DI値は3ヵ月前(7～9月)から-7ポイント低いマイナス11。
3ヵ月後(1～3月)は-5ポイント低下しマイナス16。
6ヵ月後(4～6月)は現況よりも-1ポイント低いマイナス12。

現況は台風等の自然災害や消費増税による消費マインド低下の影響からDI値が低下し、2期連続のマイナス値となった。また、シニアが2016年9月以来のマイナス値となった。

国内旅行全般の業況について

自然災害や消費増税の影響を受け、業況は全体的に低下。
3ヵ月後も低下の見通し。団体旅行はスコアの上昇がみられた。
6ヵ月後は団体旅行の回復に伴い、3ヵ月後の見通しより上昇する見込み。

総合

国内旅行全般の業況は、3ヵ月前(7～9月)から-7ポイント低下。3ヵ月後(1～3月)の見通しも厳しい状況だが、6ヵ月後(4～6月)は回復する見込み。
客数についても大きく低下。3ヵ月後(1～3月)、6ヵ月後(4～6月)も低下の見込み。種別の業況では「第1種」(-10ポイント)、「第2種」(-3ポイント)は低下、対して「第3種」(+7ポイント)上昇した。

現況は全体的に低下。一方で団体旅行(教育旅行)は回復を見せた。

国内旅行全般は3ヵ月前(7～9月)より-7ポイント低下し、マイナス11。客数はマイナス14。

• 個人旅行については、今年のGW10連休が好調だった分、夏休み以降は落ち込みが続いている。来年春に向けては回復を期待している。(第1種)
• 台風被害が旅行の需要を下げている。(第1種)
• 増税・景況感からか鈍化気味。(第1種)

3ヵ月後(1～3月)は引き続き厳しい状況が予想される。

国内旅行全般の3ヵ月後(1～3月)は-5ポイント低下しマイナス16。6ヵ月後(4～6月)は+4ポイント上昇しマイナス12。
客数の3ヵ月後(1～3月)は-3ポイント低下しマイナス17。6ヵ月後(4～6月)は-1ポイント低下しマイナス18。

• 相対的に取り扱い規模は減少傾向。決して需要が減少しているわけではなく、お客様の旅行会社のHPなどへ、直接予約を行っているのではないかと思う。(第1種)
• 個人旅行は店頭申込みではなく、ネット旅行社にシフトしている。(第2種)
• シニア層の直販化が加速しているように感じる。(第1種)

国内旅行の需要動向(方面別)

• 現況は3ヵ月前(7～9月)に比べ、全ての方面で低下となった。なかでも「東京(TDRを含む)」「沖縄」で-14ポイントと低下の幅が大きい。
• 3ヵ月後(1～3月)は「関東」(+4ポイント)、「東京(TDRを含む)」(+2ポイント)で上昇の見込み。6ヵ月後(4～6月)は加えて「北海道」「東北」に上昇がみられるが、その他方面は微増や横ばいの見通し。

(単位:DI)

	1年前 (10～12月)	9ヵ月前 (1～3月)	6ヵ月前 (4～6月)	3ヵ月前 (7～9月)	現況 (10～12月)	3ヵ月後 (1～3月)	6ヵ月後 (4～6月)
北海道	-29	-11	3	-7	-9	-25	-19
東北	-31	-32	-16	-17	-28	-32	-29
関東	-15	-13	-7	-6	-18	-14	-13
東京(TDRを含む)	3	4	1	-1	-15	-13	-11
東海・北陸	–	–	-6	-13	-22	-23	-21
関西	–	–	-3	0	-12	-13	-12
中四国	–	–	-16	-14	-22	-26	-28
九州	-4	-7	0	-14	-16	-16	-16
沖縄	–	–	1	-3	-17	-17	-17

※「東海・北陸」「関西」「中四国」「沖縄」は、2019年6月調査で聴取方法を変更したため、以前のデータなし

国内旅行の需要動向(団体旅行)

• 現況は3ヵ月前(7～9月)に比べ、「大会・コンベンション」が+2ポイント、「教育旅行」が+12ポイント上昇したが、「インセンティブ」は-1ポイント低下した。
• 3ヵ月後(1～3月)は団体旅行全般で大幅な低下の見込み。6ヵ月後(4～6月)では持ち直しがみられるも厳しい状況が続く見通し。

	1年前 (10～12月)	9ヵ月前 (1～3月)	6ヵ月前 (4～6月)	3ヵ月前 (7～9月)	現況 (10～12月)	3ヵ月後 (1～3月)	6ヵ月後 (4～6月)
インセンティブ	-8	-23	-5	-4	-5	-19	-13
大会・コンベンション	–	–	-10	-7	-5	-16	-13
教育旅行	0	-25	-7	-12	0	-12	-5

※「大会・コンベンション」は、2019年6月調査から聴取したため、以前のデータなし

国内旅行の需要動向(個人旅行)

• 現況は3ヵ月前(7～9月)に比べ、「ファミリー層」で-12ポイントの低下となった。他層でも若干の低下がみられ、堅調だった「シニア」もマイナス圏に低下した。
• 3ヵ月後(1～3月)は、「学生」が+8ポイントの上昇となるが、「ファミリー」「OL」「シニア」は横ばい。6ヵ月後(4～6月)は「ファミリー」が+4ポイント、「シニア」が+2ポイント上昇の見通し。

	1年前 (10～12月)	9ヵ月前 (1～3月)	6ヵ月前 (4～6月)	3ヵ月前 (7～9月)	現況 (10～12月)	3ヵ月後 (1～3月)	6ヵ月後 (4～6月)
ファミリー	-13	-4	-1	-7	-19	-20	-16
OL	-31	-29	-25	-32	-35	-34	-33
学生	–	–	-24	-35	-38	-30	-32
シニア(60歳以上)	8	0	9	1	-2	-4	-2

※「学生」は、2019年6月調査から聴取したため、以前のデータなし

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