会報誌「じゃたこみ」 【関東支部活動報告】
若手管理職が意見交換会を実施
~2025年度 第2回 LADY JATA委員会~

更新日:2025年07月24日


2025年7月9日(水)、JATA会議室にて、「2025年度 第2回 LADY JATA委員会」が開催されました。
今回は、東京都ワーク・ライフ・バランス認定企業(株)ワカルク 代表取締役CEO 石川沙絵子様、事業推進パートナー 小室亜里砂様をお招きし、JATA会員各社の若手管理職(管理職経年の浅い方)との意見交換会を実施。

JATA関東支部 LADY JATA委員会・事務局からは7名、意見交換のためにゲスト参加したJATA会員会社管理職者が7名、計14名が参加しました。

*JATA関東支部 LADY JATA委員会
JATA関東支部の専門委員会の1つで、女性の視点で諸問題の改善案、環境整備、旅行販売促進などに関して、協議・検討を重ねることを目的として、平成24年6月に発足しました。年に4~5回の委員会を開催、各社の取組み事例や世代別・職種別等が抱える問題点や課題を議論し、他社の状況を共有することで問題意識を高め、業界として目指すべき女性活躍のビジョンを提言としてまとめています。

冒頭のLADY JATA/内尾委員長ご挨拶の後、今回のテーマ「管理職のやりがいと悩み」に基づき意見交換を開始。
グループは2つに分かれ、各グループに(株)ワカルク 石川様・小室様もそれぞれ入る形で行われました。尚、
今回は事前アンケートにて管理職での経年や現在の担務、管理職として日々心掛けていることや困ったこと・課題と感じることなどをヒアリングしており、約1時間の意見交換会では、その内容について各参加者が実際の体験談などを交えて説明することで、より理解が深まり相互共有が得られるものとなりました。
そして、ディスカッションした内容について、各グループで紙にまとめ、発表を行いました。

 

 
(上:意見交換会の様子、下:各グループによる発表の様子)

発表では、「会社が求める管理職像に自分がなれているのか不安」「管理職も誰かに相談したり自分と向き合う時間が必要」「子育てと一口に言っても年齢により働き方・働ける時間は変わる」「子育てと仕事の両立のために物理的な工夫(カレンダー管理など)をして時間をコントロールするよう心掛けている」など、様々な意見が出され、参加者が各自頷きながら共感しあう様子が印象的でした。

 

(株)ワカルク 石川沙絵子様

意見交換会の後は、(株)ワカルク 代表取締役CEO 石川沙絵子様による総括がありました。石川様は、「コロナ禍を経て、リモート化/フレックス化が社会に浸透してきたことで女性の働き方にはプラスとなっている。一方で、管理職としては、課員とのコミュニケーションや業務管理の面で見ると出社し対面した方が良い場面もある。会社により、業務内容により、それぞれにどのスタイルが適しているかを模索していく必要がある」とし、さらに、「自らの働きが評価とリンクしているか(適正か)という点も重要。目指したいと思う管理職像に向かっていく上でのモチベーションが変わるし、会社との信頼感や安心感にもつながる」と述べました。

 

 

 

 

JATAでは、LADY JATA委員会を通して女性活躍の促進、多様な働き方への提案等、観光・旅行業界の発展に向け今後も引き続き活動をしてまいります。