会報誌「じゃたこみ」 【訪日】第24回中連協通常総会を実施
訪日旅行の本格再開に向けて一丸となって準備を

更新日:2023年12月22日


6月27日、中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会(以下中連協)は、第24回中連協通常総会を実施しました。総会では黒澤会長に代わって、新たに石田会長(JTB グローバルマーケティング&トラベル)が選任され、新体制での中連協がスタートしました。

石田新会長は就任の挨拶で、「アフターコロナにおける中国人の観光行動、嗜好の変化に着目し、中国の水際再開時の急激な戻りにもしっかり対応できるように会員一丸となって準備していく」と日中観光交流再開に向けて力強く抱負を述べました。

                                                   (石田新会長)

 

中連協は中国からの円滑な訪日旅行の実施と日中友好を目指しており、JATAが事務局を担っています。本年度の総会は定時総会、セミナー (①アフターコロナの中国市場の動向について ②大阪・関西万博の概要と万博を契機とした観光推進)、名刺交換会で構成され、会員会社49社が参加しました。

ご来賓の観光庁国際観光課アジア市場推進室寺井室長は「水際が緩和されたらぜひ地方に来てほしい。旅行会社の皆さんは地方の魅力を活かした旅行商品の準備をしてほしい」と中国からの訪日客の地方誘致を促がされ、外務省領事局外国人課の小林首席事務官は「早く中国の方と一緒に足湯に浸かりたい。いい印象を持った訪日客は周りの人々に伝える。これが日中友好の礎になる。旅行は経済という側面で語られることが多いが、友好を築ける観光に期待したい」と観光の持つ友好への力を語られました。
中国駐東京観光代表処の欧陽首席代表は「中国ではリベンジ旅行熱が高まっている。本年は日中平和友好条約締結45周年の節目の年であり、日中の文化・観光交流を通じて、両国友好の益々の発展に寄与していく」と述べました。

                      (観光庁国際観光課アジア市場推進室寺井室長)

                           (外務省領事局外国人課 小林首席事務官)

                              (中国駐東京観光代表処 欧陽首席代表)

 

総会後はJATA研修室にて「名刺交換会」が行われ、会員各社が懇親を深めました。
訪日への早い回復が期待される中国関連の行事とあって、マスコミの関心も高く、この日は業界メディア8社が取材に訪れました。