Team EUROPE 月別・国別ランキング

Team EUROPE 月別・国別ランキング

2014年2月21日

Team EUROPEでは、ヨーロッパの市場動向を探る「ヨーロッパ・月別・国別ランキング情報」を毎月お届けしています。


このランキングは、総合旅行ポータルサイト「トラベルコちゃん」(運営:株式会社オープンドア)の協力を得て実施するもので、同サイトのヨーロッパ行きパッケージツアー(企画商品)にアクセスした数を月別・国別に集計してランキングを発表。
一般消費者がヨーロッパのどの国に興味を持っているか、先行指標としてご活用いただけるようになっています。
皆さまのマーケティング活動に役立てていただければ幸いです。

ヨーロッパ・ベスト20 人気ランキング(2014年1月)

順位 国名 順位 国名
1 フランス 11 オランダ
2 イタリア 12 ベルギー
3 スペイン 13 スイス
4 イギリス 14 マルタ
5 ドイツ 15 スウェーデン
6 フィンランド 16 ポルトガル
7 オーストリア 17 ロシア
8 チェコ 18 デンマーク
9 クロアチア 19 ハンガリー
10 ギリシャ 20 ノルウェー

1月の“トラベルコちゃん”アクセスランキングは、上記のような結果となりました。前月12月と比較しますと、アイスランドがランキング外に後退し、ハンガリーがランキングされました。
 

データの見方

ヨーロッパの定義:国連の基準による。ロシアは含まれるがアフリカ大陸(エジプト、モロッコ、ケニア、南アフリカなど)は入らない。従って、ほとんどのヨーロッパ・パッケージツアーに含まれる国々が網羅される。
ランキングのベースになっている数字は、一般消費者が同サイトを訪問し、ヨーロッパのパッケージツアーの検索を行った際の、都市アクセス数を国別に集計したもの。例えば4月の件数ということは、だいたい5月以降のツアーにアクセスした数字なので、先行きの指標とみることが出来ます。

トラベルコちゃん

総合旅行ポータルサイト「トラベルコちゃん」について

●運営:株式会社オープンドア(代表取締役社長:関根大介、資本金4億5千万円、従業員数:126名(2013年4月現在)経団連会員)
●月間総ページビュー:2,500万PV ●参加旅行会社総数:約200社 ●参加旅行会社一例:JTB、KNT、日本旅行、阪急交通社、エス・ティー・ワールド、旅工房、タビックスジャパン、ファイブ・スター・クラブなど多数●パッケージツアー全方面の登録ツアー本数:約26万本(月により変動) ●ヨーロッパ方面パッケージツアーの登録ツアー本数:約2万5千本(月により変動)
●詳しくは http://www.tour.ne.jp/

販売店に聞く、ヨーロッパ商品のトレンド!

1月に最も予約が入った企画商品は何? 気になる顧客の動向は?
最新マーケットの動向を、東京・名古屋・大阪・神戸の6店舗で伺いました。

クラブツーリズム株式会社 ヨーロッパ旅行センター支店長 伊藤崇氏

Q1月の売れ筋商品は?

a1月の売れ筋方面はポルトガル、ドイツ、中欧となりました。ドイツ、中欧に関しては、日本航空、オーストリア航空などの往復直行便を利用した商品で燃油込みにした商品の催行決定が多く見られます。
逆に不調だったのが英国、北欧のオーロラ商品、ロシアなどです。ロシアに関しては、オリンピックの影響による価格高騰などがあり、仕方ない面もありますが、オーロラ商品に関しては残念ながら「オーロラの当たり年は昨年までだった」と思われているお客様が多かったようですね。
オーロラ商品の不調ぶりが顕著に出たのが、1月の特徴といえそうです。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a1月は全体的に不調でした。例年であれば価格帯の安いものが動くのですが、ご旅行代金が安い時期にもかかわらず、燃油が5万円前後もかかってしまうために、お客様の消費意識を減退させたと思われます。
また、昨年のオンシーズンにメディア系の旅行会社が中東系の航空会社を利用した安い商品を販売していたため、オフシーズンのご旅行代金に対して、お客様が値頃感を感じなくなったことも要因かと思われます。
悪い中でも直近で販売した燃油サーチャージ込みの商品は少し反応があったことが1月の良かった点でした。

阪急交通社 東日本営業本部 メディア営業二部 海外営業一課 二係 田淵剛係長

Q1月の売れ筋商品は?

