会報誌「じゃたこみ」 【関東支部活動報告】
〜持続可能な観光と地域イノベーションの最前線〜
「第13回 JATAインバウンドセミナー」を開催

更新日:2026年09月07日


2026年8月26日(水)、JATA関東支部インバウンド委員会は、 東京都議会議事堂1階・都民ホールにて「第13回 JATAインバウンドセミナー」を開催しました。

本セミナーは、次世代の観光業界を担う若手を含む実務者を対象に開催。昨今日本の観光産業は、政府の「第5次観光立国推進基本計画」に基づき「戦略産業」としての重要性を高める中、特定の地域への過度な集中によるオーバーツーリズム対策、地方誘客の促進、そして自然や歴史文化を活かした高付加価値な体験の提供といった、持続可能なツーリズムへの転換が強く求められています。そのような中、今回は東京都の施策展開や最前線のエリアイノベーション事例を通じ、実務で実践できる最新の知見を共有しました。
参加者は、登壇者含め昨年の143名を上回る151名となりました。

(左:JATA関東支部 足立雅彦支部長、右:東京都産業労働局 前田千歳観光振興担当部長)

セミナー冒頭で挨拶をしたJATA関東支部 足立雅彦支部長は、力強いインバウンド回復と観光産業の「戦略産業」化を歓迎しつつ、特定のエリアへの過度な集中によるオーバーツーリズム対策と地方誘客の必要性に言及。一過性のブームに終わらせない「持続可能な成長基盤」の構築を目指し、業界全体で構造転換を急ぐべきだと強調しました。次世代の業界を牽引する若手実務者に対し、新たな価値を創造するリーダーとしての大きな期待とエールを送りました。

続いて挨拶をした東京都産業労働局 前田千歳観光振興担当部長は、東京都を代表して挨拶を行い、世界の旅行デスティネーションとしての東京の魅力を発信し続ける方針を提示。多様化・高度化するインバウンドの受け入れと、東京が直面する都市課題の解決には、東京都、JATA、および民間の観光事業者が一体となり、より緊密で強固な協働関係を構築することが不可欠であると呼びかけました。

その後、以下の内容でセミナーが行われました。
東京都の観光施策、支援センターの紹介、訪日旅行に関する取組みや課題など、様々な角度からの講演が行われ、熱心にメモを取る参加者の姿も見られる有意義なセミナーとなりました。

(様々なテーマに沿った講演となりました。左から:村野 哲寛様、三木 元様、吉村 久夫様、大野 一様、上山 康博様)

第13回 JATAインバウンドセミナー 次第

◆東京都の観光施策について
東京都 産業労働局 観光部 企画調整担当課長 村野 哲寛 様

◆東京観光産業ワンストップ支援センターの事業説明と支援メニューの紹介
公益財団法人 東京観光財団 観光産業振興部 次長 三木 元 様

◆日本は6,000万人の外国人旅行者を受け入れられるか
帝京大学 経済学部 観光経営学科 吉村 久夫 様

◆「持続可能な観光」というものに取り組む意義とその取り組み方
観光庁 観光産業課 前専門官 大野 一 様

◆分散型ホテル「アルベルゴディフーゾ」、地域と共に観光需要を生み出すエリアイノベーション
株式会社百戦錬磨 代表取締役社長 上山 康博 様

(各セミナーの概要は こちら)