会報誌「じゃたこみ」 【JATA活動】JATA髙橋会長 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の
グローバル・サミットに出席

更新日:2023年12月22日


 

 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のグローバル・サミットが、11月29-30日、サウジアラビアのリヤドで開かれ、日本からは観光庁星野国際観光部長、JATA髙橋会長、JNTO中山理事他が参加しました。髙橋会長は、WTTC副会長として「旅行は経済にとってのソリューションである」とのテーマで講演したほか、サウジアラビアのハティーブ観光大臣及び岩井サウジアラビア駐箚大使と会談しました。

 世界旅行ツーリズム協議会は、世界規模で活動するホテルや航空会社・空港、交通機関、旅行会社など観光関連企業のトップ約200名からなる団体で、その年次総会の際に、国際機関、各国政府、経済団体、企業、メディア等を招いた大規模なフォーラム(グローバル・サミット)を開催しています。2012(平成24)年には、仙台と東京で開催され、日本の震災からの復興ぶりについて世界に強くアピールしたところですが、その後のグローバル・サミットにおいても日本の観光の状況に関するアップデートをメディアに向けて発信しています。日本からはJTB、東日本旅客鉄道、西武グループ、日本航空等の会長・CEOがメンバーとなっています。

 開催国となったサウジアラビアは、石油輸出依存から脱却するため、2019年に世界に向けて国境を開き、観光振興に力を入れています。リヤド近郊のディルイーヤや北部アル・ウラーの遺跡(共に世界遺産)を資源としてホテル、博物館等の整備を行っているほか、ツーリズムEXPOジャパン、WTM、ITB等の国際的な大規模旅行博に積極的な出展を行っています。