a1月は動きが鈍かったですね。ツアー価格が昨年より高くなっていることや、為替の影響などが関係しているのか、説明会を開催しても反応が鈍いなど、旅行自体を買い控えるお客様が多かったように思います。 懸念しているのは上期のトルコ商品の反応があまりよくないことでしょうか。昨年、現地事情の影響で不調だったこともあり、商品の価格は10万円を切るところまできていましたから、値頃感を出しにくいのだと思います。
 そんな中、好調だったのが3〜4月出発のオランダ・ベルギー、7〜8月出発のスイスなどです。
オランダ・ベルギーは、昨年の数字を含めて考えると突出してよかったとは言えませんが、対前年120%の集客になっています。また、クルーズ商品も1月に限らず引き続き好調に動いていますので、ヨーロッパ全体としては昨年並みの数字はキープできている状況です。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a商品のジャンルでいくと、ハイキング商品はおしなべて好調に動いています。特に新商品の「ツール・ド・モンブラン3カ国を巡る11日間」は好調です。フランス、イタリア、スイスの3カ国にまたがるモンブラン山群をトレッキングで一周するもので、2日目から9日目までは毎日1時間半〜6時間のハイキングを組み込んでいます。内容的にはトレッキング中級者向けですが、1出発日につき12人限定とし、添乗員、山岳ガイド、山岳スタッフ同行のトリプルサポートをうたっています。

株式会社JTBメディアリテーリング 西日本事業部 海外企画2課 グループリーダー 春木利幸氏

Q1月の売れ筋商品は?

a正直なところ1月は、2013年3月までのツアーにそれほど大きな動きはなかったですね。現在動いている商品の8割は4月以降の出発で、ゴールデンウイークに関しては5月3日を出発日のピークとして、お申込みが後半に集中しています。
方面別で見ると、好調に動いているのは中欧商品、特にクロアチア、スロヴェニア、ボスニア・ヘルツェゴビナを訪ねる「紺碧のアドリア海感動紀行10日間」です。ドゥブロヴニクとプリトゥヴィツェ湖群国立公園というクロアチアの目玉である2カ所にそれぞれ2連泊する商品で、ゆったりと観光できる点が人気を集めているようです。また中欧は地上費が意外に低いので、それほどの値上げにはつながっていないことも人気の要因ではないでしょうか。
 その他の方面ですと、英国はロンドンオリンピック以来数字が伸びており、今も好調な流れが続いています。逆に、気になるのはスイス。説明会を開催しても、例年よりお客様の出足がやや鈍いようです。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a14年度上期のヨーロッパ商品は、為替が去年より30円も上がったことで、方面にもよりますが地上費が2〜3万円は高くなっています。また燃油サーチャージも上がり、消費税の増税もあって、価格面では残念ながら悪い条件が揃ってしまいました。しかし実際に14年度の販売が始まってみると、お客様の動きはそれほど悪くないように思います。4月、5月の動きもいいですし、Cクラスの需要も増えており、Cクラスが取りにくくなっている方面もあるほどです。
 商品内容では自信を持っておりますし、下期に旅行を控えていたお客様が上期に動き出すことを考えれば、上期はいい動きになるのではと期待しています。

JTB西日本 神戸三ノ宮支店 奥田明美支店長

Q1月の売れ筋商品は?

aイタリアが最も人気で、次がフランスという順位は前回と変わりません。 
 それぞれの1カ国周遊型も人気がありますが、大阪発・ルックJTBのパンフレット「素敵にヨーロッパ」に掲載されている商品で、モンサンミッシェルを組み込んだパターンの申し込みがとても多いです。
 ルックJTBの大阪発「モンサンミッシェル地区に泊まる感動の南イタリア・モンサンミッシェル・パリ8日間」は、根強い人気ですね。こちらはナポリとパリに連泊、モンサンミッシェルとローマに1泊ずつ滞在するコースです。申し込みされたお客様はハネムーンが多く、出発時期は6〜8月とかなり先の時期の方もいらっしゃいました。
 1月は上期パンフレットが出たこともあり、数は少ないのですが、中欧やオランダ・ベルギー、クロアチアやブルガリアなどの商品の申し込みが入っています。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a1月に入っても、学生旅行の申し込みは10数件ありました。
出発は2〜3月なので最後の駆け込み需要といった感じです。例年の同時期に比べると、数が多いかなという気はします。申し込みされた商品は学生向けの「ガクタビ」がほとんどでした。
 1月は上期パンフレットが出たので、ピックアップに来られる方が結構いらっしゃいました。まだ申し込みはそれほど多くありませんが、まずは情報を集め、各社の商品内容をじっくり見比べている方も多いのではと思います。
 数はそれほど多くありませんが、1月は羽田発ヨーロッパ商品の申し込みが結構あり、こういう需要もあるんだなと感じました。関西のお客さんにとっても、羽田はアクセスがいいという印象があるのかもしれません。自社商品に限らず、キャリア指定のビジネスクラスを利用した商品もそれなりに予約が入りましたね。
座席があれば、申し込みと同時に予約が確定するというスピード感が好評なのかなと思います。

