登場するアーチ・レアーレ、イタリアで最も高い場所にある県庁所在地のエンナなど、その見どころは尽きない。

エトナ火山の雄大な姿やその麓の牧歌的な美しい風景を楽しむのであれば、エトナ山をぐるっと取り囲むように走る「エトナ山周遊鉄道」の利用もお薦めである。日程構成上、この周遊鉄道はリポスト=ランダッツォ間(約1時間)、もしくはカターニア=アドラーノ間(約1時間半)の利用が組み立て易い。
90年代前半のマフィアの抗争などの影響で治安が不安視されたカターニアだが、2002年の世界遺産登録を受け道路や広場が整備され、現在は治安が向上していることを付け加えておこう。

ポイント

富士山と同期の世界遺産
エトナ山の世界遺産登録を記念し、エトナ山とその周囲に点在する観光地に焦点を当てる
エトナ山を周遊するパッケージツアーの造成
従来のパッケージツアーのアクセントとして、エトナ山周辺の観光素材を利用
シチリアはロンバルディアやトスカーナと並び、イタリアで最も世界遺産の数が多い州である
企画可能な期間 通年
アクセス

@ サピエンツァ避難所 A アルカンターラ峡谷 B ランダッツォ
D アドラーノ E フォルツァ・ダグロ F カステルモーラ G カターニア
H シチリア アウトレット ヴィレッジ I カスティリオーネ・ディ・シシリア
J アチレアーレ K アーチ・カステッロ L エンナ

シチリア島へ鉄道でのアクセス
トレンイタリアは、シチリア島とサルディニア島でも鉄道サービスを提供するイタリア国内最大の鉄道会社。このトレンイタリアを利用すると、シチリア島のタオルミーナへはローマから9時間弱、ナポリから約6時間40分でアクセスが可能。また、シチリア島へは、イタリア半島の先端にあるヴィラ・サン・ジョバンニから列車ごとフェリーに乗り込み、対岸のメッシーナへ渡る(約20分所要)という面白い鉄道旅行体験もできる。
イタリアを鉄道で旅する際には、配送料がかからず便利な「チケットレス」も利用可能。その他にも、ユーレイル イタリアパスには、いくつものボーナス特典や割引特典が設定されている。詳細はレイルヨーロッパ・ジャパンまで。

主なルートの移動距離/所要時間(移動手段)
ナポリ=タオルミーナ間:約6時間40分(InterCity利用)
ナポリ=カターニア間:約7時間20分(InterCity利用)
ローマ=タオルミーナ間:約8時間50分(InterCity利用)
ローマ=カターニア間:約9時間35分(InterCity利用)
シチリアの世界遺産
エオリエ諸島
リパリ島
ヴルカーノ島
サリーナ島
ストロンボリ島
パナレア島
フィリクーディ島
アリクーディ島

ヴァル・ディ・ノート後期バロック様式の8つの町
カターニア
カルタジローネ
ラグーサ
モディカ
ノート
シクリ
パラッツォーロ・アクレイデ
ミリテッロ・ヴァル・ディ・カターニア

シラク―サとパンタリカ
エトナ山
エトナ山 1日登山 出発:タオルミーナ、もしくはカターニア

バスにてエトナ山南側のサピエンツァ避難所(標高約1,900メートル)まで登る(無料駐車場あり)
   ↓
「シルヴェストリの穴」見学(クレーター)約15分
   ↓
サピエンツァ避難所周辺にてフリータイム
ここから山頂付近への行程は高山になってくるので希望者のみの対応がベスト
   ↓
ロープウェイで標高2,920メートル地点へ
   ↓
下車後、4WDにて頂上付近へ
   ↓
4WD下車後、約45分のトレッキング(復路は往路を逆方向に戻る)
現在は頂上は入山禁止措置のため立ち入り禁止
北側からの登山ルートも可
周辺の見どころ タオルミーナ
Taormina
イオニア海とエトナ山を望む風光明媚なリゾート地。映画「グランブルー」の舞台でも有名。遺跡と景勝地の町としても知られている。

カターニア
Catania
様々な人種が集まるカターニアは、シチリアの経済都市としての一面を持っている。町並みはシチリア・バロック建築が都会的な雰囲気のなかでマッチし、情趣あるの町並みが特徴である。ここでは、@イタリア版ミシュラン「ガンベロロッソ」掲載のレストランシェフによる料理教室 Aランチを旧税関の建物を改装したレストラン「ミナ・ヴェッキア・ドガーナ」にてカターニア料理を食するなどのプログラムもアレンジ可能。

