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更新日:2023年03月14日
一般社団法人 日本旅行業協会 社会貢献委員会は、「JATAの森」プロジェクトの一環として、11月3日(土)に埼玉県秩父市の三峰地区の山林で間伐作業を行いました。 会員の旅行会社の社員の方に参加していただき、森林の保全活動を行う本プロジェクトは、今年で4年目となります。
平成24年11月3日(土)9:00~16:45
埼玉県 秩父市 三峰地区
18名
樹木の成長に伴い葉で日光が遮られ、植生が悪くなることから保水能力が失われ、その結果水害の危険性が高まることを防ぐために行われるもので、混みすぎた状態になった森林を適度に間引いて、日の光を入れ残した植栽木が健全に生育できるような空間を作るという重要な活動です。
参照:林野庁のHP http://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/suisin/kanbatu.html
西武秩父駅よりバスで約1時間半離れた三峰地区の森林で、作業についてご指導いただく埼玉県農林公社の方々と合流し、約6名1組、3班に分かれた作業チームで間伐活動をスタートします。
まず、埼玉県農林公社の山中様より間伐の必要性をお話しいただき、ノコギリやヘルメット等の用具の正しい使い方まで細かくご指導いただきました。
つづいて、全員で準備運動を行い、実際に間伐を行う森まで登っていきます。
3班に分かれた作業チームは、それぞれの担当箇所で、公社の担当者の指導のもと、伐倒作業にとりかかります。ノコギリで切り込んでいくシンプルな作業でありますが、今年一番の冷え込みの中、汗をかきながら全身を使う作業です。
障害物の有無や斜面を滑り落ちないように安全面を考慮し、伐倒する方向を決め、倒れる方向に人がいないことを確認し、上記(左図)のA、B部分を切り込んでいき「受け口(∠)」を作ります。 その後、「追い口」として、上記(左図)のC部分を伐倒方向と真逆から切り込んでいき、伐倒します。
倒しづらい場合は、ロープを使って誘導し、安全に倒木します。
倒れた木は、そのままにせず、150センチほどの幅に切断し、滑り落ちないように木の前に固定する、その後の作業も重要です。
秋晴れの中、約90分の作業で9本を倒木しました
作業後、参加者全員で記念撮影
記念に倒木をコースターにし、持ち帰ることも
間伐作業の後は、三峯神社内で昼食休憩をし、最後に三峯神社の参拝と、境内を見学、散策しました。
宮司さんにご案内いただきながら境内を見学
今後の社会貢献委員会によるJATAの森活動は、来年度2013年7月ごろに宝登山中腹にて下草刈りを行う予定にしています。実際に自然と触れ合いながら行う環境保全活動に引き続きご参加、ご支援のほどよろしくお願いいたします。 なお、間伐活動を含めた本プロジェクトの実績により、2012年3月に埼玉県より森林CO2吸収量30.5t-CO2/年のCO2吸収効果の認証を受けました。これは、95人分の呼吸による年間CO2排出量に相当します。
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