チームヨーロッパレポート

第1回 デスティネーション開発部会を開催

2013年3月1日

2月に入り、チーム・ヨーロッパの活動の核となる各部会が本格的に動きはじめました。2月5日の「オフシーズン対策部会」に続き、2月15日には「デスティネーション開発部会」が第1回目の会合を開催。デスティネーション開発の手順と方向性が議論されました。
 


ジャルパック海外商品企画第3部長の斉藤良氏
(左)とJTBワールドバケーションズ執行役員
欧米部長 青木哲朗氏(右)

研究対象の10カ国とワーキンググループの構成を決定

ヨーロッパ旅行における新たなトレンド作りを目指す「デスティネーション開発部会」には、旅行会社、ツアーオペレーター、政府観光局、航空会社、サプライヤーで構成される16社が参加しています。(2月15日現在)

会の冒頭、部会長を務めるJTBワールドバケーションズ 執行役員欧米部長の青木哲朗氏は、「旅行業界にとってヨーロッパは大変重要なデスティネーション。現在は熟年のお客様の旅行需要に支えられているが、将来を見据える中で、このままでは先細りになると皆さんもお感じではないでしょうか。今回のプロジェクトでは、皆様のご協力のもときちんとしたデスティネーション開発につなげていきたいと考えています」と挨拶。

また、副部会長のジャルパック海外商品企画第3部長の斉藤良氏は、「デスティネーションの魅力に加えて、バス事情などの安全管理の面もセットで考えなくては、プランナーにとって有益な情報とはいえません。ここにいらっしゃる方の知識を集めて、全国の旅行会社のプランナーの方に使っていただける情報をまとめていきたいと思います」と意気込みを語りました。

メンバーへの事前アンケート調査では、「大国を除くヨーロッパ諸国の中で、今後ポテンシャルがあると思われる国」として、北欧・バルト諸国、ポーランド、チェコ、スイスなどが多くの票を獲得。また地域別では、ノルウェーの北極圏、スロヴェニアのワインエリア、エストニア全域やチェコ全域なども票を集めました。

これらを含む幅広い選択肢の中から、研究対象のデスティネーションを決めるにあたり、青木部会長から「まずは、チーム・ヨーロッパ協賛9ヵ国の中から、滞在型の旅行ができる都市を選び、その都市をベースとした観光、近郊の日帰り旅行、一泊二日旅行などを研究してはどうでしょうか。その後の商品化の際には、企画会社によって、滞在型、近隣都市と組み合わせた周遊型などを検討してもよいのでは」と提案があり、その方向で話し合いが行われましたが、各旅行会社においてヨーロッパ各国への取り組み度合いが異なること、また大都市圏と地方では消費者のヨーロッパ旅行の体験度が大きく異なることもあり、既に人気のある国のマイナーエリアや、知名度の低い国をどのように扱うべきか、という点で、闊達な意見交換が行われました。

議論の結果、第一段階では、2月の時点でチーム・ヨーロッパに加盟している各国政府観光局のデスティネーションを研究対象とすることが決定。旅行会社、ツアーオペレーター、政府観光局でワーキンググループを組み、関心のある国の研究を行い、次回の部会で発表することになりました。ワーキンググループの構成は下記の通り。第2回の部会で各ワーキンググループからどのような研究発表が行われるか、期待が高まります。

エストニア(ジャルパック、ツムラーレコーポレーション、エストニア観光局)
スイス(ジャルパック、クオニイジャパン、スイス政府観光局)
スロヴェニア(ANAセールス、ミキ・ツーリスト)
セルビア(ANAセールス、ミキ・ツーリスト)
チェコ(グローバルユースビューロー、ミキ・ツーリスト)
デンマーク&ノルウェー(日本旅行、ツムラーレコーポレーション、スカンジナビア政府観光局)
トルコ(JTBワールドバケーションズ、クオニイジャパン、トルコ共和国大使館文化広報参事官室)
ハンガリー(グローバルユースビューロー、ミキ・ツーリスト、ハンガリー政府観光局)
ベルギー(JTBワールドバケーションズ、トラベルコーポレーション・ジャパン、ベルギー・フランダース政府観光局)

 
新しいデスティネーション開発の方法が2時間半に渡って話し合われた。