
感染後4〜14日の潜伏期間を置いて、突然38度を超える発熱や頭痛、筋肉痛、関節痛が初期症状として現れることが多い
ようです。高熱が数日続き体幹部に発疹が現れますが、解熱剤を服用して休んでいれば多くの場合1週間程度で回復します。
ただし、発熱がおさまった頃に歯肉出血や皮下出血などの出血傾向や顔や手足にむくみが現れ、死の危険性がある重症型
へ移行するケースもあります。また、2度目の感染時に重症になりやすいとも考えられています。早期に適切な処置を受ければ死亡率は1%以下ですが、処置しなければ数十%にもなるため、デング熱が疑われる場合は帰国を待たずに渡航先で受診しましょう。
|