
JATAではじゃたこみなどを通じて旅がもたらす「文化の力」「交流の力」「経済の力」「健康の力」「教育の力」という5つの力を旅の力として発信してきました。
昨年の東日本大震災は国民生活にも非常に大きな影響を与えました。旅行も例外ではなく自粛ムードが広がりましたが、旅行が観光地に経済的な拡大に直接効果あることから、今こそ「旅の力」を発揮することが被災地の復興に結びつくと考え、JATAとして国内旅行需要を喚起する施策を行ってきました。被災地の自治体からも観光客の訪問に対する期待感は大きなものとなりました。
そういった中で、国の第三次補正予算において「復興支援・住宅エコポイント」事業が予算化されることになりました。被災地に向けた国内旅行がより活発になることは、旅行先の雇用が創出され、旅行者と地元の方との温かい交流が生まれ、食べ物やお土産物など地元産品が消費されます。その結果、観光地経済がうるおい、JATAが訴えてきた「旅の力」を通じた震災復興への貢献、さらには日本全体を元気にする源につながります。そのような観点からJATAが今回の旅行引換証の発行を国に申請し、認められました。
今回、国の復興支援・住宅エコポイント事業には約1400億円が予算化されています。JATAの旅行引換証は同事業において、被災地支援に充てられる復興支援商品に該当しています。その復興支援商品は1400億円の予算の1/2以上の金額が交換される可能性もあります。そのなかでも、全国の消費者が復興支援に協力できる商品は商品券類ではJATAの旅行引換券のほかはほとんどありません。JATAの会員旅行会社の皆様にJATAの旅行引換証についてご理解いただき、旅行による震災復興への貢献の輪を広げましょう。
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