ニューデスティネーション

アルル 古代ローマ期の円形闘技場と劇場
アルルにある古代ローマ期の円形闘技場と劇場
© Atout France/Aquashot

南フランス(Sud de France)

  • 分野:ニューディスティネーション
  • 国名:フランス
  • 期間:通年

企画概要

南仏のリピーターを想定した企画。短い日程のツアーでは盛り込みきれない、定番以外の魅力を発掘しながらフランス人のバカンスのような長期滞在を楽しむ。滞在地から半径100キロ圏の周辺観光地へも足を延ばすのがポイント。

企画内容詳細

PLACE MASSENAニースはトラムなど公共交通は均一料金
© NICE BOIZET PIENSA

フレンチスタイルのバカンスを楽しむ旅の企画

歴史、文化、芸術、豊かな自然と紺碧の海、穏やかな気候、グルメ、そして多彩なイベント・・・、たぐいまれな豊富な観光素材に恵まれた南フランス。
日本からのツアーのデスティネーションとしてもすでに定着しているが、短い日程のツアーではなかなかその奥深い魅力にまでたどり着くことができない。

そこで今回提案したいのが、南仏リピーターを想定した長期滞在の旅。滞在地から半径100キロ圏の周辺観光地にも足を伸ばし、南フランスにある定番以外の魅力を発掘。フレンチスタイルのプチバカンスをお客さまにご堪能頂こうというものである。

諸条件を考慮すると、その拠点に適しているといえるのがコート・ダジュールの中心都市であるニース。世界有数の人気リゾート地であるニースには、数えきれないほど楽しみが詰まっている。
ニースは、終日自由行動とする設定も可能である。「フレンチ・リビエラ・パス」は、ニースとその提携都市のブティックやレストランなどの施設で優待が受けられるシティカード。オープントップの定期観光バス「グランド・ツアー」や諸施設の無料、割引入場などをセット(24時間、48時間、72時間の3種)マチス美術館、シャガール美術館、セグウエイライドなどでも利用できるので、お客さまにお勧め頂きたいアイテムである。

屈指の海浜リゾート、サントロペ
© Atout France/Michel Angot

滞在地から半径100キロ圏の周辺観光地へ

これまでニース観光と言うと、プロムナード・デ・ザングレやサレヤ広場、マセナ広場、シャガール美術館、マチス美術館、近郊ではエズやモナコ、カンヌ、グラース観光などが定番となっていたが、ニース滞在をベースに半径100キロ圏にまで広げると、今も多くのセレブリティが訪れる保養地サン・トロペや、国立海洋自然公園のイエール諸島までその観光範囲を広げることができる。

また、イタリアのクーネオへ続く高低差1,000メートルの山岳鉄道タンド線や、ニースやカンヌなどから発着するミニクルーズ、ヒストリックカーでドライブなどのアクティビティを初め、市場巡りと組み合わせた地中海料理教室、グラースやエズで香水作りといったワークショップの体験も可能となる。

マルセイユから車で30分の場所にあるエクス・アン・プロヴァンスでは、セザンヌがかつて学んだ美術学校のグラネ美術館や、セザンヌが終生描いたエクス・アン・プロヴァンスのシンボル、サント・ヴィクトワール山でのハイキング、周囲にラヴェンダー畑が広がるマノスク、陶器の町ムスティエ・サント・マリー、フランスのグランドキャニオンと呼ばれるヴェルドン渓谷などを訪れることができる。白亜の断崖カランクが作る狭湾の小漁村カシで、紺碧の沿岸クルーズやワイン探訪もお勧めである。

中世に教皇庁が置かれ、数多くの史跡が残るアヴィニョンも、南フランスの観光には外せないポイントとなっている。アヴィニョンからは、野外音楽祭が行われるオランジュの古代ローマの劇場や、詩人ペトラルカが愛したソルグ川の清らかな源泉に心洗われるフォンテーヌ・ド・ヴォークリューズなどもお勧めである。
また、8月15日から9月28日まで行われる法王庁の3Dプロジェクション・マッピング(光のショーナイト)も見ごたえ抜群である。 この他にも南フランスでは様々な組み合わせ、またオプションの設定が考えられるが、ターゲットなる客層やニーズを考えた上で、以下のお勧め素材を参照にしながらバランスよく行程に配置して頂きたい。

