コロナ禍以前の旅行トレンド 2017年3月期(第4回)旅行市場動向調査~国内

更新日:2022年03月02日


旅行動向調査

2017年3月期(第4回)旅行市場動向調査~国内

2017年3月16日

国内旅行DIは、12月期(-11)より3ポイント下降してマイナス14

3ヶ月後は、12ポイント上昇しマイナス2へ。6ヵ月後は、6ポイント上昇し、マイナス8へ。

国内旅行全般の業況について

現況は12月期より3ポイント下落し、見通しを1ポイント下回るマイナス14に。
3ヵ月後は大幅な上昇見通し(マイナス2)

総合

12月期より3ポイント下落し、見通しを1ポイント下回るマイナス14に。業態別では国内旅行ホールセラーが大きく43ポイント上昇。インハウスも12ポイント上昇し最上位へ。
方面別では、京阪神が3ポイント下降するも最上位を維持。北海道は13ポイント下落、東北は15ポイント下落し、下降気味。

現況(1~3月) 京阪神は3ポイント下落も最上位を維持。九州は回復傾向。

  • 5つ星の宿に人気がある。海外の低迷で購買力のあるシニアを中心に高級感のある国内旅行が人気の気配。(第1種/総合旅行会社)
  • スキーを目的とした上信越は比較的好調。(第1種/インハウス)
  • 国内旅行全般は3ヵ月前(10~12月)より3ポイント下落し、-14。

3ヵ月後、6ヵ月後の見通し 全体的に上昇傾向。京阪神が4ポイント上昇しプラスへ

  • 4月に名古屋にはじめてのテーマパークが開園することにより旅行需要は増加すると予測。(第1種/総合旅行会)
  • 九州ふっこう割販売期間は九州の販売が増え遠方の販売が落ち込んでいたが、ふっこう割が終了し、遠方への旅行が戻ってきている。(第1種/総合旅行会社)
  • 3ヵ月後(4~6月)は12ポイント上昇し-2。6ヵ月後(7~9月)は6ポイント上昇し-8。

(単位:DI)

  2年前
(1~3月)
1年半前
(7~9月)
1年3ヵ月前
(10~12月)
1年前
(1~3月)
9ヵ月前
(4~6月)
6ヵ月前
(7~9月)
3ヵ月前
(10~12月)
現況
(1~3月)
3ヵ月後
(4~6月)
6ヵ月後
(7~9月)
国内旅行全般 -2 16 9 -6 -13 -10 -11 -14 -2 -8
※-13 ※-12

※2016年12月期調査見通し数値

  1年半前
(7~9月)
1年3ヵ月前
(10~12月)
1年前
(1~3月)
9ヵ月前
(4~6月)
6ヵ月前
(7~9月)
3ヵ月前
(10~12月)
現況
(1~3月)
3ヵ月後
(4~6月)
6ヵ月後
(7~9月)
総合旅行会社 32 11 4 -13 -13 -18 -19 13 11
国内旅行
ホールセラー
-10 -20 -83 -20 -28 -43 0 33 50
リテーラー1 41 25 0 -34 -21 -39 -19 -6 0
リテーラー2 8 6 -7 -11 -9 -3 -16 -5 -13
インハウス 9 10 -2 -8 8 -5 7 -4 -7
ネット系旅行会社 -33 -44 -33 -67 -67 -67

国内旅行の需要動向(方面別)

現況は、京阪神は3ポイント下落も最上位を維持。
九州は回復傾向。北海道、東北は大きく下落。

  • 現況は3ヵ月前(10~12月)に比べ、京阪神は3ポイント下落も±0で最上位を維持。九州は4ポイント上昇し回復傾向。北海道・東北は大きく下落し下降傾向。他の地域はほぼ横ばい。
  • 3ヵ月後(4~6月)は、全体的に上昇傾向。京阪神が4ポイント上昇しプラスへ。九州は3ポイント上昇し回復傾向。北海道、東北とも上昇傾向。

(単位:DI)

  1年前
(1~3月)
9ヵ月前
(4~6月)
6ヵ月前
(7~9月)
3ヵ月前
(10~12月)
現況
(1~3月)
3ヵ月後
(4~6月)
6ヵ月後
(7~9月)
北海道 -16 5 5 -12 -25 -14 -4
東北 -30 -23 -24 -26 -41 -29 -24
東京(TDR・横浜を含む) 6 -4 3 -4 -3 -4 -5
関東 -13 -17 -12 -18 -17 -11 -17
甲信越 -22 -27 -17 -25 -28 -24 -22
伊豆・箱根(静岡を含む) -17 -26 -17 -27 -20 -16 -16
愛知・岐阜・三重 -16 -20 -18 -24 -21 -18 -20
北陸 15 -4 -9 -10 -15 -16 -16
京阪神(京都・大阪・USJ) 9 9 3 3 0 4 0
近畿 -1 -15 -15 -21 -24 -19 -21
山陽・山陰 -16 -23 -22 -22 -29 -22 -24
四国 -28 -26 -26 -32 -29 -30
九州 -4 -70 -36 -26 -22 -19 -19
沖縄・奄美 5 -5 -2 -3 -2 -3 -5

