Team EUROPE 月別・国別ランキング

Team EUROPE 月別・国別ランキング

2014年3月20日

Team EUROPEでは、ヨーロッパの市場動向を探る「ヨーロッパ・月別・国別ランキング情報」を毎月お届けしています。

タリン旧市街


このランキングは、総合旅行ポータルサイト「トラベルコちゃん」(運営:株式会社オープンドア)の協力を得て実施するもので、同サイトのヨーロッパ行きパッケージツアー(企画商品)にアクセスした数を月別・国別に集計してランキングを発表。
一般消費者がヨーロッパのどの国に興味を持っているか、先行指標としてご活用いただけるようになっています。
皆さまのマーケティング活動に役立てていただければ幸いです。

ヨーロッパ・ベスト20 人気ランキング(2014年2月)

順位 国名 順位 国名
1 フランス 11 オランダ
2 イタリア 12 ベルギー
3 イギリス 13 スウェーデン
4 スペイン 14 ロシア
5 ドイツ 15 スイス
6 フィンランド 16 マルタ
7 オーストリア 17 デンマーク
8 チェコ 18 ポーランド
9 クロアチア 19 エストニア
10 ギリシャ 20 ノルウェー

2月の"トラベルコちゃん"アクセスランキングは、上記のような結果となりました。
前月1月と比較しますと、ポルトガルとハンガリーがランキング外に後退し、ポーランドとエストニアがランキングされました。
 

データの見方

ヨーロッパの定義:国連の基準による。ロシアは含まれるがアフリカ大陸(エジプト、モロッコ、ケニア、南アフリカなど)は入らない。従って、ほとんどのヨーロッパ・パッケージツアーに含まれる国々が網羅される。
ランキングのベースになっている数字は、一般消費者が同サイトを訪問し、ヨーロッパのパッケージツアーの検索を行った際の、都市アクセス数を国別に集計したもの。例えば4月の件数ということは、だいたい5月以降のツアーにアクセスした数字なので、先行きの指標とみることが出来ます。

トラベルコちゃん

総合旅行ポータルサイト「トラベルコちゃん」について

●運営:株式会社オープンドア(代表取締役社長:関根大介、資本金4億5千万円、従業員数:126名(2013年4月現在)経団連会員)
●月間総ページビュー:2,500万PV ●参加旅行会社総数:約200社 ●参加旅行会社一例:JTB、KNT、日本旅行、阪急交通社、エス・ティー・ワールド、旅工房、タビックスジャパン、ファイブ・スター・クラブなど多数●パッケージツアー全方面の登録ツアー本数:約26万本(月により変動) ●ヨーロッパ方面パッケージツアーの登録ツアー本数:約2万5千本(月により変動)
●詳しくは http://www.tour.ne.jp/

販売店に聞く、ヨーロッパ商品のトレンド!

2月に最も予約が入った企画商品は何? 気になる顧客の動向は? 最新マーケットの動向を、東京・横浜・大阪の5カ所で伺いました。

株式会社阪急交通社 西日本営業本部メディア営業二部 海外二課 一係長 根本 邦昭氏

Q2月の売れ筋商品は?

a最も売れた商品は、4月出発限定の「決定版イタリア8日間」です。トラピックスの25周年記念商品ということで、燃油サーチャージ別・2人で25万円という価格を打ち出しています。
フィレンツェとローマに連泊、ミラノとヴェネツィアに1泊ずつ滞在し、ヴェローナにも足を延ばします。 ホテルは全都市、弊社基準のスーペリアクラスを使用しています。
 2番目に売れた商品もやはりイタリアで「びっくりイタリア9日間」でした。4〜10月出発の設定で、エミレーツ航空(EK)を利用しています。ヴェネツィアとローマに1泊ずつ、フィレンツェとナポリに連泊し、ナポリからはカプリ島のほか、イタリアで最も美しい景色の一つと言われるネミ湖の散策、アマルフィ海岸のボートクルーズ、地元スーパーマーケットへの案内なども組み込まれています。出発時期は4月が多いです。
 2位とは少し差がありますが、3番目に売れたのは3・4月出発の「春限定!オランダ・ベルギーに行こう!6日間」です。KLMオランダ航空(KL)を利用し、ブリュッセルとアムステルダムにそれぞれ連泊して、花の名所として知られるキューケンホフ公園には3時間滞在します。出発は4月が多いです。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

aお客様の年代については、弊社のメイン客層である60代後半が多いことは以前と変わりありません。
4月以降の出発分の予約の動きが、例年に比べて少し鈍いと感じますね。ずっと続いているユーロ高の影響がかなりあると思います。