ポイント

旅の拠点となるアクセスに優れた人気の町で、初めての滞在時とは異なる観光ポイントを盛り込んでリピーターに訴求する。

企画可能な期間 通年
アクセス
南フランス地図
提供:フランス観光開発機構
クリックすると拡大版が見られます

フランス国鉄(SNCF)が運行する高速列車TGVは、フランス国内の主要150都市、隣国のベルギー、スイス、ドイツにも乗り入れており、これらの国を走る高速列車とその路線網へと乗り継ぐことができる。

※ 2012年秋よりフランス国鉄は、ユーレイルセレクトパスより離脱しているので注意が必要。但し、ユーレイルグローバルパスおよびユーレイルリージョナルパスについては、現在も適用国として継続している。

主なルートの所要時間(移動手段)
ニース=パリ間:約1時間20分(飛行機)
ニース=パリ間:約5時間25分(TGV地中海線)
アヴィニョン=パリ間:約2時間40分(TGV利用)
エクス・アン・プロヴァンス=パリ間:3時間(TGV利用)
バカンスにお勧め素材
ニース
ミニクルーズ
ニースやカンヌなどから発着。コート・ダジュールの魅力を海から堪能!
http://www.trans-cote-azur.co.uk/nice-saint-tropez.php

ベレ地区のワインセラー
AOCロゼワインの産地。ニース市内から車で15分。
http://www.frenchriviera-tourism.com/food

地中海料理教室
市場めぐりとの組み合わせも。
http://en.nicetourisme.com/cookery-workshops

プロヴァンス鉄道
山間部のディーニュ・レ・バンまでガタゴト揺れる列車の旅。
http://www.trainprovence.com

香水作り体験
グラースやエズの複数のメーカーで見学、体験可能。
http://www.fragonard.com/parfums_grasse

ヒストリックカーでドライブ
2CVやDSに乗ってドライブ。複数言語を話すドライバー付き。
http://en.nicetourisme.com/things-to-do/25708

フレンチ・リビエラ・パス
ニースとその提携都市のブティックやレストランなどの数多くの施設で優待が受けられるパス。
http://en.nicetourisme.com/the-french-riviera-pass

マントン
レモン祭りで知られる温暖な国境の町。没後50年を迎えたジャン・コクトーゆかりの地。
http://www.tourisme-menton.fr

ヴィルフランシュ・シュル・メール
ニースの東隣りの港町。サン・ピエール礼拝堂はコクトーによる装飾。
http://www.villefranche-sur-mer.com

ムージャン
ピカソ終焉の地。芸術家のアトリエやブティック、レストランが多い。
http://www.mougins.fr/tourisme

カーニュ・シュル・メール
画家ルノワールのアトリエ「コレット荘」が、2013年夏にリニューアル。
http://www.mougins.fr/tourisme

カンヌ
国際イベントやカジノなど華やかなイメージが強いが、高台の旧市街や常設市場なども楽しめる。
http://www.cannes-destination.fr

サン・トロペ
50年代にコート・ダジュールを代表する保養地になった港町。今も多くのセレブリティが訪れる。
http://www.ot-saint-tropez.com

イエールとポルクロール島
中世の面影が残る石畳の旧市街、国立海洋自然公園のイエール諸島。
http://www.hyeres-tourisme.com

ニース近現代美術館
クラインなどエコール・ド・ニースの作品を展示。
http://www.mamac-nice.org

タンド線
国境を越えイタリアのクーネオへ続く高低差1000メートルの山岳鉄道。景勝ルートとして名高い。
http://home.scarlet.be/roya/train

サン・ポール・ド・ヴァンス
フォロンの礼拝堂やマーグ財団現代美術館など。シャガールが眠る鷲の巣村。
http://www.saint-pauldevence.com

ヴァロリス
ピカソが陶芸に目覚めた陶器の街。国立ピカソ美術館「戦争と平和」もある。
http://www.vallauris-golfe-juan.fr

レランス諸島
カンヌから船で15分ほどの地中海ミニクルーズ。フランス最古の修道院など。
http://www.cannes-destination.fr

ル・カネ
カンヌの隣り町。ナビ派の画家ボナールが晩年の20年余りを過ごした。
http://www.lecannet.fr

エクス・アン・プロヴァンス

グラネ美術館
かつてセザンヌが学んだ美術学校。2006年に増床リニューアルされた。時系列で展示されている。
http://www.museegranet-aixenprovence.fr

サント・ヴィクトワール山
セザンヌが終生描いたエクスのシンボル。標高1,011メートル。
http://www.aixenprovencetourism.com/aix-sainte-victoire.htm

