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エコツアーとは?

ECO
エコというのはエコロジーを略したことばです。
(エコロジーとは、環境や自然、生き物の生きている状態や仕組みのことです。)
TOUR
ツアー、旅行のことです。

エコツアーは、この2つを合わせて作られたことばです。自然を観察したり体験しながらその仕組みを学んだり、生き物や自然環境を保護する活動に参加したり、昔の貴重な遺跡を知り、それを大切に守ったりする、自然にやさしい旅行や、地球と仲良くする旅行のことをエコツアーといいます。

日本人にとってエコツアーはそれほど珍しいものでは ありません。昔から自然に親しみ、温泉を愛し、紅葉狩りをするなど環境にやさしい旅を行ってきました。世界をみても、生態学的な諸現象に関心をむける旅は 古くから存在します。

しかし1970年代から使われはじめ、今や世界的な流れとなった「エコツアー、エコツーリズム」という言葉は、単なるネーチャーツアーではなくて、自然保護を旅行の 目的に加える点で以前の旅行と異なっています。

19世紀後半に始まった中産階級の旅行、いわゆるマスツーリズムは100年を経て、大量に集中する旅行者によって、訪問地域に利益だけではなく、自然環境や伝統文化に対するいろいろな悪影響をもたらすことも指摘されるようになりました。世界的な工業化、都市化、人口増加に伴って地球環境は悪化し、自然地域とくに途上国への旅行が盛んになるにつれて、観光資源となる貴重な 生態系を守る必要が叫ばれるようになったのです。

そこでは環境保護のために自然地域に利益をもたらす観光開発の振興が重要という立場にたって活動がおこなわれており、1981年に ピーター・スレッシャー教授が、東アフリカ国立公園のライオンは観光によって一生に51万5,000ドルの外貨を稼ぐけれども、もし狩猟目的で利用されれば8,500ドル、皮革であればわずか1,325ドル しか稼がないという有名な研究の発表によって、エコツーリズムの考え方を擁護されました。

1990年代になって、学者による研究も進み、各地でエコツーリズム やアドベンチャーツアーの会議が開催された。人々の環境意識も 高まり、多数の保護団体の活動も活発化してきました。

ここで、エコツーリズムを端的に表現する米国の環境団体、エコツーリズム・ソサエティーの言葉を紹介いたします。

エコツーリズムは、自然環境を守り、そこに住む人々の生活向上に貢献できる「責任ある旅」の形態である。

エコツーリズム・ソサエティー

社団法人日本旅行業協会におけるエコツアーの定義

当協会は、次の要素が一つでも入っている自然観察主体のツアーで、 環境への悪影響を最小に押さえる努力が示され、訪問先に経済的社会的な貢献があれば、そのツアーをエコツアーと呼ぶこととしたい

1)旅行者の教育

  • 旅行前の準備、旅行中の説明、旅行後のフォローアップ
  • デスティーネーションと資源の詳細情報
  • 行動範囲、倫理規範、ガイドライン、助言

2)絶滅に瀕した動植物の保護

  • 野生動物を守るレンジャーや研究者への支援
  • 違法な土産販売の阻止

3)文化・歴史的環境保全への貢献

  • 金銭、現物の支援、ボランティア活動

4)専門ガイドの利用

  • 特別に訓練された添乗員、現地ガイド
  • 自然及び地域文化のインタープリテーション
  • 地域住民との対話のある案内

5)地元社会の利益

  • 地元製品・サービスの利用
  • 商品企画、手配における連携協力
  • 地域社会への金銭的その他の寄付

6)ゴミの削減と最小限のインパクト

  • 社内及びデスティネーションでのゴミ削減プログラム
  • エネルギー節約
  • エコロッジの利用

*市場は自然愛好家や特定分野のマニアだけではなく、広く一般対象にすることが必要があり、当協会が実行しやすい定義を示すことによって日本でもエコツーリズムが促進されることを期待しています。

旅行者のみなさまへ

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