ニューデスティネーション

今なお活発な火山活動を行っているストロンボリ島
今なお活発な火山活動を行っているストロンボリ島
© イタリア政府観光局

シチリア(Sicilia)

  • 分野:ニューディスティネーション
  • 国名:イタリア
  • 期間:通年

企画概要

2013年に世界遺産登録されたエトナ山と、イタリア初の自然遺産であるエオリエ諸島を対比させ、日本人には負のイメージが強かった火山に着目することで新たな観光素材を発掘する。
また、シチリア観光の定番素材を抑えながら、近郊の世界遺産や新たな観光素材を盛り込む。

企画内容詳細

エオリエ諸島イタリア初の自然遺産エオリエ諸島
© TurismoEolie.com

火山に着目したツアーの造成

シチリア島東部にあるヨーロッパ最大の活火山エトナは、現在も活発な火山活動を続ける富士山と同期の世界遺産。時に大きな噴火を起こすこともあるが、それが観光素材としての希少性を高め、多くの欧米人観光客を惹きつけて止まない。

今回ご紹介するのは、日本人には負のイメージが強かった火山に着目し、イタリア最新の世界遺産であるエトナ山と、シチリア島の北部に浮かぶ世界遺産エオリエ諸島を対比したコース。
火山を新たな観光素材として位置づけ、シチリア観光の定番素材を抑えつつ、州都パレルモ、エトナ近郊のカターニアやカルタジローネ(正式名称:ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々)など、シチリア東部に集中する人気の世界遺産も日程に組み込こんだルートとなっている。

イタリア初の自然遺産、エオリエ諸島のクルーズ観光

2000年、イタリア初の自然遺産に登録されたエオリエ諸島は、シチリア島の北方、Y字型に並んで浮かぶ火山性諸島。主要7島で構成され、ストロンボリ島やリーバリ島などは、今なお活発な火山活動を行っている。
エオリエ諸島最大の島はリーバリ島。ホメロスの抒情詩「オディッセイア」の中に出てくる風の神「アイオロス」の住む島と言われ、エオリエ諸島観光の拠点となっている。一方、エオリア諸島で最も小さく、また最も標高の低い風光明媚な島として知られているのがパナレーア島で、島の南端ミラッツェーザ岬には青銅器時代の集落跡がある。

イタリアで一番火山活動が盛んなのが、ストロンボリ火山のあるストロンボリ島である。エオリエ諸島で4番目に大きなこの島は、町が火山の裾野に間借りしているといった印象で、映画『ストロンボリ』の舞台としても有名である。また、シチリア本島に一番近い島が、3番目に大きなヴルカーノ島。緑豊かな島の南には果樹園やブドウ畑が広がり、ストロンボリ火山に次ぐ活火山と、泥沼温泉や海水温泉がある島として広く知られている。

モデルコースの4日目にあるエオリエ諸島行きのクルーズは、以下に紹介した内容以外にも朝ホテルを出発し、リーバリ島やヴルカーノ島を訪れ、ヴルカーノ島港近くのポッツァデイカルダで泥温泉を楽しむコースなどに変更することも可能。いずれの場合も本島に戻る船上から、軽食を楽しみながら火山活動を眺めることができる。

ポイント

エトナ山は、富士山と同期の世界遺産(2013年登録)
イタリア初のユネスコ世界自然遺産、エオリエ諸島
エトナ山の世界遺産登録を記念し「火山」をキーワードにしたツアーの造成
日本人に「災害」といった負のイメージが強かった火山や噴火を、欧米的に観光素材として訴求
「世界遺産好き」な日本人観光客にとって、今回の世界遺産登録を新たな好機と捉える
シチリア東部には、上記以外にも「シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡」や、「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」といった世界遺産がある
企画可能な期間 通年
アクセス
シチリア地図
提供:Team EUROPE Working Group
クリックすると拡大版が見られます

