会報誌「じゃたこみ」 2024年度
「広報基本業務セミナー ~ 広報が会社を変える !」を実施

更新日:2024年06月05日


2024年5月28日(火)、JATA研修室にて「広報基本業務セミナー ~ 広報が会社を変える !」を実施しました。
講師には、NPO法人広報駆け込み寺 代表の三隅説夫 (みすみせつお)氏、資生堂で広報部長を経て、現在はエバラ食品工業執行役員でコーポレート本部長を務められる上岡典彦 (うえおかのりひこ) 氏のお二人をお迎えし、広報担当者としての考え方、マスコミへの情報の伝え方などの基本業務や危機管理についてご講義いただきました。

 

         
      講師のお二人(左:三隅説夫 氏、右:上岡典彦 氏)

 

参加者は40名を超え、企業における広報担当者の役割の重要性が増していることを改めて実感するセミナーとなりました。
前半は三隅説夫 (みすみせつお)氏による「広報の心構え、総論」の講義が行われ、その中で三隅氏は「広報は社会との信頼関係を
築くための架け橋、広報は「経営機能そのもの」。組織の良いニュースを発信する「攻め」と不祥事が起きた時の危機管理対応としての「守り」の両面を、誠実にそしてスピード感を持って丁寧に対応することが大切」と広報の重要性について説かれました。
そして後半は上岡典彦 (うえおかのりひこ) 氏によるメディアリレーション、インターナルコミュニケーション、危機管理のポイントについて講話がなされ、「広報パーソンの武器は『想像力』。メディアをはじめとした各ステークホルダーとの関係性構築、エンゲージメント向上のために広報はどのように寄与できるか、有事は必ずやってくるが有事を左右するのは平時の準備、いずれについても日頃からどれだけ『想像力』を働かせ思いを巡らすことができるかにある」とご自身の経験や現場事例を交えたお話を頂きました。

 

      
      セミナー会場の様子

 

セミナー後のアンケートでは、「大変参考になった。広報の役割・姿勢・心構えの講義は分かりやすくとても良く理解できた」「具体的な戦略広報の例が興味深く、自社でもそのような広報になるよう取り組んでいきたい」「リスクに対するケーススタディなどを絡めた、危機管理に重点を置いたセミナーを開催して欲しい」等、前向きで積極的なコメントが寄せられました。
また、「危機管理についてもっと学びたい」との声も多数あり、JATA広報室では下期に「危機管理広報」に特化したセミナーを実施する予定です。