11月号インデックス│年頭所感│新春巻頭インタビュー新春企画「私たちが描くツーリズム 夢の扉」
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   新春巻頭インタビュー/前原国土交通大臣
P2 【年頭所感】
 昨年を振り返ってみますと、春先には円高や燃油サーチャージの低下を受けて海外旅行の復活に期待が膨らみましたが、経済の引き続く低迷と新型インフルエンザの発生、それらに伴う過剰な旅行自粛ともいえる動きにより、海外旅行のみならず国内旅行や訪日外国人旅行にも大きな影響が出て、旅行業界にとっては非常に厳しい一年となりました。

 2010年は、内外の大型イベントがないと言われた2009年とは一変し、冬季オリンピック、上海万博、ワールドカップサッカー、平城遷都1300年祭、APEC首脳会議などに加えて、羽田空港の本格的国際空港化により、旅行市場にとって大きな追い風が吹くことが期待されます。

 さらに、新政権は観光を重点政策とする方針を明確に示されました。当協会としては旅行業界という「民」の立場から、観光庁とも協働して、改めて観光立国推進基本計画の5つの目標達成に向け、国内と併せてインバウンド・アウトバウンド双方向の交流の拡大を図るべく、より一層の需要喚起に努めたいと考えます。

 海外旅行については、最終年度を迎えるVWCを中心に様々な施策を強力に進め、会員の皆様とともに、2,000万人達成を早期に確実なものとします。国内旅行については、昨年より取り組みを開始した宿泊拡大キャンペーン「もう一泊、もう一度(たび)」の更なる浸透により年間宿泊数4泊の推進を図るとともに、国が推進する「観光圏」などニューツーリズム推進事業に積極的に取り組み、地方の活性化の一助を担ってまいります。訪日外国人旅行については、国によるVJC強化方針を歓迎するとともに、富裕層などへの取り組みを強化していきたいと考えます。
 非常に厳しい中ではありますが、過去を十分に知って未来に備えるため、新しい成長の戦略を模索しつつ、JATAの主唱する「旅の力」がいきいきと発揮される土壌作りをすることにより、旅行業界全体の活性化と、会員サービスのさらなる充実を期したいと考えております。

 本年も一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

   新春巻頭インタビュー/前原国土交通大臣
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