シチリア島へ鉄道でのアクセス
トレンイタリアは、シチリア島とサルディニア島でも鉄道サービスを提供するイタリア国内最大の鉄道会社。このトレンイタリアを利用すると、シチリア島のタオルミーナへはローマから9時間弱、ナポリから約6時間40分でアクセスが可能。また、シチリア島へは、イタリア半島の先端にあるヴィラ・サン・ジョバンニから列車ごとフェリーに乗り込み、対岸のメッシーナへ渡る(約20分所要)という面白い鉄道旅行体験もできる。 イタリアを鉄道で旅する際には、配送料がかからず便利な「チケットレス」も利用可能。その他にも、ユーレイル イタリアパスには、いくつものボーナス特典や割引特典が設定されている。詳細はレイルヨーロッパ・ジャパンまで。

主なルートの所要時間(移動手段)
ミラッツォ=リーバリ島:1時間5分(フェリー)
ミラッツォ=パナレーア島:1時間40分〜2時間5分(フェリー)
ミラッツォ=ストロンボリ島:1時間5〜10分(フェリー)
ミラッツォ=ヴルカーノ島:40分〜1時間30分(フェリー)
主な見どころ パレルモ
Palermo
シチリア最大の都市。アラブやノルマンといった南北からの文化が流入し、複数の文化が入り混じった興味深い文化が築かれた。長年、ヨーロッパの人々の異国への憧れを一身に受けてきた町でもある。

モンレアーレ
Monreale
標高310メートルの山の上に築かれた町。町の規模は非常に小さいが、落ち着いた雰囲気で、ビザンチン様式のモザイクの傑作が残る。イスラム、ビザンチン、ロマネスクの影響を受けた建築は一見の価値がある。

ピアッツァ・アルメリーナ(世界遺産)
Piazza Armerina
帝政時代の大富豪貴族の別荘「カサーレの古代ローマの別荘」を観に訪れる観光客で賑わっている。従来のツアーに組み込まれていることも多い定番スポット。

カルタジローネ(世界遺産)
Caltagirone
マヨルカ焼きの元祖である陶器の町として有名。「スカーラ」という142段の階段には、美しいマヨルカ焼きの装飾が施されている。特に階段が花で飾られるクリスマスシーズンはお勧めである。

タオルミーナ(世界遺産)
Taormina
イオニア海とエトナ山を望む風光明媚なリゾート地。映画『グランブルー』の舞台としても有名。遺跡と景勝地としても知られている。

アーチ・レアーレ
Acireale
ギリシャ神話にも登場する歴史ある町。通商都市として栄え、雄大な後期バロック様式の教会や宮殿などが建築された。タオルミーナから約45キロ、バスで40分。

アーチ・カステッロ
Aci Castello
海上に噴火した溶岩の上に建てられたノルマン時代の城塞がある。 カターニアから10キロ程度ということもあり、夏になると現地の人々の気軽な避暑地としてにぎわっている。タオルミーナから約60キロ、バスで約1時間。

アドラーノ
Adrano
古代からギリシャ人、ローマ人、サラセン人とその為政者がめまぐるしく変遷した町。中世にサラセン人の手によって建設された建物が現存。サラセン人の橋やノルマン城、サンタルチア修道院といった見どころがある。タオルミーナから約9キロ、バスで約1時間半。

カターニア
Catania
様々な人種が集まるカターニアは、シチリアの経済都市としての一面を持っている。町並みはシチリア・バロック建築が都会的な雰囲気のなかでマッチし、情趣あるの町並みが特徴である。ここでは、@イタリア版ミシュラン「ガンベロロッソ」掲載のレストランシェフによる料理教室 Aランチを旧税関の建物を改装したレストラン「ミナ・ヴェッキア・ドガーナ」にてカターニア料理を食するなどのプログラムもアレンジ可能。
エトナ山周遊鉄道 エトナ山周遊鉄道(Ferrovia Circumetnea FCE)は、エトナ山をぐるっと取り囲むように走る約110キロの鉄道。

エトナ山周遊鉄道

リポスト=カターニア間を結び、エトナ火山の雄大な姿や、その麓の牧歌的な美しい風景が広がる車窓を楽しむのにお薦めである。
全行程を乗車する必要はないが、日程構成上リポスト=ランダッツォ(約1時間)、カターニア=アドラーノ(約1時間半)の乗車が組み立て易い。


主なルートの移動距離/所要時間(移動手段)
タオルミーナ=カターニア駅:約1時間(バス)
タオルミーナ=リポスト駅:約30分(バス)
モデルコース
ボルケーノ!! ボルケーノ!! 火山をめぐる8日間
〜 大地の息吹きと世界遺産を訪ねて 〜


