会報誌「じゃたこみ」 【総務部】
~旅行会社 就職希望学生向け~
2025年度「第12回 JATAインターンシップ」を実施

更新日:2025年09月16日


JATAは、2025年8月25日 (月) ~30日(土)、9月1日(月)~6日(土)の期間、2025年度「第12回 JATAインターンシップ」を実施しました。
この研修は、旅行業への就職を第一志望として考えている大学3年生を対象に旅行業界の最新事情や魅力を伝えるとともに、就業体験を通して旅行業の実情や課題を体得し大学でそれらの課題について再び学び、旅行業界への就職意欲を高めることを目的として行われています。好評につき、今回も2回
(8月/A日程、9月/B日程)の開催となりました。

インターンシップには、観光系学部または観光系教員が在籍し、観光系の授業やゼミを実施している大学を中心に 19校(亜細亜大学、跡見学園女子大学、江戸川大学、桜美林大学、神奈川大学、川村学園女子大学、杏林大学、淑徳大学、玉川大学、帝京平成大学、東洋大学、獨協大学、日本大学、文教大学、名桜大学、明海大学、明治大学、立教大学、早稲田大学※五十音順)より64名 が参加、就業体験の受入企業として、JATA会員会社12社(エヌオーイー、沖縄ツーリスト、近畿日本ツーリスト、JTB、ジャルパック、東武トップツアーズ、T-LIFEホールディングス、日本橋夢屋、日本旅行、阪急交通社、名鉄観光サービス、ワールド航空サービス※五十音順)が参画しました。

 

■スケジュール
スケジュールは以下の内容で行われ、学生は6日間を通して旅行業界を総合的に体験できる充実のカリキュラムに臨みました。

JATA渡辺事務局次長

(株)リードポテンシャル
大嶋 博子氏

■1日目:講義「職業としての旅行業」、セミナー「インターンシップ ビジネスマナー研修」
初日は、旅行会社に就職するにあたり、その全体概要をつかむための講義やセミナーが行われました。

・講義「職業としての旅行業」
まず初めに、JATA渡辺事務局次長より「職業としての旅行業」と題し、観光・旅行に関する直近のトピックス、旅行業の将来像(JATA提言書提言書『ツーリズムで築く世界に誇れる日本の未来』)、業界内での現在の取り組みなど旅行業の概要と、旅行業界で働くことの意義について説明がされました。

・セミナー「インターンシップビジネスマナー研修」
続いて、(株)リードポテンシャル 代表取締役大嶋博子氏が以下3つのテーマに沿ってセミナーを行いました。大嶋氏は、就職活動で必要な考え方(マインド)や行動(アクション)や、ビジネスマナー(エントリーシートや面接での印象アップのコツ)について、ご自身が以前旅行会社に勤務されていた経験等を交え、具体的に役立つポイントを分かりやすく解説しました。
【テーマ】
1.旅行業を目指す就活の「今」と「必要な考え方」

2.他の人と差をつける”印象アップのコツ”  

3.「自分らしさ」で選ばれるために

■2~5日目:就業体験
2~5日目は、JATA会員会社の協力のもと、業態の違う2社で各2日間の就業体験をしました。
学生たちはそれぞれ異なる受入企業へ出向き、各企業が行っている様々な業務(商品企画、販売など)の見学やグループワークや社員との意見交換会など、実際の企業でのリアルに触れる貴重な機会となりました。
学生からは「実際に社員の方と会って会話をすることで、企業サイトの情報ではつかみきれない新しい一面を知ることができた」「自分がもしここで働いたら…ということを具体的に想像できて良かった」、企業からは「観光についての知識が豊富で何事にも積極的、志望度の高さを感じた」「学生ならではの視点・発想は企業側としてもためになり、今後の商品開発や人材育成のヒントと刺激をいただいた」など、双方に有益となったようです。

  

■6日目:実習振り返り
最終日の6日目は、これまでの振り返りとして、以下2つのグループワークを行いました。

・就業体験(2~5日目)の共有
異なる業態の様々な企業で体験した内容やそこで印象に残った学び・気づきについて、情報を共有しました。

・課題テーマの検討/発表
初日にあらかじめ示されていた課題テーマ「国際社会で活躍できる日本人を長期的・継続的に育成するためのアイディア」について、①ツーリズム、②現役大学生、③リアルで活かせる内容、④ワクワク感、の視点から、グループごとに提言を発表しました。

 

 

~JATA髙橋会長が学生にエールを送るサプライズも~

JATA髙橋会長

A日程では、JATA髙橋会長がインターンシップ会場を訪れ、学生たちへ挨拶をしました。
高橋会長は、「旅行業は、単にツアーをつくる仕事にとどまらず、人と人をつなぎ、異なる文化を結びつけ、時には国と国の理解を深める、社会に大きな影響を与える仕事。政府も成長産業と位置づけており、伸びしろはまさに無限大。若い皆さんの新しい発想や挑戦に期待しています」と学生にエールを送りました。