会報誌「じゃたこみ」 【広報室】
2024年度「広報担当者のための危機管理研修」を実施

更新日:2024年10月16日


2024年10月8日(火)、JATA研修室にて、「広報担当者のための危機管理研修」を実施しました。
本年度の広報研修は、まず5月に「広報基本業務セミナー」として、広報の心構え、およびメディアとのリレーションシップや危機管理例など、総論としての講義を開催。
そして今回10月はその続きとして、旅行会社における危機管理広報について、座学とワークショップを交えた実践研修として開催しました。

今回、参加者は46名、前回の5月に続いて参加された方も多く、旅行が活発に動き出し対応も多様化しつつある中、企業における広報の役割や責任が高まっていることを実感する研修となりました。
講師には、日本アイラック株式会社 クライシスソリューション事業部より、山下寿人(やました としと)氏、内藤智行(ないとう ともゆき)氏をお招きし、前半は座学による講義、後半は実際にテーマに基づいたワークショップによる実践研修を行いました。

 

■第1部(座学:約30分)
前半は「事故発生時における旅行会社の広報対応」と題し講義が行われました。
その中で、内藤氏は、以下の重要性を説明しました。
 ①広報リスク対応のポイント  
 ②初動対応、社外への情報発信  
 ③メディア対応のポイント(初動)
  

               
               座学による講義の様子

■第2部(ワークショップ:約140分)
後半は6つの班に分かれ、「事故発生時記者会見トレーニング(模擬記者会見)」として、各班ごとにテーマが配布され実際に記者会見をするワークショップが行われました。
具体的なテーマが用意され、会見を行う企業側と取材するメディア側に分かれての発表となりました。
会見(企業)側、記者(メディア)側、いずれも本番さながらの緊張感ある応答が行われ、そして、発表後には活発な意見交換や講師への質疑もあり、参加者はそれぞれの意見に真剣に耳を傾けメモを取っていました。

           
        ワークショップ(各班による記者会見準備)の様子

               
               模擬記者会見発表の様子

 

セミナー後のアンケートでは、「場数を踏まないとなかなかできないと実感した。今後も継続的・定期的に開催して欲しい」「講師から「良かった点」「改善点」を具体的に指摘してもらえたのはためになった」「言葉・発言だけでなく、映り方(テレビの場合)も重要であると知ることができた」等、リアルなロールプレイングが出来たことに対するコメントが多く寄せられました。
JATA広報室では、今後も皆様の広報活動にお役立ていただけるよう、様々なテーマでセミナーや研修を実施してまいります。