会報誌「じゃたこみ」 【総務部】
髙橋広行特別顧問と西澤重治運営役員が
令和8年度 陸運及び観光関連功労者関東運輸局長表彰を受賞

更新日:2026年06月25日


6月23日(火)、関東運輸局において令和8年度「陸運及び観光関連功労者関東運輸局長表彰」の表彰式が執り行われました。この表彰は、多年にわたりそれぞれの事業に精励し、業界の発展やサービスの向上に多大な貢献をした功労者に贈られるものです。

今年度、JATAからは髙橋広行前会長(現:JATA特別顧問、株式会社JTB取締役会長)と、西澤重治運営役員(株式会社IACEトラベル代表取締役社長)の2名がその栄誉に輝かれました。受賞されたお二人の主な受賞理由は以下の通りです。また、それぞれ、受賞に際してのコメントをいただきました。

<髙橋 広行 JATA前会長(現:JATA特別顧問)>

JTBにおける経営発展と「交流創造事業」への転換

 西日本地域を中心に商品造成部門「エースJTB事業部長や支店長を歴任し、東日本大震災発生時には本社旅行事業本部長として対策本部の陣頭指揮をとられました。また、ツーリズムの復活に向け、事業ドメインを「交流創造事業」へと移行し、業界の先頭に立って改革を推進されました。JTB社長就任後は「第3の創業」を掲げ、ブランド再構築や地域事業会社の統合を進め、「ソリューションモデル」への事業転換を推進し、経営改革を牽引されました。

JATA会長としての卓越したリーダーシップと業界のサステナビリティ推進

 コロナ禍より旅行マーケットの早期回復・地方分散に尽力。2023年には「JATA SDGsアワード」を創設し、業界全体のサステナビリティ経営を劇的に加速させました。また、アドベンチャーツーリズムの重要性にいち早く着目し、日本初となる国際サミット(ATWS 2023)の北海道誘致・開催にも多大な貢献を果たされました。

国際観光分野におけるプレゼンス向上と官民連携の強化

WTTC(世界旅行ツーリズム協議会)アジア太平洋地域副会長などの国際的な要職を務め、日本の知見をグローバルな議論に反映。さらに「ツーリズムEXPOジャパン」の実行委員長としてイベントをリードし、公式行事の「観光大臣会合」を国際的な政策対話の場へと飛躍的に進化させるなど、日本の観光業界の存在感を世界に高めた功績は極めて大きいと評価されました。

旅行マーケット復活の道筋、ご指導とご支援に感謝

受賞に際し髙橋特別顧問は「この度は、このような名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。また、受賞に際しましては、JATAをはじめ観光関係団体や企業の皆さまからの多大なるお力添えをいただきました事、あらためて深く御礼申し上げます。コロナ禍を経まして、旅行マーケットの完全復活にはまだ道半ばではありますがようやく道筋が見えてまいりました。今回の受賞は、ひとえに皆様のご支援とご指導の賜物であり、この場を借りて心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」と謝意を述べられました。

<西澤 重治 JATA運営役員>

高付加価値型ビジネストラベル企業への構造転換と株式上場の実現

株式会社IACEトラベル入社後、「顧客の立場に立った提案型サービス」を実践。取締役就任後は価格競争の激しい一般旅行手配から、専門性と付加価値の高い業務渡航(ビジネストラベル)手配サービスへと大胆なビジネスモデルの転換を断行されました。コロナ禍という未曾有の危機においては、徹底したデジタル化、独自のオンライン予約・管理システムの開発、組織体制の再構築を迅速に進め、これを「構造転換の機会」へと昇華。令和7年4月に株式上場を果たし、旅行業界における持続可能な経営モデルの成功例を示されました。

JATA運営役員としての業界への貢献と「量から質への転換」の牽引

平成30年よりJATAの運営役員に就任し、旅行業経営委員会副委員長として尽力。「旅行代理店から旅行会社へ」という視点のもと、自社で培った実践的な経営改革やデジタル化推進の事例を共有し、中小旅行会社の経営改善や業界全体の「量から質への転換」という意識醸成に多大に貢献されました。上場企業経営者としての知見を活かし、旅行業界全体の社会的信用力の向上と健全な発展を支える基盤となっています。

「ピンチをチャンスに変える」思いで

受賞に際し西澤運営役員は「この度は、関東運輸局長賞という大変名誉ある賞を賜り、心より感謝申し上げます。私は旅行業界に携わって以来、多くの方々との出会いとご支援に恵まれてまいりました。今回の受賞は、私個人ではなく、長年にわたり当社を支えてくれた社員、お客様、お取引先様、そして業界関係者の皆様のお力添えの賜物であり、心から御礼申し上げます。旅行業界は常に変化の連続です。私自身、どのような環境変化も前向きに捉え、「ピンチをチャンスに変える」という思いで歩んでまいりました。今後も旅行業界の発展に微力ながら貢献してまいります。この度は誠にありがとうございました」と感謝と決意を述べられました。

お二人のこれまでの情熱的な取り組みと、業界の未来を見据えた先導的なご功績に、心より敬意と祝意を表します。