会報誌「じゃたこみ」 【国際関係部】
「WTA 2025年次総会」に参加しました

更新日:2025年12月04日


2025年11月18日(火)~21日(金)、WORLD TOURISM ALLIANCE(WTA)の理事会および総会が開催されました。JATAは創設会員(理事)として、国際関係部・谷村部長が代表で参加しました。

今回のテーマは “Beyond Boundaries: Venturing into the Infinite Horizons of Tourism”、初日に理事およびWTA役員とVIPを交えての歓迎レセプション、翌日に理事会と年次総会が開催されました。
理事会では下記8項目について討議・承認が行われ、その後年次総会でも全会一致で承認の運びとなりました。

■次第■
1. 議事の確認及び承認
2. 副会長兼事務局長の選任(Mr. Zheng Hao氏が満場一致で承認されました)
3. 2025年活動報告および2026年事業計画
4. 2025年会計報告および2026年予算案(予算規模:約4億円、50%が中国政府からの補助金)
5. 新会員加入および退会会員の件
6. 2025年WTA年次総会の開催準備状況
7. 議題①~⑥の理事会での承認の件
8. 新会員の入会セレモニー

その後、2日間にわたり観光関連のシンポジウムが行われました。基調講演では、イタリア政府観光局の事務局長やPATA CEO(Peter Semone氏)のほか、UN Tourismのプログラムコーディネーター、民間セクターからは国際マーケティング会社、マスタ-カードのアジア太平洋担当などが登壇し、スポーツツーリズムの取り組み(ロサンゼルス観光局)や、2035年の中国マーケット予測(PATA)、観光と教育の連携(Student & Youth Travel Association)などをテーマに講演を行いました。

講演ではツーリズムがいかにセクター間の垣根を超え連携していくか、といった内容が多く、体験や各種サービスの充実に取り組んでいる実例も紹介されました。また今回はAIの活用もテーマとなっており、AIを取り入れた観光サービス提供の事例も紹介され、一方では今後の課題点なども提起されました。

JATA国際関係部では、今後も理事としてWTAとの連携をより一層深め、関係構築ならびに最新の観光トレンドなど、情報収集に努めてまいります。