国内旅行の需要動向(団体旅行)

  • 現況は3ヵ月前(10~12月)に比べ、全体的に下降傾向。教育は、17ポイントと大きく下落。
  • 3ヵ月後(4~6月)は、3月期より全体的にやや上昇。教育は、2ポイント下落と下降傾向。

(単位:DI)

  1年前
(1~3月)
9ヵ月前
(4~6月)
6ヵ月前
(7~9月)
3ヵ月前
(10~12月)
現況
(1~3月)
3ヵ月後
(4~6月)
6ヵ月後
(7~9月)
招待・報奨 -19 -25 -23 -19 -28 -21 -23
職場 -25 -20 -17 -22 -31 -19 -24
サークル・親睦 -18 -24 -17 -17 -28 -26 -27
教育 -16 -16 -16 -4 -21 -23 -28

国内旅行の需要動向(個人観光旅行)

  • 現況は3ヵ月前(10~12月)に比べ、シニアは2ポイント下落もプラス5とプラスを維持。ファミリーは6ポイント上昇。
  • 3ヵ月後(4~6月)は、シニアは5ポイント上昇しプラス10へ。一人旅は5ポイント上昇し上昇傾向。

(単位:DI)

  1年前
(1~3月)
9ヵ月前
(4~6月)
6ヵ月前
(7~9月)
3ヵ月前
(10~12月)
現況
(1~3月)
3ヵ月後
(4~6月)
6ヵ月後
(7~9月)
OL -26 -36 -26 -28 -31 -30 -29
ファミリー -17 -24 -5 -19 -13 -16 -8
一人旅 -29 -30 -27 -30 -25 -24
シニア(60歳以上) 8 1 -1 7 5 10 7

旅行市場動向調査について

一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)では、JATA会員および中連協会員各社へ調査モニターへの登録を依頼し、会員1,188社中、登録のあった567社を対象として、四半期ごとに「旅行市場動向調査」を実施し、その結果を発表しております。

「旅行市場動向調査」は、現況・先行き(3ヵ月後)についてのアンケートを実施し、旅行市場の動向を把握することを目的としております。

調査では各質問事項に対し「良い」「普通」「悪い」「取り扱っていない」で評価を求め、回答数から「取り扱っていない」(無回答を含む)の回答を除いたものを母数として各回答のシェアを算出し、「良い」を選んだ割合(%)から「悪い」を選んだ割合(%)を引いて、「DI」(=DiffusionIndex ディフュージョン・インデックス)という景気動向指数に加工して発表しています。DI値の範囲は、全て良い(100)から、全て悪い(-100)の間の評価となります。

調査概要

調査地域
:全国
調査対象
:JATA会員各社、中連協会員各社の経営者など
調査方法
:インターネット調査
調査期間
:2017年2月7日(火)~2月23日(木)
設定数
:567社
回収数
:282社
回収率
:49.7%

業態別区分について

「旅行市場動向調査」では、各業況を業態別に分析しています。
各業態の定義と今回調査での回答件数は下記の表の通りとなっています。

業態名 定義 社数 比率
総合旅行会社 全国にネットワークを持ち、全分野に商品を持つ大規模な旅行会社 39 13.8%
海外旅行ホールセラー 海外旅行を専業とするホールセラー会社 17 6.0%
海外旅行系旅行会社 旅行業の取扱額が50億円以上で、うち海外旅行の取扱額が80%以上の旅行会社 13 4.6%
国内旅行ホールセラー 国内旅行を専業とするホールセラー会社 3 1.1%
リテーラー1 上記以外で旅行業の取扱額が30億円以上の旅行会社 21 7.4%
リテーラー2 上記以外で旅行業の取扱額が30億円未満の旅行会社 132 46.8%
インハウス 親会社の業務渡航などを中心に行っている旅行会社 34 12.1%
ネット系旅行会社 上記以外でインターネット販売が中心である会社 4 1.4%
訪日旅行系旅行会社 上記以外で訪日旅行販売が中心である会社 19 6.7%

*ホールセラー:パッケージツアーの企画・販売を専門に行う旅行会社

この資料に関するお問い合わせ

JATA広報室
  • TEL (03)3592-1244