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サラヤ株式会社 代島裕世氏による
「ボルネオ環境保全活動から見えた本業の持続可能性」セミナーを開催

2014年12月25日

日時:平成26年12月17日
15:00〜16:30
場所:ユニセフハウス 1階ホール

社会貢献委員会は、日本ユニセフ協会の協力のもと、12月17日にサラヤ株式会社の代島裕世氏(同社コミュニケーション本部本部長)を講師にむかえ「ボルネオ環境保全活動から見えた本業の持続可能性」をテーマにセミナーを行いました。

セミナーには、会員会社をはじめ17名が参加しCSR活動のあり方について理解を深めました。

きっかけは、テレビ番組の取材

サラヤ株式会社は1952年創業以来、戦後日本を手洗い普及による衛生環境改善から復興しようと薬用石けんやうがい薬などを製造販売し“公衆衛生”を支えてきました。

2004年にあるテレビ番組取材により、“手肌と地球にやさしいヤシノミ洗剤”として親しまれてきた同社の看板商品が、ボルネオ島に住む野生動物を殺している可能性があるという現実を知らされ、企業のあり方を模索し始めます。ヤシノミ洗剤の原料であるアブラヤシのプランテーションの拡大が原因でした。

原料調達が持続可能にならなければ本当に地球にやさしい洗剤はつくれないと、アブラヤシの主要生産地ボルネオ島での現地調査を実施。また、アブラヤシ産業の引き起こす問題解決のために設立されたRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)に加盟し、ボルネオ現地でも独自に野生動物の保護活動を開始するなどCSR活動を活性化させました。

ボルネオ保全トラストの設立

しかしボルネオ熱帯雨林破壊のスピードは早く、もっと現地主体で環境保全活動するプラットフォームが必要との思いから、2006年10月、マレーシア・サバ州野生生物局などと協力してボルネオ保全トラストを設立しました。また、2007年5月からはヤシノミ洗剤の売上げの1%をボルネオ保全トラストに送金するキャンペーンを開始、商品ユーザーに環境保全の継続を約束しています。これらの活動は世界最大の消費量である植物油・パーム油を、人間にも環境にもやさしく持続可能な資源にする活動として、高く評価されています。

さらなる持続可能なビジネスモデルへ

同社はこれらの経験から、創業の原点である衛生事業を見直すため、アフリカ・ウガンダで公衆衛生改善のCSR活動を開始し、今では現地法人を設置するまでに発展しました。アルコール手指消毒剤を普及させることにより感染症予防を徹底し、国の発展につなげていきます。2014年3月、アルコール手指消毒剤の現地生産を開始し、同年西アフリカで発生したエボラ出血熱の予防対策にも使われています。将来的にはアフリカ大陸のアルコール手指消毒剤の一大供給地になるだろうと展望されています。

企業存続のために21世紀型へリモデリングをしたサラヤ株式会社。本業をいかに活かしながら、持続可能性を考え、さらにビジネスとしても発展をさせる、という点において大変興味深いお話を聞けたセミナーとなりました。


講演するサラヤ(株)代島氏

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