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富士山麓でのごみ拾いとエコツアー 実地研修報告

(社)日本旅行業協会
社会貢献委員会 環境対策部会

JATA社会貢献委員会 環境対策部会(糟谷部会長)では、環境を守ることの難しさや大切さを、ごみ拾いやエコツアーを通して実感していただくため、富士山麓での実地研修を行いました。この実地研修は今年で3回目となります。
なお、前回から環境ラベリングバスAAを使用し、環境に配慮した観光バスの普及・促進も目的の一つとして実施しています。


ゴミ拾い前のオリエンテーション

回収したゴミを前に

実施日 平成21年6月12日(金)〜6月13日(土)
参加者数 総勢20名
協力 特定非営利活動法人富士山クラブ
富士河口湖町
富士山登山学校ごうりき
日程

【1日目】

07:45
新宿集合・出発
10:00
西湖いやしの里根場到着 見学
12:30
富士山クラブもりの学校でゴミ拾いのためのオリエンテーション
13:30
ゴミ拾いの現場に向け出発
14:00
清掃活動・ゴミの分別 〜 16:00
16:50
ホテル到着

【2日目】

07:30〜16:00
富士山エコツアー体験
Aコース 青木が原樹海ツアー
(富士風穴−ブナ広場−背負子風穴−樹海散策)
Bコース 吉田口登山道ツアー
(吉田口本宮冨士浅間神社−馬返し−五合目)
16:00
東京へ向け出発

1.青木が原樹海でのごみ拾い


ゴミの掘り起こし作業

捨てられていた自転車やタイヤ

  • 今回の現場は精進湖近く。これまで富士山クラブとしても手をつけていない場所での活動となった。
  • 近年、富士山麓にあるゴミは大きなゴミから小さなゴミに変わってきているとのことだが、ここでは、自転車やタイヤ、ドラム缶など、“大きな”ゴミが所狭しと捨てられていた。
  • 毎回感じることだが、「ゴミ拾い」という言葉と、実際に落ちているゴミの種類に相当なギャップを感じる。まさに、「不法投棄ゴミの掘り起こし、運び出し」と言った印象である。
  • おいしい湧き水の出るこの地に有害なゴミが捨てられている。将来、この有害物質が湧き水に含まれてしまうと思うと怖さを感じる。そうならないためにも、ゴミの回収は重要な活動である。
  • 2時間の清掃活動は、ほど良い疲れと満足感、そして憤りを感じさせる活動となった。

  • 車のバッテリーが捨てられていた

  • 昔なつかしいジュースの缶

2.エコツアー


浅間神社

ガイドの力量はツアーの質を左右する

青木が原樹海コース
今回は富士風穴や背負子風穴などに入り、アドベンチャー的な要素も盛り込んだ行程となった。原生林の力強さ、各洞窟の神秘的な誕生と歴史、自然界の循環など肌で感じることが出来る、素晴らしい素材であった。
吉田口登山道コース
浅間神社で参拝後、馬返しから五合目まで登る約6時間のコース。通常は五合目から徒歩で登るコースが一般的だが、今回は馬返しから吉田口五合目まで登るコース。途中、富士講についての説明や自然の解説を受けながらの登山で、歴史と自然を十分楽しめるコースであった。途中、トイレが少ないことと雨天時の対応に課題はあるかもしれない。
  • 090612_fuji09
    吉田口五合目から山頂眺めて

3.富士山クラブ

多くの市民ボランティアの方と清掃活動をしたり、富士山ごみマップを作成し、山麓にどれくらいのごみがどこに落ちているかの調査結果を公表している。また、環境教育プログラムやシンポジウムを実施している。

  • ※ 「JATA環境基金」による助成は平成13年にはじまったが、その第1号が富士山クラブである。当時の富士山は「トイレ」が大きな問題になっていた。当協会は、富士山クラブが富士山頂上にバイオトイレを設置するプロジェクトに対して助成した。その成功により、その後環境省や静岡県、山梨県、山小屋が協力しあって、各登山道にバイオトイレが設置された。

4.参加者からの感想(今回の実地研修に参加して最も印象に残ったこと)

  • 想像以上の充実感があった。ごみの多さと古さに驚いた。
  • とてもよかった。というのも、私自身、登山が趣味で富士山にはよく来ていたが、今回のように観光をしたり、山麓の散策をしたり、いわゆる樹海という場所へ立ち入るのは初めての体験だった。山頂へ向かうのとは全く異なる富士山の魅力に触れることができ、次回、登山ツアーで来ることがあったらお客様にも話しをできればと思う。
  • 今回初めてご参加させて頂き、環境に対する意識・自然に対する大切さと必要性を改めて実感した。また“いやしの里”“富士山クラブ”“エコーツアーごうりき”の各スッタフ皆様方の富士山を愛する熱い気持ちが伝わってきた。
  • 大変身になる研修だった。ゴミが枯れ木や土の下にあれほど有った事は印象的だった。真剣にまた楽しく時間が流れた。
  • 是非、多くの人間が体験すべきと思う。そして、多くの人がこの活動について知るべきだと思う。この活動を行っている人が社会から正当な評価を受け、活動を継続していけるような社会作りをしないといけないと感じた。
  • 掘れば掘るほど、20〜30年前のものがザクザク出てきたのには正直驚いた。ショック。不法投棄する人達の心理を思うと心が痛い。反面教師として自分はそのような行動をしないように、との戒めにもなった。
  • 二度目であるが、清掃活動の継続と組織の維持の必要性を改めて認識できた。ゴミの処理に対する自治体の協力や地元の方の啓蒙も必要なことが理解できた。富士山の五合目までのエコツアーは春、夏、秋と商品化ができる魅力があった。
  • 大変有意義な内容で満足している。20名前後の人数なら、バスの中または夕食時に自己紹介を兼ねて参加目的や感想を話す機会があればよかった。
  • 相当昔のゴミがいまだにそのままになっていたことに驚いた。またゴミ拾いをした場所が車の進入を制限しているからだと思うが、最近のゴミはあまりなく、少しはマナーが向上していると思えたことがうれしかった。
  • 思っていたより、多くのゴミが眠っていて、真剣に拾う(発掘?)ことの楽しさを感じた。多くの方にこの現状を知っていただき、今後の環境美化、活動のお手伝いができればと思った。

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