Team EUROPE レポート

第12回オフ・シーズン対策部会開催

2014年12月9日

 Team EUROPEの第12回オフ・シーズン対策部会が12月2日に開催されました。2014年はこれが最後の部会となります。冒頭、クラブツーリズムの手塚秀一部会長からエボラ出血熱の影響について話がありました。「この2カ月、3割程度の前年割れが続いていましたが、2週間程前から回復傾向にあります。先月南アフリカへ出張しましたが、滞在に問題はありませんでした」。南アフリカは前年比で中国が90%減、韓国が80%減、日本が70%減となっているそうですが、マスコミが騒ぐほど成田空港でも警戒している様子はなかったということです。


 

 さて、今回の部会は旅行会社が実際に販売した2014年上期商品の販売状況を発表することが目的です。師走ということもあり、旅行会社の出席は5社中2社でしたが、コースごとに詳細な発表がなされました。クラブツーリズムでは、Team EUROPEの企画情報を利用したコースが昨年下期に比べ、この上期は比較的好調。例えば、夏のピレネー9日間やオーストリア12日間、スイスの名峰と絶景列車8日間などです。好調だったツアーの共通点は10〜12日間のロングコースで、自然の美しさをメインにしたものでした。逆に集客が少なかったのはブルガリアのヨーグルト祭や冬のスイス。テーマ性の強いものは難しかったので、今後は工夫が必要とのことです。

 ワールド航空サービスでは、この上期に1コースしか設定できなかったため、2015年上期にTeam EUROPEのテーマを取り入れたコースを拡充。さらに上期後半の7〜9月にコースをより増やしているそうです。具体的には、これまで5月下旬から設定していた英国を4月から始めるというように、何となくしばられていた季節感を打破していく方針です。また、Team EUROPEのツアー以外では、リバークルーズ商品も支持されているとのことでした。

 販売状況発表後の意見交換では、Team EUROPEのライブラリーの充実について意見が出されました。Team EUROPEの「ピクチャーライブラリー」に写真家の作品を買い取って掲載したり、各政府観光局のライブラリーのリンクを案内することで、旅行会社の企画担当者に使い勝手のいいライブラリーにしていくというものです。また、エボラ出血熱やユーロ高など、明るいニュースの少ないヨーロッパが価格競争に走らないか不安、という意見も上がりました。例えば、冬のスイスがすぐに売れなくても、航空会社や政府観光局がサポートし、旅行会社やランドオペレーターが我慢強く販売していくことでいずれ花を咲かせる、それこそがTeam EUROPEの存在意義であり、目的です。まさに継続は力なり、を共通認識としたところで締めとなりました。

 事務局では先日、第2回協賛協議会および第5回ヨーロッパ観光促進協議会を行い、Team EUROPEの中間総括を報告。フェーズ3の実施は決定に至ってはいませんが、参加メンバーにその心づもりを伝えつつ、今年最後の部会を閉会しました。なお、第2回のオフ会・デス会合同部会は、2015年1月の開催となります。