名鉄観光サービス 名駅地下支店 青山隆久支店長

Q1月の売れ筋商品は?

a昨年11月頃から引き続き、1月は学生さんの卒業旅行の申し込みが多かったです。各社が出している2〜3月出発の学生向け商品がよく売れました。
 学生旅行で人気の商品も11月と変わらず、3カ国以上の複数国を周遊するパターンが多いです。去年は1カ国か2カ国を訪れるパターンが多かったのですが、今年の卒業旅行は周遊型が人気ですね。
 訪れる国はイタリアをからめるパターンが最も多く、次に多いのがフランスをからめるパターンです。日数は8〜11日の間で、8日間と9日間が最も多いです。周遊型ほど多くはありませんが、モノデスティネーションの商品では、やはりイタリアが人気ですね。あとはフランス、スペインがほぼ同じくらいで続いています。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

aうちのお店は2つあり、駅に直結した地下街に面した店舗は、1月はほとんど学生のお客さんで占められていました。
 学生のお客さんは価格志向が強いですが、単に安ければいいというのではなく、各社の商品価格と内容を徹底的に見比べて申し込んでいるという印象です。購入商品の平均単価は20万円をわずかに上回り、わずかですが昨年より単価が低くなっています。

 もう1つの店舗は百貨店内にあり、シニア層の来店が多いのですが、この1月は昨年の同時期より2割くらい申し込みが多かったです。平均単価も前年より高くなっていますね。
 出発は5月以降がほとんどで、7月や8月の予約も入っています。行き先ですが、イタリアはそれほど多くはなく、イギリスや北欧などバリエーションに富んでいます。数は多くありませんが、マルタ島や地中海クルーズなど高額商品も売れています。
これらを見ると学生さんは価格重視ですが、シニア層は高額志向という二極化が進んでいるように思います。

日本旅行新宿支店 安部井正支店長

Q1月の売れ筋商品は?

a今月はスペインがよく売れました。通常はイタリア、フランス、スペインという順番が多いのですが、1月はイタリアとほぼ同じくらい売れていて、この2カ国が並んで2トップという感じです。この時期になぜスペインがこんなに売れたのか、理由はよくわからないのですが…。熟年層にもハネムーナーにも、客層を問わず人気が高かったです。出発時期は3〜4月が多かったですね。
 商品として人気が高かったのは、ベストエクセレントの「魅惑のスペイン8日」です。バルセロナとマドリッドに連泊、グラナダとカルモナに1泊ずつ滞在し、カルモナではパラドールに宿泊します。

 あとは、チューリップを見ることを目的としたオランダの予約が多く入りましたね。ほぼ完売というところまで行っています。出発は4月下旬から5月初旬です。
 商品としてはベストの「オランダ・ベルギー夢紀行8日」がよく売れました。アムステルダムとブリュッセルに連泊、アントワープとブルージュに1泊ずつ滞在するコースです。アムステルダムとブルージュに連泊、ロッテルダムに1泊する「ときめきのオランダ・ベルギー7日」も売れました。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a学生旅行の申し込みは一段落した感じです。年内でほとんど終わった感じで、1月に予約が入ったのはごく一部でした。
 1月は「旅コロンブス」という商品の申し込みが多かったです。「旅コロンブス」とは、リーズナブルな価格帯の弊社のメディア商品です。1月はイタリアやオランダ・ベルギー、スペインなどの商品の新聞広告を多く打ったこともあり、それらに対する反応がよかったです。

 去年はベストエクセレントに申し込む女性グループの数が伸びていたんですが、今年に入って少し減少傾向にあります。ご夫婦での参加はそれほど減っていないので、女性の友人同士で行くパターンが以前より減ってきているのかなと感じます。