Team EUROPE 月別・国別ランキング

Team EUROPE 月別・国別ランキング

2014年12月12日

Team EUROPEでは、ヨーロッパの市場動向を探る「ヨーロッパ・月別・国別ランキング情報」を毎月お届けしています。

エフェス都市遺跡


このランキングは、総合旅行ポータルサイト「トラベルコちゃん」(運営:株式会社オープンドア)の協力を得て実施するもので、同サイトのヨーロッパ行きパッケージツアー(企画商品)にアクセスした数を月別・国別に集計してランキングを発表。
一般消費者がヨーロッパのどの国に興味を持っているか、先行指標としてご活用いただけるようになっています。
皆さまのマーケティング活動に役立てていただければ幸いです。

ヨーロッパ・ベスト20 人気ランキング(2014年11月)

順位 国名 順位 国名
1 イタリア 11 クロアチア
2 フランス 12 オランダ
3 イギリス 13 ベルギー
4 スペイン 14 スイス
5 トルコ 15 マルタ
6 フィンランド 16 ロシア
7 ドイツ 17 スウェーデン
8 オーストリア 18 ポルトガル
9 チェコ 19 ノルウェー
10 ギリシャ 20 デンマーク

ザイフェンの工房

11月の“トラベルコちゃん”アクセスランキングは、上記のような結果となりました。20位未満のアクセス数の国としては、ポーランド、アイスランド、ハンガリー、エストニアとなりました。

データの見方

ヨーロッパの定義:国連の基準による。ロシアは含まれるがアフリカ大陸(エジプト、モロッコ、ケニア、南アフリカなど)は入らない。従って、ほとんどのヨーロッパ・パッケージツアーに含まれる国々が網羅される。
ランキングのベースになっている数字は、一般消費者が同サイトを訪問し、ヨーロッパのパッケージツアーの検索を行った際の、都市アクセス数を国別に集計したもの。例えば4月の件数ということは、だいたい5月以降のツアーにアクセスした数字なので、先行きの指標とみることが出来ます。

トラベルコちゃん

総合旅行ポータルサイト「トラベルコちゃん」について

●運営:株式会社オープンドア(代表取締役社長:関根大介、資本金4億5千万円、従業員数:126名(2013年4月現在)経団連会員)
●月間総ページビュー:2,500万PV ●参加旅行会社総数:約200社 ●参加旅行会社一例:JTB、KNT、日本旅行、阪急交通社、エス・ティー・ワールド、旅工房、タビックスジャパン、ファイブ・スター・クラブなど多数●パッケージツアー全方面の登録ツアー本数:約26万本(月により変動) ●ヨーロッパ方面パッケージツアーの登録ツアー本数:約2万5千本(月により変動)
●詳しくは http://www.tour.ne.jp/

ホールセール系販売店とメディア系直販旅行会社に聞く、 ヨーロッパ商品のトレンド!

11月に最も予約が入った企画商品は何? 気になる顧客の動向は? 最新マーケットの動向を、東京・大阪の3カ所で伺いました。

JTB西日本 神戸三ノ宮支店 奥田明美支店長

Q11月の売れ筋商品・顧客セグメント別の動向は?

aスペイン、イタリアが中心で、ハネムーンの場合はそこにモンサンミッシェルを組み合わせたコースが人気でした。また、ウェブのみで告知している「JTBお買い得旅」のアウトレット商品で、20代を中心にドイツのクリスマスマーケットに行くツアーが出ました。ウェブで完結できる商品ですが、来店や電話で申し込みをしてくださいました。また、この季節に多くなる、若い女性を中心とするヨーロッパ好きなリピーターの1都市滞在フリープランの動きも目立ってきました。

 また、来年4月以降のオランダ・ベルギー方面のツアーや、JTBが公式旅行代理店となっている英国でのラグビーワールドカップ2015観戦ツアーなど、先々の予約も入りましたし、シニア向けのテーマ型商品・音楽の旅の申込みを受けるなど、幅広く申込みを受けました。今年のヨーロッパは苦戦していますが、11月は昨年を上回る受注があり、円安等の影響がある中、旅行に行く人は行くという印象を受けます。

Q下期の販売状況、気になる動きは?

