菅沼 会社立ち上げ当時は旧ソ連・東欧地域を中心に取り扱っていましたが、現在はデスティネーションが世界中に広がりました。それも、例えばイタリアですとローマやベネチアなどメジャーな都市ではなく、古代ローマを探訪するアッピア街道を歩くなどといったテーマ性に富んだツアーを企画しています。
黒見 そのツアーは、私が先日現地に取材をしてツアーを企画しました。新しいツアーとして社内からアイデアが出されましたが、初めてのツアーは一度下見をしてみないとわからないもの。メジャーではない場所は情報が少ないので、必ず現地に出向いて情報を収集してきます。
齋藤 当社のような中小の旅行会社は、いかにお客様のニーズを読み取り、他では真似できないツアーを企画するかが重要だと思っています。その情報源として現地オペレーターや現地の新聞などの情報はもちろん重要ですが、私は普段の生活の中からアンテナを張り、新しい企画のヒントにしています。テレビ番組では旅番組だけでなく、ニュースや情報番組にも注意深く見ているとヒントとなるアイデアがいっぱいあります。
菅沼 添乗中や説明会などお客様と直接会う機会が多いので、何気ないお客様との会話の中から「今どんなことが注目されているか」などツアー企画のヒントを得ることもあります。
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