アルカンターラ峡谷
Gole Alcantara
先史時代、エトナ山北側の低い火口から溶岩流が海にまで流れでた後、川の浸食作用と地殻変動で形成されたできた峡谷で、峡谷の両側に見事な玄武岩の角柱が見られる。峡谷の高さは約50メートル、長さは約400メートル、幅は場所により2〜5メートルある。峡谷の下には、有料のエレベーターもしくは階段で降りることができる。
真夏でも冷たく澄み切った水が流れるアルカンターラ川では、夏に水着を着て川遊びをする人や、胸まであるゴム長靴をレンタルして涼を楽しむ人々の姿が見られる。ここでは希望により、ガイド付きのキャニオニングツアーの手配も可能となっている。タオルミナーナから約30km バスで30分。

アドラーノ
Adrano
古代からギリシャ人、ローマ人、サラセン人とその為政者がめまぐるしく変遷したが現存する町。中世にサラセン人の手によって建設された建物が現存。サラセン人の橋やノルマン城、サンタルチア修道院といった見どころがある。タオルミーナから約9キロ、バスで約1時間半。


フオルツァ・ダグロの町


フォルツァ・ダグロ
Forza d'Agro
タオルミーナの北側の標高およそ420メートルの山の上にある町。12世紀からの古い歴史を持つ町だが、現在の人口は860人余りという小さな村である。眼下の海岸線とメッシーナ海峡の風景が素晴らしい。
また、この町は映画『ゴッドファーザー』のロケが行われたことでも知られている。タオルミーナから約20キロ、バスで約30分。

カステルモーラ
Castelmola
タオルミーナの背後、標高約530メートルの山の上にある町。 町の一番高いところにあるカステルモーラ城塞からは海側と山側、360度の視界がきく、風光明媚な村である。レストラン、バールや土産物屋だけでなく、陶器屋や骨董品屋もあり散策にも最適である。タオルミーナから約5キロ、バスで10分。

ランダッツォ
Randazzo
シチリアの他の町と同様、ギリシャ時代から続く古い町だが、特に中世の雰囲気が漂い溶岩石で出来た歴史的建造物が多いことで知られている。過去には町を囲んでいたであろう壁の一部をはじめ、中世の面影が感じられる見どころが多い。中でも大聖堂と伝統的な日曜市が有名。町の中心部を外れると、イタリアの原風景が垣間見られる。タオルミーナから約50キロ バスで約1時間。

カスティリオーネ・ディ・シチリア
Castiglione di Sicilia
「大きな城」を意味する歴史ある町。アラゴン王国、スペイン王家などめまぐるしく為政者っが変わった。交通の要衝。タオルミーナから約22キロ、バスで約30分。

アーチ・カステッロ
Aci Castello
海上に噴火した溶岩の上に建てられたノルマン時代の城塞がある。 カターニアから10キロ程度ということもあり、夏になると現地の人々の気軽な避暑地としてにぎわっている。タオルミーナから約60キロ、バスで約1時間。


エンナ城壁に囲まれた古い町、エンナ


アーチ・レアーレ
Aci Reale
ギリシャ神話にも登場する歴史ある町。通商都市として栄え、雄大な後期バロック様式の教会や宮殿などが建築された。タオルミーナから約45キロ、バスで40分。

エンナ
Enna
標高948メートルとイタリアで最も高い場所にある県庁所在地。 城壁に囲まれた古い町で、中心部のエマヌエーレ広場やロンバルディア城から眺める景色は圧巻。内陸部の砂漠のような大地が、遥か彼方まで広がっている。若者が町を離れてしまったためか人影が少なく、時が止まった孤高の町と呼ぶにふさわしい町である。タオルミナーナから約140キロ、バスで約2時間。
ショッピング

エンナ近郊に「シチリア・アウトレット・ヴィレッジ」があり、従来のシチリア観光では難しかったブランド品のショッピングが可能となった。グループだけではなく、FIT向けにカターニアとパレルモ、その他の町からシャトルバスも運行されている。

シチリア・アウトレット・ヴィレッジ
Sicilia Outlet Village
営業時間:月〜金 10:00〜20:00 土・日・祝 10:00〜21:00
定休日:1/1、5/6
住所:Contrada Mandre Bianche, 94011 Agira (Enna)
Tel:(+39) 0935 950 040
http://www.outlet-village.it/sicilia-fashion
※ 営業時間は、予告なく変更される場合あり
エトナ山周遊鉄道 エトナ山周遊鉄道(Ferrovia Circumetnea FCE)は、エトナ山をぐるっと取り囲むように走る約110キロの鉄道。