aヨーロッパに関わらず、海外旅行は全体的に厳しい状況が続いています。年末年始の予約も最大9連休とはいっても、やはり休める人ばかりではなく、家族旅行の場合は12月の連休とクリスマスをあわせ、本当のピーク日より値段の安い時に行くという予約も見受けられます。年末年始は最後の追い込み時期に衆議院選挙の影響が重なり、思ったほど伸びませんでした。新規予約も停滞しているような感じがします。

 これから期待できるのは学生。今、各社のパンフレットが出そろったので、それまで情報収集していた人が申込みをしてくると思います。また、来月には2015年の新しいパンフレットが出てきます。来年は連休の日並びが良く、旅行に行きやすいので、そのムードで旅行意欲が喚起されることを期待しています。

名鉄観光サービス名駅地下支店 石橋和英店長

Q11月の売れ筋商品・顧客セグメント別の動向は?

a方面ではイタリア、ドイツ、英国、フランスが多かったです。ドイツはクリスマスマーケット、英国はロンドン・モノのフリープランの商品が売れました。値段が下がるこの時期には例年、ロンドンやパリにフリープランで行くリピーターが増えます。出発時期は2月が多く、1月、3月と続きます。

 イタリアやフランスは熟年層も多いですが、この時期は学生旅行が中心です。支店が市街中心にあるので例年、学生旅行の申込みは多いのですが、今年は例年以上に好調です。造成各社が早期割引施策を出しているので、それも効いているのではないかと思います。人数は2名が中心で、多くて5、6名。また、方面はヨーロッパが最も多いですが、これに加えてソウルや国内温泉旅行などを申し込む学生もいます。

 人気の商品は添乗員同行で中身がしっかり入ったツアーです。イタリア、フランスの1カ国のみならず、何カ国かの周遊型ツアーも人気です。以前はもう少し金額重視のフリープランが多かったような気がしますが、早期申込みの人はじっくり選ぶ人が多いのかもしれません。商品を見比べてこのコースにはこれが含まれている、割引があるなど、熟年層のようにしっかりと吟味しているのが、今年の若者層の特徴のように思います。

Q下期の販売状況、気になる動きは?

a学生以外の動きとしては熟年層の問い合わせが例年より少なめです。ただし、予約をする人は従来通り、内容にこだわったツアーを選んでおり、行きたい場所やサービスなどの要望を具体的に質問する人が増えています。値段を下げてまで旅行に行くというよりは、行きたいツアーであれば行き、自分の行きたいところが全て入っていなければ行かないというような線引きが厳しくなったように思います。
 

日本旅行TiS大阪支店 上田純子支店長

Q11月の売れ筋商品・顧客セグメント別の動向は?

a11月8日が弊社の学生旅行商品の発売日でしたので、学生旅行が目立って伸びています。対前年比で150%ですので、好調なスタートとなりました。「学生は必ず旅行に行く」という信念を持って、早い段階から取り組みを始めていたのが良かったのだと思います。ヨーロッパが初めての参加者が多いので、「めちゃ盛り!!イタリア」「めちゃ盛り!!フランス」など、イタリア、フランスを中心に、見どころや食事のほか、割引・特典も盛り込んでいるコースが人気です。

 他社のパンフレットを持って店頭に来てくださる方も多く、発売前から発売日やキャンペーン予告などをお伝えすることができました。パンフレットの完成後には店頭のパンフレットジャックを行ない、露出を強化したことも効果がありました。4、5名で申し込みをされる小グループが多く、この人数の気心知れた友人でヨーロッパに行ける機会は、社会人になってからはそうありません。また、商品のキャンペーン特典も早期予約がお得ですので、スタッフ一丸となって学生旅行に力を入れ、年末に向けてさらに強化していきたいと思っています。

Q下期の販売状況、気になる動きは?

a来年2月は学生のほか、ハネムーンとシニアのご夫婦を中心に受注が多く入っていますが、1月と3月が前年に比べて弱い状況です。前年は1月と3月の学生旅行が特に多かったので、その反動という理由もあるのですが、学生以外のお客様の動きが気になります。

 実は間際出発の最後伸びがこのところよくありません。お客様からは「ツアー代金は高くなっているのか」という問合せがあり、日々進んでいく円安の影響は感じます。また、選挙もお客様の動向に影響があるように思います。