環境保全活動 山梨県富士河口湖町 西湖畔 オオキンケイギクの駆除活動実施報告
(平成25年10月5日実施)

更新日:2023年01月11日


(1)実施日 平成25年10月5日(土)
(2)実施場所 山梨県富士河口湖町 西湖畔
(3)参加者 30名
(4)協力 認定特定非営利活動法人 富士山クラブ
(5)活動内容
  • オリエンテーション:富士山周辺の自然環境、特定外来生物について学ぶ。
  • オオキンケイギクの抜取り。
    活動時間:45分、駆除量:約6500本(ゴミ袋8袋)
特定外来生物:
オオキンケイギクの特徴
  • 北米原産のキク科の植物。
  • 5~7月に黄色の花が咲く多年草であり、根に栄養をためて越冬する。そのため、駆除には地下茎までしっかり抜くことが重要となる。
  • かつて国道などの緑化事業にも採用され、道端や河川敷など広く分布。
  • 日本古来の生態系を壊すため、2006年に環境省特定外来植物に指定される。
(6)スケジュール
07:40
新宿から貸し切りバスで出発
11:00~11:25
富士山クラブ もりの学校にてオリエンテーション
富士山周辺の自然環境の状況、特定外来生物とは?
その影響とは? 作業をする上での注意点などについてレクチャー
11:45~12:30
オオキンケイギクの駆除活動
13:20~15:00
紅富士の湯 入浴・昼食
15:20~16:15
北口本宮冨士浅間神社 参拝・見学
18:30
新宿駅到着後に解散
(7)参加者の感想
  • ① 駆除(抜取り)活動をしはじめると、話すこともしばし忘れ、夢中に作業をしていた。
  • ② 活動時間が短く、中途半端になってしまったことが残念。
  • ③ 出発した時は、雨が強く作業ができるかどうか心配であったが、現地は小ぶりになっており活動ができ、また雨のおかげで、土がほどよくぬれていて、抜きやすかった。
  • ④ ターゲットのオオキンケイギクは、思ったよりも背丈が低く、抜き取り作業も簡単な作業であった。
  • ⑤ レクチャーを受けて、実際に活動を行い、活動意義や環境保全について関心が高まった。
(8)その他情報
  • 過去に駆除した周辺箇所は、生育量が少なくなっており、駆除活動を行うことの効果がある。
  • 今回活動をした場所は、晴れていれば富士山を背に臨む、美しい景観が広がる西湖の湖畔。
  • 山からくだけ、流れてきた砂利が活動場所にも混じっており、抜き取り作業を困難とさせるが、この砂利があったからこそ西湖にはクニマス(絶滅が危惧されていた)が生息している。

  • ターゲットを間違えないようレクチャー受けながら
    駆除作業をする参加者

  • ピックで根から丁寧に抜き取ることが重要


花期は終わっているが、冬も枯れずに、このまま越冬する


  • 抜取ったオオキンケイギクは、ゴミ袋に入れて焼却処分

  • 作業後は、拡散しないよう、マットで靴底を洗浄する