JTBメディアリテーリング 海外旅行部 海外旅行第一課長 宮沢乃典氏

Q2月の売れ筋商品は?

a最も売れた商品はドイツ・スイス・フランスの3カ国を巡る「華の都パリ、モン・サン・ミッシェル、スイスアルプス、ドイツロマンチック街道 8日間」で、前回の調査時と変わりません。例年この時期に人気の定番ツアーですが、12月からずっとダントツで不動の1位をキープしています。
 全日空(NH)の往復直行便を利用し、フランスではパリに3連泊するほか、スイスでは登山鉄道ユングフラウ鉄道に乗車、パリからジュネーブの移動は超高速列車TGVを利用します。出発は5月のゴールデンウィーク明けが多いですね。
 2番目に売れたのは「充実のスペイン9日間」です。カタール航空(QR)を利用して6都市に1泊ずつ滞在し、オプショナルツアーなしの全観光付きで燃油サーチャージ込み19万9800円からの設定です。
滞在都市はマドリッド、トレド、バレンシア、バルセロナのほか、グラナダ、セビリアではジュニアスイートルームでの宿泊となります。出発はやはり5月が多いです。
 これら2つの商品がよく売れていて、3位はいくつかの商品が横並びという状態です。例年言えることですが、この時期は北欧の予約が入ってきていますね。
 3位ではありませんが、人気急上昇中なのが「ベストシーズンに行く 美しき北欧3カ国大周遊 8日間」です。こちらも利用航空会社はQRでノルウェー・スウェーデン・デンマークを周遊し、ソグネフィヨルドとハダンゲルフィヨルド観光のほか、オスロ〜コペンハーゲン間はDFDSシーウェイズ、フロム山岳鉄道やベルゲン鉄道など、客船や鉄道の移動を随所に組み込んでいます。出発は6月が多いです。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a価格にはシビアになっていると思いますね。上期のヨーロッパの価格設定は細かく階段状に上がっていきますが、一番低い価格帯でその後に高くなる直前の出発日から売れていきますね。次に高い価格帯でも同様です。これは高いツアーも安いツアーも共通しています。シーズナリティをよく見ていると思います。
 とは言え、為替が値上がりし円安ユーロ高が進んでいますが、当社の場合、旅行のモチベーションにはそれほど影響を与えていないと感じます。

JTB首都圏 トラベルゲート横浜本店 海外店 原島康子店長

Q2月の売れ筋商品は?

a当店の2月販売TOP3は次のようになりました。1位は定番の「ボンジョルノイタリアAコース」、2位は「パリから行く小さな旅8日間 羽田発」、3位は「南イタリア周遊紀行8日間」。
2位のコースは、定番のコースの今期設定された羽田発商品であり、人気のフランスと羽田発という魅力が加わり予約が集中したと考えています。また、夏旅の受注が入ってきた事もあり、南イタリアのコースが上位に入ってきました。 
 TOP3には入っていませんが、ルックの夏のチャーター商品としてスイスが商品化され、各店でスイスの露出を強化しているため、スイスの申込が好調です。例年より早い申込となっているように感じます。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

aルックの新商品「私だけの旅」は、添乗員付きで、基本の行程、移動は添乗員が同行しますが、観光の内容や食事のスタイルをお客様が自由に選べ、観光を選ばない場合は、自由行動となるという商品です。
この商品が各メディアにとりあげられた事もあり、お客様からの問い合わせを多数うけている状態です。
発売前は一般的な周遊コースの方が出るだろうと想定していましたが、パリの休日8日間など1都市滞在で添乗員つきで、かつ観光がチョイスできるというコースがお客様から支持を得ているようです。
 