マルセイユ
2013年欧州文化首都。ヨーロッパ地中海文明博物館が6月にオープン。
http://www.marseille-tourisme.com

カシ
白亜の断崖カランクが作る狭湾の小漁村。紺碧の沿岸クルーズとワイン探訪。
http://www.marseille-tourisme.com

オーバーニュ
郷土の作家で映画監督のマルセル・パニョルの記念館。
http://www.tourisme-paysdaubagne.fr

マノスク
ロクシタン社の本拠地。周辺にはラヴェンダーの畑もある。
http://www.manosque-tourisme.com

ムスティエ・サント・マリーとヴェルドン渓谷
製陶で知られる「フランスで最も美しい村」の一つ。ラベンダー街道と「ヨーロッパのグランドキャニオン」。
http://www.moustiers.eu

アヴィニョン

法王庁
3Dプロジェクション・マッピング「レ・リュミネッセンス」が初登場。8月15日から9月28日まで毎晩実施。
http://www.lesluminessences-avignon.com

フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ
詩人ペトラルカが愛したソルグ川の清らかな源泉に心洗われる。
http://www.oti-delasorgue.fr/office-tourisme-fontaine-de-vaucluse.php

オランジュ
古代ローマの劇場では野外音楽祭も行われる。
http://www.otorange.fr

ニーム
古代ローマの神殿と巨大な円形闘技場。デニム生地発祥の地。
http://www.ot-nimes.fr

エグ・モルト
ローヌ河の三角州カマルグ湿地帯に十字軍の出発基地として作られた条里制の城壁都市。
http://www.ot-aiguesmortes.fr

カマルグ湿地帯
ジプシー祭りで有名な海辺の町サント・マリー。自然公園の野生動物と米料理が名物。
http://www.saintesmaries.com
モデルコース
長逗留してじっくり楽しむ南フランスの旅(13泊15日)


1日目 空路パリまたは欧州内乗り継ぎニースへ
着後ホテルへ

(ニース泊)

2日目 終日 ニース市内観光:
旧市街サレヤ広場の花市、城址展望台、海岸通りプロムナード・デ・ザングレ散策など定番観光
シャガール美術館またはマチス美術館見学

(ニース泊)

3日目 午前 コートダジュールに点在する魅力的な街巡り(東部)
ヴィルフランシュ・シュル・メールへ移動(約20分/約8.3キロ)
港町、ヴィルフランシュ・シュル・メールを散策
エズへ(約25分/約8.6キロ)
午後 鷲の巣村エズ散策と香水作り体験
マントンへ(約40分/約18キロ)
国境の町、マントンで没後50年のコクトー美術館見学
ニースへ(約50分/約30キロ)

(ニース泊)

4日目 終日 近郊へのツアーとアクティビティーを旅程に組み込み、
またはオプショナルとして設定

OP@ サントロぺまで日帰り地中海クルーズ
OPA AOCべレ地区のワイナリー見学

終日自由行動とする場合はトラムやシティカード「フレンチ・リビエラ・パス」を利用した自由散策
オープントップの定期観光バス「グランド・ツアー」や諸施設の無料、割引入場などをセット(24時間、48時間、72時間の3種)マチス美術館、シャガール美術館、セグウエイライドなどにも利用可能

(ニース泊)

5日目 終日 近郊へのツアーとアクティビティーを旅程に組み込み、
またはオプショナルとして設定

OPB 地中海料理教室
OPC プロヴァンス鉄道

終日自由行動とする場合はトラムやシティカード「フレンチ・リビエラ・パス」を利用した自由散策

(ニース泊)

6日目 終日 近郊へのツアーとアクティビティーを旅程に組み込み、
またはオプショナルとして設定

OPD 香水作り体験
OPE ヒストリックカーでドライブ(ドライバー付)

終日自由行動とする場合はトラムやシティカード「フレンチ・リビエラ・パス」を利用し自由散策

(ニース泊)

7日目 午前 コートダジュールに点在する魅力的な町巡り(西部)
カーニュ・シュル・メールへ(約30分/約13キロ)
ルノワールが晩年を過ごした鷲の巣村カーニュ・シュル・メール観光 ●ルノワール美術館
アンティーブへ(約30分/約11キロ)
アンティーブ観光 ●ピカソ美術館
ムージャンへ(約40分/約13キロ)
午後 ピカソ終焉の地、鷲の巣村ムージャンで昼食と散策
グラースへ(約30分/約14キロ)
香水の街グラースで香水作り体験
カンヌへ(約40分/約20キロ)
映画祭で知られるカンヌ市内観光:
旧市街と港、海岸通りなど

