JATA環境基金 ~サステイナブル・ツーリズムの実現に向けて
 環境市民5団体に助成~
JATA環境基金 平成20年度
助成事業決定

更新日:2022年03月18日


2008年4月28日

平成20年度は一般公募の中から、下記の5団体に助成を行うことを決定しました。
JATAでは今後も、この助成事業を中心に、環境に配慮した持続的な観光地の発展を目指すサステイナブル・ツーリズムの実現に向けて、観光地における「自然や文化遺産を保護する事業」や「環境に配慮した観光の発展に寄与する事業」を応援していきます。

平成20年度 助成事業概要

(特)=特定非営利活動法人

1. 団体名 (特)日本森林ボランティア協会
活動場所 和歌山県 九度山町
事業テーマ 世界遺産・高野への道の保全・復元活動
事業内容 世界遺産にも登録されている「高野山町石道(こうやさんちょういしどう)=和歌山県九度山町の慈尊院から高野山奥の院に至る約20キロの道。町石は1町(約109メートル)の距離を示す道しるべ。」は信仰の道として親しまれているが、森林の手入れも行き届かず、良好な環境や景観の維持が求められている。この団体はその道を保全する活動をしている。
助成金額 800,000円
2. 団体名 (特)大宰府ボランティアネットワーク
活動場所 福岡県 太宰府市
事業テーマ 歩かんね大宰府(ガイド付きまち歩き)
事業内容 ガイド付き町歩き「歩かんね大宰府」を実施。ガイドサポーターの市民ボランティア200名が支える事業で、市民自身も史跡・名所を再認識し、おもてなしの心も育むことができる。「大宰府」だけの点の観光から、「大宰府」周辺を含めた面の観光を指向していて、観光客にも大変好評である。
助成金額 510,000円
3. 団体名 (特) 風まち茶屋
活動場所 大分県 日出町
事業テーマ 「深江のまちの 海にまつわる物語」
事業内容 1667年に建設された殿様の風待ち茶屋である襟江亭(きんこうてい)を中心とした古き良きものが数多く存在し、人間魚雷回天を含むこれらを観光資源として生かした持続可能な地域づくりを目指している団体(別府湾、山々に囲まれたところで、自然の観光資源も豊富)。「深江のまちの海にまつわる物語」として、1.襟江亭と深江の歴史的町並み(参勤交代プロジェクト)、2.人間魚雷「回天」基地(負の遺産プロジェクト)、3.深江湊朝市(地産地消プロジェクト)を活用し、観光の発展に寄与する事業。
助成金額 780,000円
4. 団体名 宇佐美江戸城石丁場遺跡保存会
活動場所 静岡県 伊東市宇佐美地区
事業テーマ 日本の歴史文化遺産「江戸城石丁場遺跡」を活用する観光地づくり
事業内容 江戸城建設の石垣用石材の一大供給地として歴史上極めて重要な遺跡(文化庁も「国史跡」に指定できる価値をもつと認識)がある伊豆伊東の宇佐美地区での取り組み。地域内所要箇所に「江戸城石丁場遺跡」の説明・案内板を設置し、訪れる人に効果的に案内し、貴重な日本の歴史文化遺産を親しんでもらうための事業。
助成金額 665,000円
5. 団体名 滝山城跡群・自然と歴史を守る会
活動場所 東京都 八王子市
事業テーマ 史跡滝山城跡の遺構景観回復事業
事業内容 八王子市にある戦国時代の山城跡=滝山城跡(国指定史跡)を保全活用しようとする取り組み。「活用なくして保存なし」をモットーに活動している。史跡は崩落し、雑木や竹が繁茂し放置に近い状態である。この事業は地域の方々の協働によるボランティア活動で、史跡を一切破壊することなく山城のあるべき遺構景観を回復することが目的。
助成金額 500,000円

この件に関するお問い合わせ先

JATA総合企画部 総合企画・情報管理グループ
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