1日目 空路、欧州内で乗り継ぎパレルモへ
着後、ホテルへ

(パレルモ泊)

2日目 午前 ホテルにて朝食
英語ガイドとともにパレルモ市内観光
パレルモ市内にて昼食
午後 モンレアーレ観光へ
夕食はホテルにて

(パレルモ泊)

3日目 午前 ホテルにて朝食 
車でピアッツア・アルメリーナへ
着後、カサーレの古代ローマの別荘を観光
観光後、カルタジローネへ
カルタジローネにて昼食
午後 昼食後、カルタジローネ市内観光
観光後、タオルミーナへ
タオルミーナ着
着後、自由時間

(タオルミーナ泊)

4日目 午前 ホテルにて朝食
車でミラッツォへ
パナレーア島へのクルーズ 
※天候によっては欠航する可能性があり。
(火山とリパリの風景を船上から楽しめる)
パナレーア島着後、自由行動
昼食はご自身で
夕方 ストロンボリ島へ出発
ストロンボリ島着後、自由行動
ストロンボリ島発
船内で軽食
船上から火山の活動を楽しむ。
ミラッツォ港着
車でタオルミーナへ
深夜 ホテル着

(タオルミーナ泊)

5日目 午前 ホテルにて朝食
サピエンツァ避難所(標高約1,900メートル)まで車で移動
着後、シルヴェストリの穴(クレーター)を見学
昼食まで自由行動
サピエンツァ周辺で昼食
午後 【オプショナル:エトナ山登山ツアー】
標高2,900メートルのエリアまでロープウェイで移動
ロープウェイ終点から4WDにてご案内
4WD下車後、約40分間のトレッキング
サピエンツァ避難所からホテルへ
ホテル着
夕食はホテルにて

(タオルミーナまたはカターニア泊)

6日目 ホテルにて朝食
車でアチ・レアーレ、アチ・カステーロを経由し、カターニアへ
途中、アチ・レアーレとアチ・カステーロの要塞に立ち寄り
午前 着後、英語ガイドとカターニアの市内観光 
昼食は「ミナ・ヴェッキア・ドガーナ」にて
伝統的なカターニア料理を賞味
昼食後、エトナ周遊鉄道でアドラーノへ
着後、アドラーノ市内観光
午後 観光後、ホテルへ
ホテルにて夕食

(タオルミーナまたはカターニア泊)

7日目 カターニア空港へ移動
空路、帰国の途へ

(機中泊)

8日目 日本着、通関後解散

掲載の情報は、2013年7月1日現在のもの。
注意事項
エオリエ諸島へのクルーズは4月〜10月の火曜・木曜。そのため下期は、タオルミーナ周辺観光に差し替えとなる。
シシリア島では大型バスが入れない観光スポットもある。
エトナ山の頂上付近でのトレッキングは健脚者向き。
エトナの頂上周辺にはレストランがないため、オプショナル参加者の昼食はボックスランチの用意が必要となる。
2013年7月現在、エトナ山の頂上付近は入山禁止措置がとられている。
タオルミーナの宿泊は、カターニアへの変更も可能。
早朝出発の場合は、ボックスでの朝食になる。
関連・参考サイト http://www.raileurope.jp (レイルヨーロッパ・ジャパン)
http://www.regione.sicilia.it/turismo (シチリア観光局)
http://www.turismoeolie.com (エオリエ諸島観光局)
http://www.comune.adrano.ct.it (アドラーノ観光局)
http://www.traghettilines.it/it/traghetti-isole-eolie.aspx (フェリー時刻表)
現地コンタクト シチリア観光局
E-mail:urp.dipturismo@regione.sicilia.it

エオリエ諸島観光局
E-mail:turismoeolie@gmail.com

アドラーノ観光局
http://www.comune.adrano.ct.it (コンタクトフォームを利用)
問い合わせ先 イタリア政府観光局
コックス・アンド・キングス・ジャパン
G2 Travel Japan
クオニイ グループ トラベル エキスパート
ミキ・ツーリスト
トラベルコーポレーション・ジャパン
ツムラーレ コーポレーション
更新日 2013年12月13日