チームヨーロッパレポート

協力してヨーロッパリピーターを増やしたい

2013年2月28日

クロアチア政府観光局 日本代表
エドワード トゥリプコヴィッチ 片山氏

きわめて短期間で、デスティネーションとしての認知度を高めたクロアチア。政府観光局の日本代表であり、Team EUROPEメディア・デイ部会長も務める片山氏に、クロアチアの魅力やTeam EUROPEへの期待を語ってもらいました。
 

エドワード トゥリプコヴィッチ 片山氏
クロアチア政府観光局 日本代表
エドワード トゥリプコヴィッチ 片山氏

「クロアチアの奇跡」を支えたのは地道な口コミ

 クロアチア政府観光局の日本事務所は2008年に創設されましたが、その前からクロアチアは注目されていました。チャーター便の運航が2007年からスタートしたんですが、最初の販売スタートからわずか15分で、1機分約330名の座席がすべて売れてしまったんですね。

 媒体で取り上げて頂いたり、商品を作っていただいたメディアや旅行会社にもすごく感謝していますが、クロアチアの人気が出た一番の理由は、やはり一般のお客さんの口コミだと思います。
 あまり情報はないけど、実際に行ってみたら、中世の町並みや海が美しく、治安がいいし、食べ物も日本人の口に合う。「予想より、ずっとよかった」という声が広まっていったんですね。ちなみに、スタジオジブリの映画「紅の豚」の舞台は全部クロアチアがモデルなんですよ。「魔女の宅急便」に出てくる町のモデルにもなっています。

 4年ほど前、フォートラベルというサイトでは一時期、「クロアチア」という言葉が検索ワードの最上位になりました。不思議に思ったフォートラベルの社長が、理由を知りたいとわざわざ我々のオフィスを訪ねてきたこともあったんです。
 自分たちももちろんPRの努力はしましたが、反応は予想以上でしたね。とても短い期間でデスティネーションとして急速に浸透したので、日本の旅行業界では「クロアチアの奇跡」と言われているそうです。

エドワード トゥリプコヴィッチ 片山氏

メディアへの「お礼」とモチベーション喚起を

 今回、僕はTeam EUROPEで行う「メディア・デイ」の部会長を務めています。以前、日本にオフィスがあるヨーロッパの政府観光局で構成された「在日ヨーロッパ観光委員会(ETC JAPAN)」という組織で同様の表彰制度を行っていました。

 今回は政府観光局だけでなく、オペレーターなどいろんな業種が加わり、新たな形で行えるのをとても嬉しく思っています。我々は日頃お世話になっているメディアに対してお礼ができるし、メディアにとってもモチベーションになるので、すごくいいことだと思います。

 僕はヨーロッパの他の国を競争相手とは思っておらず、みんな仲間だと思っています。ヨーロッパもいろいろな国がありますから、リピーターになって回るうちに、クロアチアの順番も絶対に回って来る(笑)。ですから「クロアチアに来て欲しい」というより、まず日本の人たちに旅に出て欲しい、その上でヨーロッパに来て欲しいと思いますね。 Team EUROPEも、みんなで協力して仲良く盛り上げていきたいと思っています。

プロフィール

エドワード トゥリプコヴィッチ 片山氏 (クロアチア政府観光局 日本代表)
ソルボンヌ大学クロアチア・セルビア語学部卒。2002年から駐日クロアチア共和国大使館に勤務し、パンパシフィック水泳選手権大会やFIFAワールドカップのプロジェクトメンバーを経て2007年9月より現職。今まで住んだ国はクロアチア、フランス、カナダ、日本。