エトナ山周遊鉄道

リポスト=カターニア間を結び、エトナ火山の雄大な姿や、その麓の牧歌的な美しい風景が広がる車窓を楽しむのにお薦めである。
全行程を乗車する必要はないが、日程構成上リポスト=ランダッツォ(約1時間)、カターニア=アドラーノ(約1時間半)の乗車が組み立て易い。


主なルートの移動距離/所要時間(移動手段)
タオルミーナ=カターニア駅:約1時間(バス)
タオルミーナ=リポスト駅:約30分(バス)
モデルコース
エトナ山をめぐる冒険(6泊8日)


1日目 空路、シチリア島カターニアへ
空港着後ホテルへ

(タオルミーナ泊)

2日目 午前 ホテルにて朝食
サピエンツァ避難所まで車で移動(標高 約1,900m)
着後、シルヴェストリの穴(クレーター)を見学
昼食まで自由行動
サピエンツァ周辺で昼食
午後 【オプショナル:エトナ山登山ツアー】
標高2,900mエリアまでロープウェイで移動
ロープウェイ終点から4WDにてご案内
4WD下車後、約40分間のトレッキング
サピエンツァ避難所からホテルへ
ホテル着
夕食はホテルにて

(タオルミーナ泊)

3日目 午前 ホテルにて朝食 
車でアルカンターラ渓谷へ
着後、アルカンターラ渓谷を自由に散策(約1時間)
散策後、ワイナリーへ移動
シチリアワインのワイナリー見学
ワイン試飲と軽食
午後 ワイナリー見学後、ホテルへ
夕食はレストランにて

(タオルミーナ泊)

4日目 午前 ホテルにて朝食
車でカスティリオーネ・ディ・シチ―リアへ
着後、市内観光
車にてランダッツォへ
エトナ周遊鉄道で終着駅アドラーノへ
アドラーノ駅着
着後、アドラーノ市内観光 
昼食はアドラーノにて
午後 昼食後、アチ・レアーレ、アチ・カステーロを経由し、カターニアへ
途中、アチ・レアーレ市内とアチ・カステーロの要塞に立ち寄る

(カターニア泊)

5日目 午前 ホテルにて朝食
車にてエンナへ
着後、エンナ市内観光(ガイド付き)
昼食はエンナにて
昼食後、シチリア・アウトレット・ヴィレッジへ
午後 アウトレットでのショッピング
ショッピング後、ホテルへ
夕食はホテルにて

(カターニア泊)

6日目 午前 ホテルにて朝食
車でタオルミーナへ
着後、タオルミーナ観光(ガイド付き)
入場:ギリシャ劇場
下車:市民公園/ウンベルト通り
12:00 観光後、カターニアへ
13:00 昼食は「ミナ・ヴェッキア・ドガーナ」にて伝統的なカターニア料理
14:00 カターニアの市内観光(ガイド付き)
入場:ドゥオモ 
下車:魚市場/大学広場/ペッリーニ劇場
16:00 観光後、ホテルへ
19:00 夕食はホテルにて

(カターニア泊)

7日目 帰国の途へ

(機中泊)

8日目 日本着、通関後解散

エトナ山の頂上付近でのトレッキングは健脚者向き
オプショナル参加者の昼食はボックスランチ
早朝出発の場合、朝食はボックスで用意
注意事項
シチリア島では大型バスが入れない観光スポットもある
エトナ頂上周辺にはレストランがないため、ランチボックスの用意が必要
その他 カターニアの治安について
90年代前半、マフィアの抗争や治安の悪さで、イタリア中にその名を轟かせていたカターニア。だが、2002年に世界遺産登録されると道路や広場が整備され、治安も向上している。
関連・参考サイト http://www.raileurope.jp (レイルヨーロッパ・ジャパン)
http://www.visitasicilia.com (Visita Sicilia)
http://www.regione.sicilia.it/turismo (Regione Siciliana)
現地コンタクト Dipartimento del turismo, dello sport e dello spettacolo - Regione Siciliana
E-mail:urp.dipturismo@regione.sicilia.it
問い合わせ先 イタリア政府観光局
コックス・アンド・キングス・ジャパン
G2 Travel Japan
クオニイ グループ トラベル エキスパート
ミキ・ツーリスト
トラベルコーポレーション・ジャパン
ツムラーレ コーポレーション
更新日 2013年9月20日