(カンヌ泊)

8日目 午前 サントロペに向けて出発。海岸沿いの絶景ルートへ(約2時間/約90キロ)
サントロペ:屈指の海浜リゾートを散策
イエールへ(約1時間30分/約50キロ)
美しい砂浜の街イエールと旧市街を散策、またはポルクロール諸島遊覧
午後 エクサンプロヴァンスへ(約2時間/約110キロ)
エクサンプロヴァンス市内観光:セザンヌのアトリエ、旧市街、ミラボー通り

(エクス・アン・プロヴァンス泊)

9日目 午前 セザンヌゆかりのサント・ヴィクトワール山観光
セザンヌ一家が過ごしたジャス・ド・ブファン荘
午後 自由行動

(エクス・アン・プロヴァンス泊)

10日目 午前 マルセイユとカシに日帰り観光
マルセイユへ(約1時間/約32キロ)
マルセイユ市内観光:旧港付近のノートルダム教会、2013年オープンの地中海文明博物館を見学
「モンテクリスト伯」の作品舞台イフ島ミニクルーズ
午後 カシまでカランククルーズ、ワイナリー訪問
エクサンプロヴァンスへ(約1時間/約32キロ)

(エクス・アン・プロヴァンス泊)

11日目 午前 アルルヘ(約1時間30分/75キロ)
世界遺産アルル市内観光:円形闘技場、ゴッホの跳ね橋など
午後 プロヴァンスの小さな街巡り
レ・ボー・ド・プロヴァンスへ(約45分/約20キロ)
レ・ボー・ド・プロヴァンス散策
サン・レミ・ド・プロヴァンス(約30分/約11キロ)
サン・レミ・ド・プロヴァンス散策
夕刻 アヴィニョンへ(約45分/約25km)

(アヴィニョン泊)

12日目 午前 世界遺産アヴィニョン市内観光:
法王庁、サン・ベネゼ橋など
午後 東の山間部リュベロン地域の美しい村々を観光:
水清らかなイル・シュル・ラ・ソルグや、ソルグ川の水源フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズなど

(アヴィニョン泊)

13日目 午前 シャトーヌフ・デュ・パプへ(約40分/約18キロ)
シャトーヌフ・デュ・パプのワイナリー見学
オランジュへ(約20分/約10キロ)
午後 世界遺産オランジュ市内観光:ローマ劇場、凱旋門など
(またはヴェゾン・ラ・ロメーヌで古代ローマ遺跡を見学)
夕刻 アヴィニョンへ(約45分/約25キロ)

(アヴィニョン泊)

14日目 午前 TGVでパリに向けて出発(約2時間40分)
午後 パリ着
夕刻 空路、帰国の途へ

(機中泊)

15日目 日本着

企画上の注意点
体験型を含めて観光素材がたいへん豊富な地域で、景観、芸術、歴史、美食などテーマも多様多彩
定番観光の組み込みやオプション設定のほか、リピーターにはフレンチ・リビエラ・パスを利用して好みのものを自由に見てもらうよう提案するのもお勧め
顧客のリピート深度、経験値に合わせた各種設定が可能
ルノワール美術館(火曜休館)2013年7月にリニューアルオープン
アンティーブのピカソ美術館(月曜休館)
7月、8月のバカンスシーズンの週末は、バカンス客で例年渋滞が発生するため移動を避けた方が良い
帰国時にパリでの延泊プランにも対応可能(またはマルセイユ発のフライトから乗り継いで日本へ)
注意事項
多彩な観光素材を自由に組み合わせられるので差別化も容易
モデルコースは一例
公共交通も利用しやすいのでリピーター向けにはシティパスを有効利用した自由滞在プランもおすすめ
関連・参考サイト http://www.raileurope.jp (レイルヨーロッパ・ジャパン)
http://www.nicetourisme.com (ニース)
http://www.aixenprovencetourism.com
http://www.avignon-tourisme.com (アヴィニョン)
現地コンタクト ニース観光局
http://www.nicetourisme.com(コンタクトフォームを利用)
エクス・アン・プロヴァンス観光局
http://www.aixenprovencetourism.com(コンタクトフォームを利用)
アヴィニョン観光局
E-mail:groupreservation@avignon-tourisme.com
問い合わせ先 フランス観光開発機構
コックス・アンド・キングス・ジャパン
G2 Travel Japan
クオニイ グループ トラベル エキスパート
ミキ・ツーリスト
トラベルコーポレーション・ジャパン
ツムラーレ コーポレーション
更新日 2013年11月29日