海外旅行関連情報 「第二回日中観光代表者フォーラム」報告

更新日:2022年04月04日


2022年1月28日

開催概要

東京会場 山梨県プレゼンの様子
紹興市会場
東京会場の様子

1.日時

2021年12月7日(火) 10:00~12:30

2.会場

中国文化センター(東京都港区虎ノ門3-5-1 37  森ビル1F)

3.イベント

第二回日中観光代表者フォーラム
オンラインにて中国紹興でのフォーラムの様子を、文化センターにて視聴

4.組織構造

主催者 中国文化和旅游部
引受会社 中国浙江省文化和観光庁、紹興市人民政府
執行機関 紹興市文化広電観光局
協力機構 中国旅行協会、日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)
日本観光振興協会、日本政府観光局(JNTO)
後援機構 日本国土交通省

5.参加者

【東京文化センター会場】
日本国土交通省観光庁、日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)、 日本観光振興協会、日本政府観光局(JNTO)、日本旅行と航空などの関連企業、 メディア代表など

【紹興市会場】
中国文化和旅游部、外務省、民航局、地方文化和観光庁(局)、旅行企業、 航空会社、業界協会、文化旅行学院、世界観光連盟、国際山地観光連盟、 世界観光都市連合会、日本駐中国大使館、日本政府観光局駐中国事務所、 日本観光と航空など関連企業の商会、日本人代表など

実施内容

浙江省政治協商会議 呉晶副 主席
中国文化観光部 張旭副 大臣
国土交通省 齋藤鉄夫 部長
ビデオメッセージ

第二回日中観光代表者フォーラムが12月7日、浙江省紹興市で開催されました。
東京・虎野門の中国文化センターに設置されたサブ会場には、日本側の関係者約50人が集まり、オンラインにより同時中継された紹興市でのフォーラムの様子を視聴し、日中両国の代表による発表に耳を傾けました。

冒頭で挨拶した浙江省政治協商会議の呉晶副主席は、「アフターコロナ時代における旅行・観光業界のテクノロジー活用による観光回復・促進」をテーマに掲げた同フォーラムについて、「日中ハイレベル人的・文化的交流協議メカニズムの初会合で得られたコンセンサスを徹底する重要な取り組み」であることを指摘し、「アフターコロナの時代におけるハイテクの活用を通じた日中観光業の再開と発展を検討する意義は大きい」と強調しています。
また、中国文化観光部の張旭副部長は、「世界的な感染拡大が続いているコロナ禍の状況は厳しく、観光の回復に不確実性をもたらしており、引き続き支援策を実施していく必要がある」という認識を示し、「テクノロジーの活用が日中両国の観光の発展に新たなチャンスをもたらす」と語る一方、観光業の質の向上・高度化の促進や文化と観光のイノベーション・融合の深化に積極的に取り組む考えを示しました。

同フォーラムにビデオメッセージを寄せた斎藤鉄夫国土交通大臣は、「日中両国の観光を代表する方々が集い、両国間の相互往来の促進、特に、日中双方の地方部への訪問を重視するフォーラムは、大変に意義のあるイベント」と強調。「新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響によって日中間の人的往来も困難な状況にある中で、観光交流の復活・発展に向けて着々と準備を進めている両国の観光業界に敬意と感謝を申し上げる」と語りました。

斎藤大臣は、「コロナ禍によって日本の観光資源の魅力まで失われたわけではなく、日中両国による様々な取り組みが実を結ぶよう願っている」と表明。2022年が日中国交正常化50周年という節目を迎えることにも言及し、「10月の日中首脳会談でも両国間の経済・相互往来を後押しすることで一致しており、今まで以上に活発な観光交流が実現することを期待している」と結びました。

今回のフォーラムで得られた共通の認識については、「第二回日中観光代表者フォーラム紹興宣言」として採択されています。
第3回日中観光代表者フォーラムは、年内に和歌山県で開催される予定です。