近畿日本ツーリスト個人旅行販売 有楽町営業所海外サロン 川上重人所長

Q2月の売れ筋商品は?

a売れ筋の国は、フランスとイタリアが同数で1位(ヨーロッパ受付数のうち、ともに22%)、続いてスペインが3位(同9%)でした。2カ国周遊としては、前回インタビューでもお話ししましたが、『バルセロナ&パリ(モンサンミッシェル含む)』コースが全体受付数の9%と引き続き人気コースとなっています。
 新しい商品としては、エーゲ海クルーズを含む地中海リゾートが人気です。エミレーツ航空やカタール航空、トルコ航空を利用してアテネへ向かい、ギリシャの世界遺産とサントリーニ島やミコノス島をめぐるクルーズも件数は少ないですが例年以上に問い合わせが増えています。客層別ですと、ご夫婦旅行(ヨーロッパ受付の27%)、ハネムーン(同24%)、女性2名(同22%)と続いており、熟年ご夫婦の動きが一番となっております。
出発月としては、5月出発(同40%)、6月出発(同22%)、4月出発(同13%)、続いて3月と8月がともに同9%となっております。
 また、英国も例年に比べて良い動きが出ています。憧れのマナーハウスに宿泊するコースが熟年ご夫婦やご年配女性から予約をいただいております。逆に調子が悪いのは、オランダ・ベルギーですね。昨年まで好調でしたが、今年は激減してしまいました。近畿日本ツーリストとしては、都心の営業所よりもやや郊外の営業所の方がオランダ・ベルギーの動きがあったので、希望者が一巡しているのかもしれません。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a2月に入って、ヨーロッパ各方面のパンフレットがひと通り出そろったこともあり、1月までの動きから急激にヨーロッパの問い合わせが増えてきました。その中で、ヨーロッパ旅行経験者が次の旅行では個人旅行で行きたい都市を絞って問い合わせをされることが増えたように感じます。初めての方であれば添乗員同行の周遊プランで安心を求められ、リピーターとしては訪問先にこだわりを求めています。店頭販売として、現地情報や専門知識を持って対応していくことが顧客獲得に繋がっていくと感じております。
 

日本旅行TiS大阪支店 上田純子支店長

Q2月の売れ筋商品は?

aヨーロッパ方面での売れ筋は、1位が「感動の宝石箱 感動のとっておきイタリア8日」、2位が「ベストBUY みどころ満載イタリア8日」、3位が「感動の宝石箱 イタリア周遊と幻想のモンサンパリ8日」となりました。この時期はハネムーンのお申込みが多く、TiS大阪でも土日は添乗員さんのいるヨーロッパデスクは満席の状態です。ヨーロッパのハネムーンでは、イタリアがダントツ1位で、2番人気はやはりフランスですね。
ですので、イタリア&フランスのコースをお探しのお客様も多いです。
 また夏に向けて新商品も出揃ってきました。イチ押し商品は、アリタリア航空の直行便を利用し人気の3カ国を巡る「夏のヨーロッパ決定版イタリア フランス スペイン」で、私たちも販売に力を入れています。
さらに「特選、悠遊紀行ヨーロッパ」も65歳以上の方におすすめしている商品です。今年の夏は、ヨーロッパ、イタリアキャンペーンで販売拡大、お客様が増えそうな感触を得ています。

Q最近見られる顧客の動きや傾向は?

a全体的に、景気の問題で安い商品を求める声というのは少なくなりました。消費税の関係で「高額の海外旅行はやめようか」と悩まれるお客様と、高額のヨーロッパ商品やハワイ商品を迷わず申し込まれるお客様と2パターンに分かれているようです。実際にCクラスを利用する高額商品の動きは早く、既に夏の席がない状況です。
 さらに、まだ商品や旅行を決めかねているお客様に対し、ヨーロッパエキスパートや添乗員さんが相談にのると、お客様がその場で決められて成約に至るパターンが増えています。安心度が高まるということだと思いますが、TiS大阪でも、ヨーロッパカウンターのほか、海外ウエディング、クルーズなど専門カウンターの方で受注が増えている状況ですね。