【久保井】質問で一番多いのは、「どこからのタワーの眺めがよいか」ですが、皆さんはどこを紹介しています?
【石垣】タワー周辺からの眺めもさることながら、最近では、少し離れた錦糸町や両国などからの美しい眺めもお勧めですね。こういったビューポイントの情報は、タワーの写真を趣味で撮影しているお客様たちに教えてもらうことも…。
【久保井】建築を専門にしているお客様から建築方法について逆に教えてもらったり。お客様とのコミュニケーションの中から、ご案内に役立つ情報やアイデアをいただいています。
【谷口】インフォプラザ内にある、タワーの完成図に添えられた建設中のタワーの現在の高さを示す表示は、お客様や関係者の声がヒントになっていると聞きました。
【石垣】〇〇メートルのときに来たという記念がほしいようで、「この完成図だと今はどのくらいの高さ?」とよく聞かれていたの。ちなみに、その表示は上司の手作りです(笑)。
【谷口】皆さん、現在の高さの矢印が見えるように記念写真を撮っていきますよ。
【石垣】まさに、建築中の観光地ならでは。それだけに、タワーの説明はすべてを話すのではなく、お客様が後で楽しめる部分を少し残しておきます。これってカウンター業務で商品を紹介するときと同じ。「実際に行って確かめてみましょうよ」という含みを持たせることで、現地に足を運ぶ楽しみの1つになります。
【渡辺】お客様が2012年春の開業時に、また訪れたいと思うように話をすればいいんですね。完成後に、どれだけ多くのお客様に再びタワーに来ていただけるかも、私たちの仕事ですね。
【谷口】完成が近づくにつれて、来場者が徐々に増えてくるでしょうね。小さなお子さん、ご年配の方など、さまざまなお客様が満足できるインフォプラザにしていきたいと思います。これまでの英語での業務経験を生かして、外国のお客様をもっとご案内していきたいです!
【久保井】年配のお客様は、経済成長の著しかった、東京タワーの建設当時をリアルタイムで経験している世代。不況が長引くなか、日本が再び元気を取り戻す希望のシンボルとしてタワーを見ている方もいらっしゃるようです。私たちも、笑顔あふれる明るいご案内で、そういった気分を盛り上げていきます!
東京スカイツリーインフォプラザ
http://www.tokyo-skytree.jp/about/plaza.html
写真提供:東武鉄道(株)・東武タワースカイツリー(株)
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