【久保】ジャパニカンでは英語、韓国語、繁体字、簡体字表記の4種のサイトをそれぞれネイティブの人に作成してもらっているけど、どのようなことを意識していますか?
【ブライヤン】以前のサイトはアメリカ人の私から見ると、ちょっとわかりにくかったね。特にサイト内で使っている言葉や仕組みが理解できなかった。例えば、日本の宿泊施設の予約によくある「プラン」という考え方。欧米では部屋のタイプを選ぶだけなのに、日本では同じ部屋でも夕食の内容や部屋によって「○○プラン」と申し込み内容が変わってしまう。
【鈴木】確かに、その問い合わせが多かったです。そういった指摘を受けて、今は、予約の流れを二段階に分けています。最初に旅館と部屋を選んでいただいて、次に食事を選んでもらっています。
【ブライヤン】ホテル予約サイトでいえば、海外のサイトは客室販売中心のレイアウトが主流。でも、日本を訪れる外国人は目的意識が高い人も多く、日本らしさのあるツアーや文化的な体験を求める人が多い。英語サイトでは写真をメインに、宿泊施設の詳しい特徴や、ツアーで何が体験できるかを紹介しています。
【鈴木】英語サイトでは一昨年、日本食の基本である米を田植えから刈り取りまで追った「米作りブログ」をリアルタイムに更新。訪日を決めた人が当サイトを見て予定を立てるだけでなく、旅行先を検討している人が日本に興味を持ってもらえるよう工夫をしました。最後は稲刈りツアーをして好評でした。
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