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P12 【シリーズ:添乗員のための旅行医学 Vol.55】



 以前は気圧の関係などで味が濃いめと言われていた機内食ですが、世間一般の健康志向に合わせて塩分、脂肪分を減らし、野菜を多めに使った料理が最近の傾向です。また食材の組み合わせを考え、緑黄色野菜や根菜類などを使ってバランスにも配慮して作られています。


 機内食が調理されてから搭乗者の口に入るまでに要する時間は、18〜20時間。この間に菌を繁殖させないように、食事は低音で管理されます。適切な温度でしっかり時間管理するため、保存料などの添加物はいっさい使われていません。


 一般に乗せている食事以外に、航空会社では宗教上あるいは病気の理由で、一般食が適応しない人のために特別食を用意しています。日本航空の場合は、全25種類の特別食に応じており、このうち健康上の理由で区分されているミールは14種類。アレルギー対応食、糖尿病食、低コレステロール食、低カロリー食、低塩分食、低タンパク質食、低プリン体食、流動食、胃潰瘍や歯痛・口内炎の人のために消化のいい食事などがあります

国内外33社の機内食メニューをアレンジするTFKの福本 渉シェフ。
「カロリーや塩分などのハードルを越えて美味しく食べていただけるように調理しています」

 メディカルミールの需要は年々増えています。特にアレルギーは命に係わるアナフィラキシーの症状を引き起こす可能性があるため、アレルギー対応食は重要です。機内では高揚感が手伝って、精神的にアレルギー反応が出やすくなることから、少しでも安心して食べられるように、専門家と相談してメニュー作りが行われます。7大アレルギー、25大アレルギーへの対応のほか、小麦アレルギー、乳製品アレルギーのための食事があります。


 注文は原則、出発の24時間前まで。ただし、食材さえあれば、搭乗直前でも受けてもらえることもあります。病気を患っている人でなくても、健康や美容のために糖分やカロリーを控えた食事を心がけている人も、注文できます。
低塩分食の一例

調理には塩分を使わず、サラダ用のドレッシングもなし。
通常、パンにも塩分が含まれているため、
変わりにバナナを使用。


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