Team EUROPE

第1回デスティネーション開発部会を開催

2014年5月30日

 5月20日、Team EUROPEフェーズ2の第1回デスティネーション開発部会が開催されました。フェーズ2から、エイチ・アイ・エス、トップツアー、近畿日本ツーリストの3つの旅行会社、ドイツとオーストリアの2つの政府観光局が加わり、25社32名の大所帯の部会となっています。


 

 フェーズ2のデスティネーション開発部会は、部会長にエヌオーイーの堀貴詞氏、副部会長にANAセールスの矢島学氏を迎えました。会の冒頭、堀部会長は「昨年行ってきたそれぞれの部会の活動を、この旅行業界の中でいかに発展させていくかに尽力していきたい。昨年はこの部会に在籍していませんでしたが、皆さんの意見を伺いながら昨年積み上げてきたものをどう花開かせていくか、進めていきたいと思います」と挨拶。矢島副部会長は「キックオフミーティングの時に話し合ったことを踏まえながら、このデスティネーション開発部会を盛り上げていきたい」と挨拶しました。

 デスティネーション開発部会は昨年、プランナーが使える資料づくりを目的に、滞在型の旅行ができる都市を9つ選出。都市ごとに旅行会社、ツアーオペレーター、政府観光局がワーキンググループを構成し、研究を重ねました。その成果をTeam EUROPEの専用サイトで紹介し、また商品化もしています。こうした動きを踏まえ、第1回部会ではフェーズ2の今後の活動について話し合われました。

 昨年の活動については、「一つの都市を掘り下げるのは意義深かったが、集客に結びつけるのは難しかった」、「他都市と組み合わせたり、新素材を入れる方が商品化しやすいのでは」、「一つのデスティネーション開発には、2年、3年という長い目が必要」といった反省点などが挙がりました。今後については、「そろそろB to Cに移行しては」、「国単位ではなく、テーマやキーワード単位にしては」といった意見も出されました。また、近年は旅行者の方が情報に敏感で、問い合わせを受けてもその時点では受け皿となる商品がないという現状も指摘されました。


 

 今年初参加となるドイツ観光局の鈴木靜世氏からは、「新しい素材の開発だけでなく、既存の素材(例えばロマンチック街道)をどう見せ、どう動かすべきか、さまざまな視点で掘り下げてほしい」といったTeam EUROPEへの期待の声も聞かれました。

 今後の活動方針を決める際に問題になったのは、昨年取り上げた国が今年は参加していない場合です。昨年の研究を受けて今年の上期から商品化したツアーは、年間計画されているので下期商品としても登場します。9月のツーリズムEXPOジャパンでも紹介されますが、今年はその国が協賛していないため、Team EUROPEの冠をどうするかが議題となりました。

 しかし、昨年に続いて協賛している4カ国(スイス、トルコ、クロアチア、スロヴェニア)や今年から協賛している2カ国(ドイツ、オーストリア)は、今年の活動の中でクローズアップされてしかるべきです。とはいえ、協賛国だけに絞るのでは、広くヨーロッパの活性化を図ることを目的とするTeam EUROPEの主旨に反するのではないかという意見もあり、そのバランスが難しいことが浮き彫りとなりました。

 フェーズ1で行ってきたことをどう生かし、フェーズ2でどう発展させていくのか、今後の活動方針の決定は次回に持ち越しとなりました。そのため次回の部会は間を空けずに6月初旬に設定、詳細を決定します。デスティネーション開発部会の本当のキックオフは第2回部会となりそうです。