太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 SARSに関する報道の取り組みに関し、PATAが要請

更新日:2023年03月03日


SARSの再発に関する報道のあり方について、PATAは各メディアに対し、加熱した報道を控えるよう要請を出しました。PATAプレジデント&CEOのピーター・デ・ジョン氏は、「昨年のような、やおら一般大衆の恐怖心をあおるような報道は控え、メディアとしてのプロフェッショナリズム精神をもって、冷静に正しい情報を伝えるよう努力してほしい・・・10ヶ月前の異常なパニックによりアジア太平洋地域の旅行業界に従事する何千人という人が仕事を無くしてしまったようなことは、二度と起きてはならない。」と語っています。去る1月8日、WHOは「呼吸系のいくつかの病気にはSARSとよく似た症状を伴うものもあり、特に冬の時期にはそうした病気が発生する率がもっとも多くなり、なかには肺炎を引き起こすものもある。この先、数週間はそうした症例がもっとも多く報告される」としています。「PATA地域において旅行者の安全を確保するためには、常に万全を期さなければならない。PATAは我々旅行業界にとって脅威となる如何なるものにも備えるよう、業界が一丸となって対処していけるようコミュニケーションの主導的役割を果たしていく。」と、前出のピーター・デ・ジョン氏は語っています。PATAは、SARSの疑いがあるような場合は、早急な処置と問題解決にむけての断固とした処置を行うように各関係政府筋に要請すると共に、衛生当局関係機関は常にSARSに関する最新情報を提供するようにとの要請を提出しております。SARSを含む衛生保健に関する最新情報については、WHO(世界保健機関)のWEBサイトをご覧下さい。