会報誌「じゃたこみ」 【JATA活動】
「2024年度JATA会長表彰」、「第2回 JATA SDGsアワード」
「ツアーグランプリ2024」の表彰式を開催しました

更新日:2024年08月09日


2024年7月10日(木)、全日通霞が関ビル8階会議室にて、JATAは「2024年度JATA会長表彰」、「第2回  JATA SDGsアワード」、「ツアーグランプリ2024」の各表彰式を開催しました。

 

■2024年度JATA会長表彰
この表彰は、JATAの活動や旅行業における貢献や認定制度合格者に対し「功績表彰」「永年勤続表彰」「エリア・スペシャリスト全エリア認定表彰」を行うもので、JATA髙橋会長より各受賞者へ表彰状が授与されました。
※各部門の受賞者詳細(JATAニュースリリース)は こちら 

 

■「第2回 JATA SDGsアワード」
この取組みは、旅行業界における「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた取組みの推進を目的に、SDGsに関する優れた取組みを広く周知することで、他の会員会社の模範となり、業界全体の主体的な取組みを後押しする趣旨で実施され、今年で2回目となります。17の目標を4つのテーマ・部門に分けて募集。今年は18社から50件の応募があり、その中から「経済・産業部門」より株式会社 読売旅行の取組みが大賞に選ばれました。
※各部門の受賞者詳細(JATAニュースリリース)は こちら

【大賞】
■ツアータイトル
常磐沖の海産物など福島県「浜通り」地域の味覚と新たな魅力を体験する一般向けツアーを販売・実施し、「浜通り」の風評払しょくと復興を後押しする取組
■会社名
株式会社 読売旅行  

 

               

       右から4名/大賞を受賞された読売旅行の方々(最左は表彰状授与をされたJATA髙橋会長)

このツアーは、震災で大きな打撃を受けた福島県「浜通り」地域の魅力を再発見し、風評払拭と復興を目指すもので、地元の農園訪問体験や地元の海産物を食べて応援するなど、観光を通じて地域経済の発展をサポートし、持続可能な開発目標の達成に向けた具体的な行動をツアー化したモデルケースとして評価されました。

 

■「ツアーグランプリ2024」
ツアーグランプリは、旅行業における企画力およびマーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的に、海外旅行・国内旅行で優れた企画旅行(募集型・受注型)、及び訪日旅行で実施された企画提案の中から優れた作品を表彰するものです。
対象は、2023年4月から2024 年3月末までに催行された募集型・受注型企画旅行及び、訪日旅行等で実施された企画提案。「斬新性」「事業性」「業界貢献度」の3項目を主なポイントとし、委員会の審査にて国内・海外・訪日旅行の各部門の中から「優秀賞」 「審査員特別賞」「観光庁長官賞」を選出。そして、全応募作品(153作品)の中から、最も高い評価を得たものを「国土交通大臣賞」として表彰しました。30回目の節目を迎える今年は、株式会社 雨風太陽のツアーが国土交通大臣賞に選ばれました。
※各部門の受賞者詳細(JATAニュースリリース)は こちら

 

           

     各賞を受賞された方々(後方)と審査員の方々(前方)               国土交通大臣賞 受賞 : 株式会社 雨風太陽/木勢 翔太さん

このツアーは、全国8,000名を超える農家さん、漁師さんが登録するオンラインマルシェを運営する会社としての繋がりを活かして、農山漁村での滞在により、生産者さんの説明のもと、生き物が食べ物になる瞬間の体験を通じて食の大切さを学ぶとともに、コロナ禍で定着したリモートワークを組み合わせて「親子」で一緒に地方留学ができる企画。生産者さんからの学びとともに、地方の魅力を知り、愛着を持ってその土地への再訪や、農家さん・漁師さんとの関係性の構築など、関係人口創出型の新しい旅行 スタイルが高く評価されました。
授賞式後に行われた記者会見でも記者の方々よりツアーに関する質問があり、主なターゲットは親子で、親子一緒に生産者のもとで自然に触れて命の大切さを学ぶ地方留学プログラム(地域の魅力を発信)であること、参加した家族同士で親睦が深まりそこから口コミで広がり参加者が増えてきていることなどが紹介されました。

JATAはこれからもこのような取組みを通して旅行業界としての業界の方向性・メッセージを発信するとともに、時代により変遷していく課題の解決や旅の魅力を伝え旅行の発展に貢献してまいります。