会報誌「じゃたこみ」 【中部支部】
~JATA・ANTA共催~
2024年度「旅券事務説明会」を実施

更新日:2024年07月22日


2024年6月20日(木)、JATA・ANTA共催により2024年度「旅券事務説明会」が実施されました。
コロナ流行中の数年間、海外旅行に行くことが叶わなかった間にパスポートの期限が切れてしまったり、コロナ禍を経て海外旅行が徐々に回復に向かう中、旅券法の改正が行われ1年が経過したこと、また、マイナンバーカードとの関連についてなど新たな対応が生じていることなどを踏まえ、現在の最新情報の共有と理解を深めることを目的に行われました。
当日はJATA・ANTA合わせて、計11社13名が参加しました。

まずはじめに冒頭の挨拶で、星野事務局長は、旅券保有率の現状について触れ、海外旅行(アウトバウンド)の復活には旅券の取得率を上げることが重要である旨述べました。

その後、愛知県旅券センターの大竹様から現況の概要が話され、現在日本国旅券は、ビザなしで訪問できる国・地域が194カ国で世界一(計6か国同率一位)であること、昨年3月からは電子申請が始まり、8月からはクレジットカード決済も可能となることでパスポート取得の利便性が高まること、愛知県旅券センターでの発給混雑状況などの説明がありました。

続いて、同センターの田上様より旅券申請の手引き(令和6年5月版)に基づきより具体的に説明がなされました。一例として、提出書類については、戸籍謄本のみに変更となっている事と2枚以上は切り離さない事、写真については、服装・装飾品・顔の向き・表情・背景など注意が必要とのことでした。また、昨年3月から始った電子申請の現状について、利用状況が少ないことが課題であると述べました。一方で愛知県旅券センターでの待ち時間が長時間となっており、さらには県内市町村の旅券窓口がある市町村の方はそちらの窓口の利用もお願いしたいという要望もされ、その現状からも、電子申請への理解・周知とを積極的な利用が必要との認識を示されました。

最後の質疑・応答では、電子申請に関する質問や、マイナンバーカードと戸籍のフリガナが違う場合はどうすれば良いか、写真の背景・画像加工への対応などに関する質問など、今回の改正とその対応に関する内容についての質問が多く、関心の高さが伺えました。

      

 

             

ロゴマークに関する情報は こちらから

今年は海外旅行自由化が実現して60周年という節目の年。JATAではこの記念すべき「海外旅行自由化60周年」を追い風に、ロゴマークを作成等し会員会社で活用するなど、海外旅行完全復活に向けて機運醸成を図っています。そして、海外旅行と訪日旅行の双方向交流を関連各所と連携しながら、業界を挙げて旅券取得率の回復や海外旅行(アウトバウンド)の拡大に取り組んでまいります。
(JATA中部支部事務局長 星野 道佳)