
中野 航空会社の多くが旅客機のダウンサイジング化や発着地の再考を行ったこともあり、地方を中心にチャーター機の需要が増えました。また、LCCが特に注目された年でもありました。
松園 日本の空も今後、LCCのシェアが4割を占めると言われる欧米に近づくかもしれません。今年はその一歩となりそうです。問題は、LCCが増えてきたときに旅行業がどうなるかということです。しかし、レジャーマーケットがチャーターで開発されてきたヨーロッパと、定期便中心の日本では構造が違います。日本ではLCCが100%直販できるとは思えませんから、GDSを経由して旅行会社に販路が広がるのではないでしょうか。一方ではダイナミックパッケージのような商品が一層広がる可能性もあります。
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